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目次
- 1 体育館床フローリングメンテナンスについて
- 2 清掃管理の必要性
- 3 特別清掃におススメのDCPラバークリーナー
- 4 クリンガードとは
- 5 ウレタンメンテナンス・ウレタントップコート「リ・サーフェス」
- 6 床研磨塗装について
- 7 その他の体育館床メンテナンスの記事はこちらから
- 8 体育館床工事・床メンテナンス事例
- 8.1 ~Case Study1~新潟県スポーツコートライン
- 8.2 ~Case Study2~山梨県体育館床フローリング不良ヵ所貼り替え
- 8.3 ~Case Study3~野田市体育館床金具改修工事
- 8.4 ~Case Study4~バスケットボールゴール板取り付け及びバレーボール・バドミントン用床金具取り付け
- 8.5 ~Case Study5~バスケットボール板(器具)昇降機メンテナンス
- 8.6 ~Case Study6~体育館長尺フロアーコートライン引き
- 8.7 ~Case Study7~千葉県市川市スポーツ競技用コートライン引き替え
- 8.8 ~Case Study8~福島県体育館床工事(鋼製床下地組)
- 8.9 ~Case Study9~体育館アリーナ床研磨塗装・床改修工事
- 8.10 ~Case Study10~富士体育館床金具修繕改修・フローリング張り替え・床研磨塗装
- 8.11 ~Case Study11~東京都体育館木床ドラムサンダー掛けウレタン塗装
- 8.12 ~Case Study12~体育館床ウレタン塗装メンテナンス
- 8.13 ~Case Study13~体育館・配管の改修に伴う床撤去更新について
- 8.14 ~Case Study14~体育館ステージ鋼製床下地及び捨て貼り・フローリング張り
- 8.15 ~Case Study15~体育館スポーツアリーナサンダー掛け・ポリウレタン塗装
- 8.16 ~Case Study16~東京都体育館アリーナ研磨塗装について
体育館床フローリングメンテナンスについて
体育館床のフローリングメンテナンスってどうやっておこなっているのかを掲載しました。
体育館床のメンテナンスってワックスってイメージを持たれている方も多いと思いますが、本来、新築と同様のコンディションにすることが好ましいんです。
体育館床部材の一つひとつが、スポーツ競技に適した性能になるようテスト・試験をくり返し開発されています。
そのため、安易に異なるメンテナンス用品を使ってしまうとスポーツ競技に障害をもたらしてしまうんです。
体育館床のメンテナンスには日常的な清掃をはじめ、汚れがこびり付いたときの特別清掃、グリップ力を回復させるためのメンテナンス、点検に伴う補修などがあります。
これらを組み合わせて定期的に行うことで、より良いフロアコンディションが維持できるのです。
ここでは、どのような状態であれば、どのようなメンテナンスが必要なのかを写真を交えて解説していきます。
また、その際におすすめなメンテナンス用品についても掲載しました。
日常清掃や特別清掃の際、ご自身で利用できるメンテナンス用品です。
最後の方では、保護管理や補修管理といった事例について、どのように行っているのかをご覧いただけます。
メンテナンスには体育館専用のものを使いましょう
内容 | 体育館床フローリングメンテナンス及びメンテナンス用品について |
日常清掃 | 清掃用品:DPCドレッシング |
特別清掃「汚れの除去」 | 清掃用品:DPCラバークリーナー |
保護管理 | メンテナンス方法:ウレタンメンテンス・ウレタントップコート |
補修管理 | メンテナンス方法:レジペントフローリング再生・フローリング張り替え・床金具修繕・体育器具修繕・床研磨塗装・鋼製床下地修繕・調整など |
まずは基本となる維持管理されるべき3点を読んでください!
体育館床フローリングは、使用が激しいほどメンテナンスが重要となります。
体育館床フローリングには、維持管理されるべき3点があります。
1.清潔を保つこと、
2.床表面の光沢・すべり等を最適な状態に保持すること
3.破損及び摩耗ヵ所が放置されていないこと
※2の床表面の光沢については塗装による光沢のことでワックスがけを行い光沢を整えることではありません。
なぜ!?体育館床のメンテナンスにワックスをおすすめしないのか?
コートラインプロのサイトで何度も書かせていただいていますが、体育館床フローリングへのワックスは掛けは体育館床工事に関わる団体・組織ともにおススメしていません。
理由としては、新築時と同様の塗料である、ポリウレタン塗装にて体育館床フローリングのメンテナンスをとしようと思っても、ワックスに含まれる成分によって塗料のはじきが起こってしまい、そのままではメンテナンスができなくなからです。
本来、体育館床フローリングは日常清掃を維持することにより、特にワックスを塗る必要がありません。
1度ワックスを塗ってしまうと、その上には塗料が塗れなくなります。
再塗装を行おうと思っても、ワックスを取り除くための作業が必要となるためコストが割高となってしまうのです。
そのため、体育館床工事に関わる団体・組織はワックスは、絶対に使用しないで下さいと提言しています。
日常清掃と劣化に対するメンテナンスについて
それでは、日頃のメンテナンス~どのような状態であればどのようなことをすれば良いのかご紹介します。
日常の汚れではどのようなメンテナンス用品を使えば良いのか、また劣化を放置すると、どのような状態になるのかがご覧いただけます。
常に、フロアコンディションをより良い状態に保つには、日常清掃をはじめとする維持管理が適切に行われていなければなりません。
体育館スポーツフロアーの性能は経年によってある程度劣化することはやむを得ませんが、その速度や程度は維持管理の仕方によって大きな差が生じるからです。
適切な維持管理及劣化点検・リフォームにより、体育館スポーツフロアーの性能を長く、その初期性能を維持していくことが可能となります。
日常の汚れ
日常に行われる清掃です。
体育館床スポーツフロアは毎日の使用によって、細かな汚れや汗、油脂などが付いていきます。
また、砂などを持ち込むことで、やすりの役割を果たし塗膜が摩耗する原因となります。
毎日の清掃によって油脂成分や汚れ、砂埃を除去し床面の滑りを改善します。
体育館の使用に伴い、汗や飲食物などが原因で部分的に滑りやすくなったり滑りにくくなることがあります。DPCドレッシングはモップでは取れない汚れを分解して除去することができます。常に使用しなければいけないものではありません。クリーナーとして利用していただいています。
下記に商品について詳しく記載してます。
メンテナンス方法 | DPCドレッシング・木綿モップ |
ラバーマークなどのしつこい汚れ
ラバーマークやしつこい汚れをなど、定期的に取り除きます。
今ではあまり見られなくなりましたが、ガムなどがこびり付いている体育館もありました。
汚れによっては塗膜表面を傷める原因になりますので取り除きます。
運動靴で着いたラバーマークやしつこい汚れにクリーナーとしてお使いいただいています。ドレッシングとはまた、違った汚れ落としの成分です。
下記に商品について詳しく記載してます。
メンテナンス方法 | DPCラバークリーナー・直接スプレー後・乾いた布での拭き取り |
ウレタン塗装の光沢低下
新築時やリフォーム時に体育館床フローリングに塗られたポリウレタン塗装も、時の経過と共に摩耗し光沢が無くなってしまいます。
この状態になると、スポーツ競技に適した滑り具合でなくなっています。
体育館床スポーツフロアーは滑りすぎてもスリップの原因に、滑らな過ぎてもケガの原因になってしまいます。
☑ 光沢が低下しているかな?
☑ 滑りやすいかな?
などと思ったら専門の業者に点検を依頼してください。
光沢がなくなってから放置することで、コートラインの摩耗・中塗り塗膜の摩耗へと進んでいきます。摩耗の程度によっては、再塗装でのメンテナンスができずに、研磨塗装でのメンテナンスになってしまいます。早めのメンテナンスを行うことでコストを抑えることができます。
メンテナンス方法 | ウレタントップコート・ウレタンメンテナンス「リ・サーフェス」 |
スポーツ競技用コートラインの摩耗
スポーツ競技用のコートラインが摩耗し見えづらくなっているのであれば、再塗装して視認性を回復しましょう。
そのうえでウレタンメンテナンスを行うことをおススメします。
コートラインが摩耗によってかすれているのであれば当然のことながら競技に支障をきたします。
スポーツを行う人や、監督さん、審判さんが安心して利用できる環境を整えましょう。
また、スポーツ競技用コートラインのかすれは、トップコートのウレタン層が摩耗していることを意味します。
スポーツ競技用のコートラインだけを塗装してみても、使用することによって直ぐに摩耗してしまいます。
ウレタントップコートは耐摩耗性が高く設計されています。
スポーツ競技用コートライン塗装と共にウレタントップコ―トを行うことをおススメします。
ラインが消えてしまっている状態では、ラインの引き直しが必要になります。
さらに、ウレタン塗装を施し完了となります。
メンテナンス方法 | 各種スポーツ競技用コートライン引き・ウレタンメンテナンス・ウレタントップコート「リ・サーフェス」 |
地肌の散見
地肌が散見しています。
黒ずんでいる箇所は、完全にウレタン層が無くなってしまっています。この状態ではフローリングを守ることもできなくなっています。
保護層がないことで、雨の入り込みや、清掃時の水分・ドリンクや汗などが汚れと共に浸透し腐食に繋がってしまいます。
劣化の進行も早まってしまいます。
このまま放置し続けることで周りの部位・部材にまで影響が広がってしまいます。
早めのメンテナンスをおススメします。
写真のようになっている体育館は少なくありません。
新築時から何もメンテナンスを行っていない場合が多いです。
使用頻度にもよりますが、10数年ほどでこのような状態になってしまっているケースも見受けられます。
メンテナンス方法 | 体育館木床研磨塗装「スポーツフロアーサンディング」 |
フローリングの欠け・破損
フローリングによって構成されるスポーツフロアーは、そのメンテナンス性から高い評価を受けてきました。
一時塗床などの体育館フロアーも採用されてきたのですが、そのメンテナンス性から採用が少なくなってきました。
部分的な損傷や劣化に対してのメンテナンスが木と比べ容易に行えないからです。
フローリングフロアーに損傷や欠けが見られたら早めに対処してください。
鋭利で、大きいものは取り除くなどの応急処置をし、厚手のテープを貼ってうえで専門の業者に相談してください。
メンテナンス方法 | 体育館床フローリング張り替え
|
メンテナンスの種類とは
メンテナンスには清掃管理と保守管理にわけられています。
清掃管理は主に施設の清掃、保守管理とは安心・安全に使用するためにの管理業務です。
清掃管理は日常的にフローリング用のモップで乾拭きを使用前後に行う、日常清掃と日常清掃では取り切れない頑固な汚れを年3~4回の間隔で掃除をする、特別清掃があります。
一方の保守管理は水分や土砂・ワックス類の持ち込み防止、土足禁止などを管理する保護管理と床金具の浮きやフローリングの破損、床のすべりを補修する補修管理です。
施設を管理する上では大切なことになります。
点検周期と改修時期について
種類 | 周期 | |
清掃管理 | 日常清掃 | 毎日、使用前後 |
特別清掃 | 3~4ヵ月に1回 | |
点検 | 日常点検 | 毎日 |
定期点検 | 半年~1年に2回 | |
補修 | 随時 | |
改修 (リフォーム) |
表面塗装 | 2~3年に1回 |
研磨(サンダー掛け)、塗装 | 10年に1回 | |
床の全面取り替え | 20~30年に1回 |
清掃管理の必要性
床表面の土砂やほこり、塵などの汚れを取り除き美観を保つのがスポーツフロアメンテナンスをする上では基本です。
またモップ掛けをしながら不具合箇所を探すことのできるメリットがあります
保守管理の必要性
保守管理の中でも補修管理が特に重要です。
上記にも書きましたが金具の浮や破損・滑りといった問題は、怪我を誘発する可能性が最も高い事から日常での清掃管理をしっかり行い不具合箇所を発見することで早期に対策をとることができます。
スポーツフロアによくある汚れのアドバイス
汚れの種類 | 処置 |
---|---|
ラインテープ跡の汚れ | ベンジンまたは溶剤タイプのクリーナーを布にしみこませて拭き取ります。 ラッカーシンナーなど溶解性の強い溶剤は塗膜を傷めますので使用市内でください。 |
ラバーマーク、靴底による ワックス、油類の持ち込み |
溶剤タイプのクリーナーで拭き取ります。 |
チューイングガム | 塗面が傷のつかないようまずパテナイフのようなもので取り除きます。 残った汚れは溶剤タイプのクリーナーで拭き取ります。 |
ジュース、清涼飲料水 による汚れ |
気がついたら出来るだけ早く固くしぼったモップなどで拭き取ります。 とりにくいときは中性洗剤をスポンジにつけて拭き、更に水をつけて固くしぼった布等で拭きます。 |
メンテナンスを効率よく進めるために
体育館をはじめとした施設の管理はとても大変ですし、点検をするにしても労力と時間がかかってしまいます。
施設管理者様の負担を少なくするお手伝いを弊社では行っています。
点検業務からメンテナンスのアドバイスをすることで利用者さんが安心して安全に使用することが重要です。
体育館施設工事の専門業者だからこそできること強みでもあります。
日常清掃用におススメのDCPドレッシング
以下体育館専用のメンテナンス用品になります。
☑ 日常清掃用として汚れや埃を除去します。
☑ 汗等の油脂成分の汚れを除去し、床面の滑りを改善します。
使用方法:ポンプ式スプレー容器に移し、木綿のモップに均一に塗布します。
DPCフロアドレッシングは、塗装床メンテナンス用クリーナーです。
体育館・学校の教室・遊技場等や清潔さが特に要求される病院・食堂などの塗装された床面の日常的な清掃管理・メンテナンスに使用します。
- 日常の汚れ、ホコリの除去に!
汗等の油脂成分の汚れを除去し、床面上のホコリをすみやかに吸着除去します。 - 油で汚れた床に!
食堂等の油成分を除去し、滑りにくくなります。 - さわやかな香り!
柑橘系のさわやかな香りがします。
用途
体育館・学校の教室・病院・食堂などに塗装された床面の日常清掃
特徴
汚れ落とし効果、ホコリの除去、汗や油等を除去し、滑りにくくします。
適用場所
- 塗装木床(体育館・教室など)
一般にポリウレタン樹脂系の塗料(ウレテイトフロアシリーズ)などで塗装された床。 - 塗装コンクリート床
コンクリートにエポキシ樹脂系あるいは弾性ポリウレタン樹脂系塗装などが施された床。
荷姿
品名 | 荷姿 | 消防法危険物表示 |
---|---|---|
DPCフロアドレッシング | 4L、16L | 第3石油類 |
使用方法例
- 木綿のモップに「DPCフロアドレッシング」をポンプスプレーなどでなるべく均一に浸み込ませて下さい。
[液量は45cm幅のモップでは150cc(約コップ1杯)、90cm幅のモップでは250cc~300cc(紙コップ2杯)位が適当です] - 液を塗布し5~10分放置して、よくモップに含浸させ、半乾きにしてから使用します。
液の補給は、モップが乾いて効果が減少してきたときです。その時は、最初の約半量ぐらいをスプレー塗布します。 - モップが汚れた場合は洗剤で洗い、良く乾かしてから使用して下さい。
注意事項
-
- 目や口に入らないよう注意してご使用下さい。
- 皮膚に直接触れないようゴム手袋などのご使用をお勧めします。
- 火気に十分注意して下さい。
- ご使用の際には、十分に換気してください。
- 樹脂ワックスや塗膜を侵して艶引けを起こすことがあります。
目立たない箇所で確認してからご使用して下さい。
特別清掃におススメのDCPラバークリーナー
DPCラバークリーナとは
DPCラバークリーナは、学校の教室や体育館等の塗装木床用メンテナンス用クリーナーです。
- ラバーマーク等の汚れ落としに!
油脂状の汚れや靴底跡のラバーマークを簡単に除去できます。 - 除菌効果!
アルコールを主成分としている為、血痕・汗等の清掃にもご利用いただけます。 - スリップ防止!
汗・ホコリ等で滑りやすくなった床を滑りにくくします。 - 速乾性!
使用後の乾燥が早く、跡が残りにくい為、すぐに床をご利用いただけます。
用途
体育館・学校の教室・病院・食堂等の床表面に付着した汚れ落とし。
特徴
ラバーマーク、血痕、汗等の汚れ落とし、スリップ防止、速乾性
適用場所
塗装木床等の体育館、教室、ホール、遊戯室他
荷姿
品名 | 荷姿 | 消防法危険物表示 |
---|---|---|
DPCラバークリーナー | 4L、16L | アルコール類 |
使用方法例
- 『DPCラバークリーナ』を市販のポンプスプレー容器に移します。
- ラバーマーク等の汚れた個所にスプレーした後、乾いた布で拭き取ります。
- 頑固な汚れ等には、スプレーして30~60秒程度その状態のまま置いておき、その後に乾いた布で拭き取ってください。
注意事項
- 目や口に入らないよう注意してご使用下さい。
- 皮膚に直接触れないようゴム手袋などのご使用をお勧めします。
- 火気に十分注意して下さい。
- ご使用の際には、十分に換気してください。
- 樹脂ワックスや塗膜を侵して艶引けを起こすことがあります。
目立たない箇所で確認してからご使用して下さい。
クリンガードとは
クリンガードは無黄変水性ポリウレタン樹脂系コーティング剤(F☆☆☆☆登録番号:D04038)です。
学校の教室・廊下、幼稚園の遊戯室など従来のワックスメンテナンスの代わりに!!
クリンガードでのコーティング木床面は…
- 日常の手入れが乾拭きだけでOK!
- 適度な滑り性を有し、机や椅子の傷からブロックして床材を保護します。
- しっかりとした塗膜が床を擦り傷等から保護します。
- クリンガードを塗り重ねるだけのメンテナンスでOK!
用途
教室、廊下、遊戯室床等フローリング床のフロアーコーティング
安全性
F☆☆☆☆、無鉛、低臭気、厚生労働省より指針値が出された揮発性有機化合物14物質を原料として使用しておりません。
荷姿
品名 | 荷姿 |
---|---|
アクアダイト#207クリンガード | 14.75kgセット(主剤14kg、硬化剤0.75kg) |
塗装仕様例
標準 塗装 工程 |
作業内容 | 備考 |
---|---|---|
素地 洗浄 等 |
<新設及び既設 工場UV塗装床・ウレタン塗料塗装床> UV塗装床の場合、表面を除塵し清浄な状態にして下さい。注1 既設のウレタン塗装床の場合、表面をポリッシャーで研磨し、 電気掃除機で除塵し、ゴミ・ホコリ等を十分に取り除いてください。 <WAX使用既設> WAX剥離剤を使用してWAXを剥離して下さい。 (ワックスや剥離剤等が残っていると、密着しない場合があります。) 床面の状態によっては、ポリッシャーで研磨し、電気掃除機で除塵し、 ゴミ・ホコリ等を十分に取り除いてください。 |
|
塗装 | 「アクアダイト#207クリンガード」(95部)を攪拌機で攪拌しながら、 硬化剤(5部)を徐々に添加し均一に混合します。 (混合後、使用前に網ろ過することを推奨します。) 例:主剤 / 硬化剤 = 14kg / 750g WAXモップ又は、刷毛により塗装します。注2 (主剤と硬化剤を混合後は、3時間(20℃)以内で使用して下さい。) |
20~30 [g/㎡] |
乾燥 | ホコリの流入が無い様に気をつけて、換気をしながら乾燥してください。 1~2時間程度で歩行可能な状態になりますが、机・椅子を使用するには、 更に乾燥が16時間以上必要です。(持ち運んでの設置は可能です。) |
注1:工場UV塗装床については、密着しない場合がありますので事前に確認してから使用して下さい。
また、サービスコート(WAX)を施してる床材がありますので、除去してから塗装を行ってください。
注2:素地が著しく傷んでる場合は、下塗りとして「アクアダイト#207 RMベース」を1~2回塗装してください。
施工上の注意
- 体育館等スポーツ競技を主に使用する施設には使用しないで下さい。
- 「アクアダイト#207クリンガード」塗装床面にメンテナンスとして樹脂WAXを使用していた場合は、再塗装の際に樹脂WAXの剥離が必要です。
- 主剤と硬化剤は、ハンドミキサーなどによる機械攪拌を行い、攪拌後3時間(20℃)以内で使用して下さい。
*可使用時間の目安 2液混合時の液温 10~20℃ 20℃ 30℃ 2液混合からの時間 3時間 3時間 1時間 - 塗装仕様の塗装使用量を厳守して下さい。(厚く塗った場合は乾燥が遅れる場合があります)
- 気温が5℃以下の場合は塗装を避けて下さい。又、乾燥中も5℃を下回らないよう注意して下さい。
- 高湿度・低温時は、乾燥が遅くなりますので翌日は換気を十分に行って下さい。
- 高湿度の環境で水の蒸発が過度に遅れる場合は塗装を避けて下さい。
- 屋外での貯蔵は避けて下さい。(0℃以下の保管は塗料が凍結する可能性があります。)
- 溶剤型塗料・WAXを塗装したモップや刷毛を使用しないで下さい。
- 塗料及び、洗浄した水道水は産業廃棄物として処理して下さい。
ウレタンメンテナンス・ウレタントップコート「リ・サーフェス」
ウレタンメンテナンス・ウレタントップコート「リ・サーフェス」とは?
ウレタンメンテナンス・ウレタントップコート「リ・サーフェス」は、競技用フロアの定期的なメンテナンスに最も適した工法です。
フローリング工事に携わる業者がお奨めするメンテナンスのあり方です。
ウレタンメンテナンス・ウレタントップコート「リ・サーフェス」とは、塗装面の痛みが比較的、少ない段階で行うメンテナンス(再塗装)です。
ワックスでのメンテナンスと異なり、ウレタンを1回~2回塗り重ねます。
痛みがひどくなると研摩作業、下塗り、中塗り、ライン塗装、上塗りといった工程が必要になりますが、ウレタンメンテナンス・ウレタントップコート「リ・サーフェス」の場合2~4年といった段階でメンテナンスを
行うため研摩作業~ライン塗装までの工程が省かれます。
そのため、低コスト・工期短縮が実現できます。
リ・サフェースは、摩擦などで、機能性が損なわれた塗装面を再生すると共に長期間床を良好な状態で維持することができます。
また削り替え時期を延長させるためフローリングの寿命を長く保つことができます。
床研磨塗装について
体育館などでは研磨塗装をすることで競技に適した環境を取り戻します。
経年劣化による目違い・あばれなどが削られて、平滑になると共にスポーツ競技に適した環境を取り戻します。
競技施設の床は、瞬間的に変化する激しい動きを無理なく受け止めて、最高のプレーを生み出すと同時に、事故を未然に防ぐための優れた施工技術、適切なメンテナンスが必要となります。
研摩を行う事で平滑になり白木の質感が蘇ります。
競技施設用の塗装を行うことで、競技に適したグリップに戻ります。
また、研摩塗装時に不具合箇所(床鳴り補修、床レベル調整、フローリング張替、床強度を上げるための特殊張りへの変更、体育器具修繕など)の改修を同時に行うことが理想です。
これらのメンテナンスを適切に行うことで、競技施設のフロアをより長持ちさせることができます。また、体育館では競技ルール改正に伴うバスケットボール、スポーツ用競技コートラインの変更と合わせての床改修工事も可能というメリットがあります。
その他の体育館床メンテナンスの記事はこちらから
『同構造の体育館床・時の経過によるコンディションの違いはなぜ生まれた!?』
十数年前、同じ時期に同じように建設された体育館。
体育館の命とも言えるスポーツフロアーの構造は、ほぼ一緒で、鋼製床下地・捨て貼り・フローリング・仕上げ塗装という一般的な仕様でした。
体育館床のメンテナンス事例や正しいメンテナンス方法、間違ったメンテナンスなど、体育館床のメンテナンスについて理解を深めることができます。
体育館床工事・床メンテナンス事例
~Case Study1~新潟県スポーツコートライン
施工場所 | 中学校体育館(屋内運動場アリーナ)スポーツフロアー床 |
施工内容 | (スポーツ競技用コートライン引き)体育館スポーツフロアーのスポーツコートラインの改線・バスケットボールコートライン変更 |
目的 | 既存のバスケットボールコートラインを新ルールに適応させるため部分的に書き換える |
施工経緯 | ホームページからのお問い合わせ |
新潟県スポーツコートライン塗装(バスケットボールコートライン)のようす
本日の施工レポート(バスケットボールコートライン変更工事)
本工事は新潟県のスポーツコートライン塗装(バスケットボールコートライン変更工事)です。
今回の体育館は、メンテナンスがきちんとされている施設様ですね。
体育の先生とお話しする機会があったのですが、毎回授業の後には、生徒さん全員で空モップ掛け、もちろん、部活の前後にも清掃されているそうです。
さすがです!!コンディションが維持されている訳ですね。
その先生というのがバスケットボールの顧問の方でありまして、このバスケットボールチームは今年の大会のファイナリストだそうです。
強いチームって強いだけでなく、こうしたひたむきな姿勢があるんですよねぇ。
考えさせられました。
話を戻しますが、写真は不要コートライン部の着色塗装になります。
バスケットボールコートライン改線工事の一番大事なポイントといっても過言ではない作業です。
コートラインプロは、この作業に一番の重点を置いて取り組んできました。
今回も良い出来です!!
コートラインプロの仕上げへの取り組み
仕上げウレタン塗装状況です。
特殊なコテ刷毛を使用して塗装します。
こうすることでムラなく均一に塗ることができるんです。
このようにコートラインプロでは、
一つ一つの作業にコートラインプロ品質を掲げております
。
作業に集中するためにライン研磨機を作成したことも仕上げのためなのです。
各種スポーツ競技用コートライン引き(バスケットボールコートライン・バドミントンコートライン・バレーボールコートライン・フットサルコートライン・ハンドボールコートライン・ポートボールコートライン・剣道用ライン他)お任せください!!
※下記の写真は着色等を行わない業者によるものです。
~Case Study2~山梨県体育館床フローリング不良ヵ所貼り替え
施工場所 | 体育館(屋内運動場)スポーツアリーナ |
施工内容 | (体育館床メンテナンス工事)体育館アリーナ床・フローリング不良ヵ所張り替え及びポリウレタン塗装 |
目的 | 体育館床メンテナンスを行い、フロアコンディションをより良い状態に・フローリング不良ヵ所張り替え・床鳴り修繕 |
施工経緯 | ホームページからのお問い合わせ |
山梨県体育館床フローリング貼り替えのようす
体育館床の修繕箇所について・ささくれ・欠け・床鳴りの数
体育館床フローリング貼り替えです。
実際にメンテナンスを行わないで10年以上経過した体育館ですが、フローリング張り替え箇所はどの位あったのでしょうか?
現場調査に当たってはフローリングにササクレ箇所が目立つということで、1週間前に調査を行いました。
チェック表に基づいた調査結果は、
☑ ササクレ 15か所
☑ 欠け 2箇所
☑ 床鳴り 2箇所
となりました。
非常に危険なササクレ箇所があったため取り急ぎササクレを取り除きラインテープを貼って被害を広めないようにすると共に、早急な張り替え工事をご案内させていただきました。
そして本日、部分補修工事となります。
夏場には混み合いますので早めの相談をお願いします。
コートラインプロ・体育館床メンテナンスの考え方
今回は、ちょっとしたササクレ箇所も補修させていただきました。
このちょっとしたササクレ、コートラインプロでは「予備軍」と呼んでいるのですが、この予備軍を放っておくと、気づいたときにはキズが広がっていたりするんです。
ですので、コートラインプロでは、こうした予備軍も、ついでと言ったらおかしいですが、その時に補修させていただいております。
かといって、日常点検は怠らないでください。
もちろん最後は、きちんとマスキングテープを貼り着色塗装を施して極力目立たないように致します。
ただし、地肌が見えて、まだら模様になっていたり、ところどころで色が違っているような状態では研磨塗装による再生をおススメします。
~Case Study3~野田市体育館床金具改修工事
施工場所 | 公共施設(屋内運動場体育館メインアリーナ) |
施工内容 | 体育館アリーナ床金具改修 |
目的 | 経年劣化した体育館床金具の強度回復と床金具天蓋の交換を行い、利用できるようにする |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
野田市体育館床金具改修工事のようす
体育館床金具に不具合は無いですか?
こんにちは、コートラインプロの保坂です。
本日の施工レポートは体育館の床金具改修です。
ところで、体育館の床金具に不具合って無いですか?
体育館の建築から、数十年経過して、床金具が破損していることがあります。
実際に体育館の床改修工事に訪れた際に、使えなくなった床金具にテープを貼りつけて対応しているのを見かけたりすると、もったいないなと思う訳です。
競技が行えなくなってしまっているからです。
これから説明しますが、それほど手間を掛けないで直せる床金具の損傷もありますので、まずは状況をお伝えください。
さて、本日は体育館のバレーボール支柱の床金具の改修工事です。
支柱を挿すとぐらつきがあるため、まるまる一個交換を行います。
今では、四角い床金具が一般的になりましたので、このような円形の床金具を見かけることが少なくなりました。
工事を行えば今風の床金具になりますね。スライド式で開けやすいですよ!
生徒さん、先生、もう少々お待ちください。
既存床金具の写真を見て下さい。
見るからに古いタイプの床金具ではないですか!
どの位たっているのでしょうか?
聞けばこの体育館、築40年だそうです。私と同い年なんですね。
本現場の床金具改修について
この床金具、天蓋のみを交換する際は、天蓋を付け替えれば良いのですが、下の埋設管交換となるとなかなかの大工事になるんです。
通常、体育館の床金具は、床下に補強用のコンクリート製の舛基礎が組まれており、この中に支柱を差し込む埋設管を埋め込み強度を保っているわけなんです。
ですので今回工事では、フローリング・捨張合板を剥いで埋設管を撤去する必要があります。
床下の状態は、コンクリート基礎に多少の亀裂が入っておりましたが基礎の舛はまだまだ使える状態でした。
ほっと一安心。床の復旧を終えたところで、写真開口部からモルタルを流し込み金具を設置いたします。
着色塗装もバッチリですね。
作業は無事終了しました。
コートラインプロへの体育館床金具改修のご依頼ありがとうございました。
体育館スポーツフロアーのコンディションをより良い状態で維持していくためには、適切なメンテナンスが必要です。
ワックスや水は使用せず、新築時に近い状態でスポーツフロアーを維持していきましょう。
~Case Study4~バスケットボールゴール板取り付け及びバレーボール・バドミントン用床金具取り付け
施工場所 | 学校施設(屋内運動場体育館) |
施工内容 | バスケットボールゴール板取り付け及びバレーボール・バドミントン用床金具取り付け |
目的 | 体育館の新築 |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
バスケットボールゴール板取り付け及びバレーボール・バドミントン用床金具取り付けのようす
バトミントンやバレーボールといったネットを挟んで行う競技では必要なものがネットを張るための支柱になります。
その支柱を支えるのが床金具と呼ばれるもので、屋内運動施設のほとんどに設置してありフローリング部分に金属の金具がついているのを見たことある方がほとんどだと思います。
バレーボール・バトミントンともコート1面に対して2つずつ取り付けられます。
新築の場合、床金具の取付を行う前に各種スポーツコートラインを描きます。
スポーツフロアーの工事が終わってから取り付け作業に移ります。
設計図を参考にしながらバレーボールにはバレーボール専用の金具をバトミントンにはバトミントン専用の金具を設置します。
こういった取付も職人の腕の見せ所なので集中しながら作業に当たっています。
その他の作業としてバスケットボールゴールの新規取付も並行して行っています。
昔のバスケットボールゴールは白に黒枠の木製が多かったと思いますが、現在は透明のバスケットボールゴールが主流となっています。
こういった金具やゴール板は専門知識や経験をもった業者でないと難しいです。
体育館の下地を含めた構造を知っているからこそできる事です。
今回は新築での取付事例でしたが、劣化や破損してしまった床金具やバスケットボールゴール板の交換等も行っています。
劣化した状態で使用を続けると怪我を引き起こす恐れがあります。
支柱を入れたらグラグラする・床金具自体が不安定、バスケットボールゴールが破損など気になる部分があった際は早めに専門業者に見てもらいましょう。
~Case Study5~バスケットボール板(器具)昇降機メンテナンス
施工場所 | 体育館(屋内運動場) |
施工内容 | バスケットボール板(器具)・昇降機メンテナンス |
目的 | スムーズに昇降できなくなったバスケットボール器具のメンテナンスを行い、改善させる |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
新潟県バスケットボール板(器具)昇降機メンテナンスのようす
こんにちは、コートラインプロの天野です。
本日は、バスケットボール板(器具)・昇降機メンテナンスについての施工レポートです。
バスケットボール板メンテナンス工事の様子をお伝えします。
吊り下げ式バスケットゴール板を上げ下げする際、動きが非常に重たくなってきた、というご相談です。
手動で板を巻き上げるので、これでは重たいですよね。(笑)
こういった事例の原因の多くは、ワイヤー関係にあるんです。
ローリング足場を組んで、上部を確認します。
なるほど、やはりワイヤーが全体的に摩耗してますね。
ところどころササクレ立ってもいます。
ウインチ自体もだいぶ劣化してましたのでウィンチ、ワイヤー、チェーン1式交換させて頂きました。
ふぅ、取付工事完了。
早速、動きを確認。スムーズに上下します。OK!!
せっかくローリング足場がありますので壁に取り付けられている固定式のバスケットゴール板も点検。
こちらには、潤滑油を注入させていただきました。
それでは、施工写真をご覧ください。
~Case Study6~体育館長尺フロアーコートライン引き
施工場所 | 私立高校さま体育館床スポーツフロアー |
施工内容 | (体育館床新築工事)体育館アリーナ・長尺フロアー(クリヤマタラフレックスフロアー)へのスポーツ競技用コートライン引き・バスケットボールコートライン引き・バドミントンコートライン引き・バレーボールコートライン引き・フットサルコートライン引き・ハンドボールコートライン引き・剣道コートライン引き |
目的 | 新設した長尺フロアー(クリヤマタラフレックスフロアー)にスポーツ競技用のコートラインを引き、スポーツを行う環境を整備 |
施工経緯 | お客様からのご依頼 |
タラフレックス長尺フロアーコートライン引きのようす
こんにちはコートラインプロの保坂です。
体育館といえばフローリングのスポーツフロアーを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はフローリングフロアーだけとは限りません。
確かに主流となっているスポーツフロアーはフローリングですが、塗り床タイプのものや長尺シートのようなものもあるのです。
今回の工事はタラフレックス長尺フロアーへのコートライン引きです。
施工レポートでは、スポーツフロアー「タラフレックス」のコートライン引きの様子を実況中継風にお伝えします。
こちらは、埼玉県内のとあるのどかな町にやって参りました。
なんだか、心落ち着きますね!!
とりあえず体育館の全景をパシャ。こちらの体育館、田園風景の中に見事に溶け込んでます。
絵心の無い私ですが、なんだか写生したくなってきます。(笑)
うーん、仕事前になんだか癒されてしまいました!!
さて、本題の仕事ですが、とってもボリュームあります。
なんとコートライン引きで43面もあるんですよー!!
きっと、他の床屋さんに話しても、よ、43面!って驚かれそうです。
アリーナ2000㎡をフルに活用されてますよね。
ですので施工する各競技ラインの説明は割愛させていただきます。
今回のスポーツフロアーシートは木目調のものです。
これが木床だと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみに木床ではありませんよ!
まずは、各競技ラインの墨出しからスタートです。
一番大事な作業、図面で一つ一つ確認しながら慎重に墨出ししていきます。いい仕事してます。
そこから、マスキングテープ張りを行います。
両手に白いテープを操り貼り込んでいく様はまるで、クモが糸を出しているかのように繊細かつしなやかです。
熟練の技です。
余談ですが、クモはどこから糸を出しているとおもいますか?
なんとお尻から糸を出しているんですって!!
尻ませんでしたっ(笑)
何かすみません・・・反省
いよいよ塗装工事に入ります。
と、その前に各競技ラインの寸法を入念に確認します。
この細かさもコートラインプロ品質なんです。
仕上がりをご確認ください。
スポーツフロアーにコートラインが描かれると、なんだか体育館って感じになり、しっくりきますね!
工事は無事完了致しました。
達成感もいつも以上です。ありがとうございました。
~Case Study7~千葉県市川市スポーツ競技用コートライン引き替え
施工場所 | 学校施設(屋内運動場体育館アリーナ) |
施工内容 | 体育館アリーナ・バスケットボールコートライン変更工事(サブ2面) |
目的 | 既存のバスケットボールコートラインを新ルールに適応させるため部分的に書き換える |
施工経緯 | ホームページからのお問い合わせ |
本現場で使用されているフローリングについて
こんにちは、コートラインプロの保坂です。
本日は、千葉県の市川市より、スポーツ競技用コートライン引き工事についてお伝えしていきます。
今回は、バスケットボールコートライン部分変更・改線工事になります。
内容としては、バスケットボールコート2面の書き換えになります。
既存のスポーツフロアーは大型積層フローリングになります。
大型積層は体育館では、良く採用されているものになります。
反りやねじれ、伸縮、割れなどの欠点を解消するための加工が施されています。
フローリングボードのように1枚の幅が小さくなく、135mm・145mm・300mm・450mmといった幅で構成されるため施工性にも優れます。
木目の美しい樹脂が選ばれ、集成接着されています。
寸法精度の高いフローリングになっています。
他にも体育館には、無垢フローリングボードや複合フローリングボードなどが採用されています。
大型積層フローリングの下地には通常コンパネが使われており、鋼製床下地に向けてビスで共締めされています。
大型積層材には、他にもこんな特徴があります。
大型積層フローリングの特徴
本現場で使用されている大型積層フローリング、どんな特徴があるのでしょうか?
以下大型積層フローリングの特徴になります。
特徴 | 大型積層フローリングは施工後も経年変化が起こりにくく安定した床材になります。 基本的には合板の台板の上に、約2~6ミリ厚の単板を貼り合わせた加工がされています。(単板には挽材などが使われます) 一般的な大型積層材以外にも繊維方向を同一にして積層されたLVLという積層フローリングがあります。一般的な大型積層フローリングと違い合板を使用しない特徴があります。 |
---|---|
寸法安定性 | その加工から、収縮や膨張がきわめて少ない材料です。 台板に使われる材料は、層毎に繊維方向が互い違いになるよう配置され構成されます。 そのため寸法に狂いが発生しにくいです。 季節の温度変化に左右されません。 |
耐荷重 | 15mm厚で18mmに一般フローリング材と同等かあるいは、それ以上の強度を持ちます。 局部的に大きな荷重がかかっても十分耐えます。 |
素材感 | かばさくら、ならなどの単板を使用しているため、樹種特有の美しい木目が活かされています。 天然の木目がスポーツフロアーを美しく演出します。 |
品質 | JAS認定品もあります。 |
施工性 | 加工精度が高く、施工性に優れます。 |
耐年数 | 研磨をすることにより、リフォームが可能で、床材としての寿命が長い。 特にLVLは、その高い強度が特徴。以前は生産性の低さが欠点であったが、現在は解消済み。 |
コスト | コストは無垢フローリングと同程度になります。 LVLの場合は、その加工から製造コストが掛かるため、無垢フローリングよりも高くなります |
いかがだったでしょうか?
今回、体育館に使用されている大型積層フローリングについて書いてみました。
大型積層材には、無垢フローリングと違った優れた特徴を持ちます。
コートラインプロでは大型積層フローリングの施工も行っています。
施工レポート・市川市高校さま体育館バスケットボールコートライン変更工事
ホームページからお問い合わせをいただいた学校さまです。
部活動にも力を入れている学校様のようで、バスットボール改線工事もルール改正から直ぐに行われました。
バスケットボールコートの数は2面、白のコートでした。
旧コートライン不要部を除去、着色を行いました。
施工途中、総務の先生やバスケットボール担当の先生が着色のようすを見にきましたので説明をし、色具合を見せたところ、これなら、除去した部分も分かりづらいと言っていただきました。
新たに必要となるコートも引き、ウレタンを塗って、検査後引き渡しました。
練習用のバスケット板が設置されており、フリースローラインをテープにて対応していたため、そこも塗装に変更しました。
私が、ラインを引いていますね。
自分が施工をしている姿を見ると何とも微妙な気分になります。
ありがとうございました。
~Case Study8~福島県体育館床工事(鋼製床下地組)
施工場所 | 体育館(屋内運動場内装)床 |
施工内容 | 体育館床工事・鋼製床下地組み |
目的 | 体育館の新設工事 |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
福島県体育館床工事(鋼製床下地組)のようす
こんにちは、コートラインプロの保坂です。
本日は、体育館の新築工事に伴う鋼製床下地の施工に来ています。
写真は、施工中の体育館になります。
スポーツフロアーって仕上げられていない前はこんな風になっているんですよね。
コンクリートだけだと、ちょっと寂しい感じがします。
この、コンクリートに鋼製床下地の束が設置されていくんです。
ところで、昔の体育館はコンクリートが打たれておらず、土や砂利だったんです。
そこに、木製床下地の束とコンクリートブロックの土台などが使われていました。
今では、ほとんど見られなくなりましたが、まだ地域的に残っている所があります。
私が職人になった時は、鋼製床下地が当たり前になっていましたから、木製床の工事はありませんでした。
改修工事では何回かやったことがあるのですが・・・
こんな、私でも職人歴はもう20年近くになります。
親方の話では、この木製床、ほんと手間が掛かったそうなんです。
フローリング張りにおける釘打ちも手打ちだったそうですから、知り合いの大工さんを集め施工していたそうです。
釘打ちだけで何日も掛かったそうです!!
そう考えると、今の構造や工具は凄いですね。
コンプレッサーを始動し、くぎ打ち機のボタンを押せば空気の圧力によって”パンッ”って対象物に打ち込まれる訳ですから、捨て貼りだってリズムよく”パンッ””パンッ””パンッ””パンッ”ってな感じで、気持ちよく作業しています。
フローリング張りも同様です。
ちょっと、昔の体育館床下地について書いてみました。
進化したのは工具だけではありません。
体育館の床も進化しています。
先ほど書かせていただいた構造といった部分になりますね。
二重床と呼ばれる構造で、マンションやオフィス、店舗などにも同様の構造が採用されていることがあります。
実は、この二重床、さまざまな機能を持たせることができるんです。
適度な弾力や遮音性などです。
施工性や機能性に優れる床構造だったから普及していったのでしょう!?
体育館ではバスケットボールをやってもバレーボールをやっても、シュートやスパイクといった、飛び跳ねると動作が欠かせません。
皆さんも、練習や試合を見る機械があると思いますが、何であんなに飛び跳ねることができるんだろうなんて疑問に思ったことはありませんか?
そこで、この弾力性能が役立つのです。
飛び跳ねても、着地時の衝撃を吸収します。
つまり足腰の負担を軽減すると共に、安全を確保できるのです。
コートラインプロでは、この体育館床下地の施工を行っています。
体育館床下地はじめ、スポーツフロアーフローリング張り、スポーツ競技用コートライン引き、ポリウレタン樹脂塗装の施工コートラインプロにお任せください。
施工前のようすです。
コンクリートを打ったスラブに鋼製床下地の束を設置していきます。
この束が、体育館の床を支えるために重要な役割があります。
それは、床の衝撃や重さなどに長期に渡って耐えなければならないというものです。
同ピッチに、鋼製束を設置していきます。
その後、大引を乗せていきます。
大引設置後、根太を打ち込み捨て貼りを行います。
これで体育館の鋼製床下地組の完了になります。
~Case Study9~体育館アリーナ床研磨塗装・床改修工事
施工地域 | 千葉県社会体育館 |
施工場所 | 体育館床スポーツアリーナ全面研磨(フローリングサンディング)・ポリウレタン樹脂塗料3回塗り・バスケットボールコートライン引き・6人制バレーボールコートライン引き・バドミントンコートライン引き・ミニバスケットボールコートライン引き(コーナー) |
施工内容 | 既存体育館床スポーツフロアー改修 |
目的 | 体育館床スポーツフロアーに床研磨塗装改修を行いより良いフロアーコンディションに |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
千葉県内の体育館アリーナ床の研磨塗装改修を行いました。
地域に親しまれている社会体育館で、スポーツ活動や文化活動などに利用されています。
アリーナの状況としては、フローリングに損傷ヵ所や不良ヵ所がほとんどありませんでした。
改修内容はアリーナ床をサンダー掛けで削り出し・ポリッシャー研磨を行います。
その後、スポーツ競技用のコートライン引きを行っていきます。
体育館アリーナ床のスポーツ設備は以下の通りです。
広さ | 1,384㎡(1,384平方メートル) |
ライン設備 | バスケットボールコートライン2面・ソフトバレーボールコートライン6面・6人制バレーボールコートライン2面・バドミントンコートライン6面 |
その他の体育設備 | トレーニングルーム・ランニングロード |
その他の設備 | 更衣室・ラウンジ・ホール・固定観覧席604席 |
スポーツアリーナ床の研磨塗装のようす
スポーツアリーナの床研磨塗装を行っているようすです。
バスケットボールコートライン引き替えの跡がありました。
旧バスケットボールコートラインの跡が白いまま残っていました。施設の状況や既存塗膜によりますが、着色をすることで新コートラインの見やすさが向上します。
バスケットボールコートラインの変更の際に旧コートラインを除去しますが、その際にどのような施工をするのかを把握しとかなければなりません。
本工事では全体をサンダー掛けで削り出すため、全てが新しくリニュアールされます。
~Case Study10~富士体育館床金具修繕改修・フローリング張り替え・床研磨塗装
施工場所 | 公共施設(屋内運動場体育館)床 |
施工内容 | (体育館床改修工事)床金具修繕改修・フローリング張り替え・床研磨塗装 |
目的 | 体育館床改修工事を行い、スポーツフロアーのコンディションを再生させる |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
富士体育館床金具修繕改修・フローリング張り替え・床研磨塗装のようす
富士体育館床金具修繕改修・フローリング張り替え・床研磨塗装
桜の季節もいつしか過ぎ、葉桜の季節となりました。
こんにちは、コートラインプロの天野です。
本日は、私のふるさと静岡県にお邪魔しております。
先日から富士市内の体育館にて床工事が始まっております。
あっ、私の生まれ育ったところは、今大河ドラマで話題の浜松市なんです。
みなさん、毎週楽しみにしていることと思います。
私は、忙しさにかまけてもう3話溜まってるんですが(汗)
工事内容としては、1600㎡の体育館アリーナ内にて、床金具を1箇所交換・床張り替えした後、全面を研磨塗装します。
床金具は、バレーボール支柱を挿した際に、ぐらつきがあるということでして、埋設管から交換となりました。
床を開口してみると、床金具の埋設管を補強する、コンクリート基礎部分に多少の亀裂が入っておりました。
幸い亀裂部が浅かったため、部分補修で事なきを得ました。
もっとひどい場合は、この基礎を一度解体して新設という大工事になってしまうんですよ。
床を復旧して、いよいよ研磨工事に入ります。
使用されているフローリングは、厚さ18mm、幅455m×長さ1800mmの大判で、合板を基材として6mmのカバの単板が積層状に貼り合わせてあるものです。
一般的に大型積層フローリングといいます。
最近は、広く使われている床材ですね。
研磨工事では、研磨機にて荒削り・中削り・仕上げ削りとペーパーの番訂を変えながら3回の工程です。
研磨機には、集塵袋が付いており、袋がいっぱいになると45?のビニル袋に詰め替えるんですが、こちらの現場で、何個の袋が出たと思いますか?
何と45?袋が53袋出ました!! すごいですねぇ。
研磨した後、1液油性ポリウレタン塗料を塗り込みます。
体育館専用の各競技に適したグリップ性能を持った塗料なんです。
このアリーナ、広さもさることながら、コートラインの数も23面と多いんです。
事前の打ち合わせで、施設職員の方が利用者の希望に沿ったコートラインを!!ということで、より競技しやすいコートラインをご提案させていただきました。
コートライン図を何度書き換えたことか(汗)
そして、いよいよ本日 ウレタン仕上げ塗装が終わりまして、全行程が終了いたしました。
~Case Study11~東京都体育館木床ドラムサンダー掛けウレタン塗装
施工場所 | 東京都学校施設(屋内運動場体育館)床 |
施工内容 | (体育館床改修工事)体育館床サンダー掛け・ポリッシャーサンディング・水性ポリウレタン樹脂塗装(4回塗り)・スポーツ競技用コートライン塗装(バスケットボールコートライン塗装・バレーボールコートライン塗装・バドミントンコートライン塗装) |
目的 | 体育館床改修工事を行いフロアコンディションをより良い状態へ |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
東京都体育館木床ドラムサンダー掛けウレタン塗装のようす
春深く、木々の緑に心躍るこの頃いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、千葉営業所の塩入です。
お陰様で、東京都内中学校体育館の研磨塗装工事(ドラムサンダー掛けウレタン塗装)が始まっております。
気を引き締めて工事に入らせて頂いております。
今回は、いつもと仕様が若干違っております。
使用するウレタン塗料が1液型水性ポリウレタン塗料の4回塗り仕上げとなります。
この塗料の最大のメリットは、低VOCです。わずかな樹脂臭しかなく、稼働中の施設においても作業が可能です。また、無黄変ですのでフロアをいつまでも明るく保ちます
また下地との密着性が高いところでしょうか。
デメリットとしては高い価格のみならず、水分を含んでいますので、気温や湿度の影響を受けやすいことです。
梅雨時や雨天時では、なかなか乾かないなんてことも珍しくはありません。
また、基本塗装工程は4回塗り仕上げですので、油性塗料と比べると工期も塗料代も余分に掛かってしまうと、いった事が挙げられます。
さて、本題の東京都内中学校体育館の研磨塗装工事(ドラムサンダー掛けウレタン塗装)をお伝えします。
施工前の写真です。
5年ほど前によその業者がバスケットボールコートラインの新ルール変更工事を行ったそうです。
うーん、同業者にとやかく言いたくもないですが、うーん、、
、
このブログの読者様は普段のコートラインプロ品質をご覧になっていると思いますので、びっくりされたことでしょう。
初めてこのブログを読まれた方は、是非バックナンバーにてコートラインプロ品質を御確かめになってください。
不要ライン除去部の着色塗装を怠ると、このように別のラインがあるかのように見えてしまうんです。
まだバスケットボールコートラインの変更工事を行っていらっしゃらない施設様は、是非、コートラインプロまでご連絡ください。
工事は、施工部隊が日曜日も頑張っていただき無事完了致しました。
コートラインプロへの東京都内中学校体育館の研磨塗装工事(ドラムサンダー掛けウレタン塗装)のご依頼ありがとうございました。
~Case Study12~体育館床ウレタン塗装メンテナンス
施工場所 | 学校施設(屋内運動場体育館)床 |
施工内容 | (体育館床メンテナンス工事)テープ除去作業・ポリッシャー研磨・ウレタンメンテナンス |
目的 | ウレタンメンテナンスを行いフロアーコンディションをより良い状態へ |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
体育館床ウレタン塗装メンテナンスのようす
体育館床ウレタン塗装メンテナンス
ここ数日、花冷えの日が続いておりますがお元気でお過ごしでしょうか。
こんにちは、コートラインプロの天野です。
本日は、ウレタン塗装メンテナンス工事、通称「リ・サーフェス」の施工事例をご紹介させていただきます。
「体育館床のメンテナンス」というと。
ワックス掛けを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
確かに「ワックス」って値段も安くて誰でも塗ることが出来て、なんだかお手軽感がありますよね。
ですが、これが大間違いなんです。
現在、多くの体育館木製床には、ポリウレタン塗料が使われております。
このウレタン塗料は、皆さんご存知ののとおり、スポーツ競技に適したすべり係数になるよう、各メーカーが設計・製造しているんです。毎日、お疲れ様です(切実)
そして、このウレタン塗料、塗膜性能としても耐摩耗性・耐水性など優れた性能をもっておりますので、日常の清掃(空モップ掛け程度)をして清潔に保っていれば、特にワックスを×必要はないんです。
むしろワックスを塗ると、床が滑りやすくなることがあり、ヒールマーク(靴でこすれた跡)が著しく付いてしまうんです。
いくら体育館木床用のワックスを塗ったとしても、美観がよいのは「一時的なもの」なんですね。
それに毎年1回、ワックス掛けを行うとなると、大幅なランニングコストとなります。
また、ワックスを塗った床は、塗料をはじいてしまうため、その上にメンテナンスとしての塗料は塗れないんです。
再度、塗料を塗る場合には、このワックスの剥離作業を行わなければならなくなります。
このワックス剥離作業、適切な方法で行わないと木床を傷めてしまう可能性が充分にあるんです。
ワックス剥離失敗例をご紹介します。
1.床面の反り
剥離を行うためには、ある程度の時間、水分を含んだ剥離剤を床面に滞在させなければなりません。
ワックスの層が厚いほど剥離剤の滞在時間と濃度を上げなければならず、水分と剥離剤によるダメージを受けて床面が反ってしまいました。
2.変色
剥離剤は中性とはいえアルカリ寄りであるため、強い濃度のものを使用しますと塗膜を侵し床面が焼けて赤く変色してしまいました。
3.塗膜の剥離
ワックスの剥離が不十分だったため、新しく塗布した塗料が密着せず剥離しました。
このようなことから、体育館木床メンテナンスには、「リ・サーフェス」を!!
ワックス掛けをされている木床には、研磨塗装工事を推奨しております。
~Case Study13~体育館・配管の改修に伴う床撤去更新について
施工場所 | 学校施設(屋内運動場体育館)床 |
施工内容 | 体育館・配管の改修に伴う床撤去更新(既存床撤去・鋼製床下地組・捨て貼り・フローリング特殊張り・研磨塗装) |
目的 | 体育館の配管改修工事に伴い床の撤去更新を行う |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
体育館・配管の改修に伴う床撤去更新のようす
~Case Study14~体育館ステージ鋼製床下地及び捨て貼り・フローリング張り
施工場所 | 学校施設(屋内運動場体育館)床 |
施工内容 | (体育館床工事)ステージ鋼製床下地組み・捨て貼り・フローリング貼り・床研磨塗装 |
目的 | 体育館の新築工事 |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
体育館ステージ鋼製床下地及び捨て貼り・フローリング張りのようす
体育館ステージ鋼製床下地及び捨て貼り・フローリング張り
街は、桜色から萌黄色へと移ってきましたね。
皆さん、お元気ですか?
私はいつでも元気、コートラインプロの元気印 天野です!
!
本日は、私が担当しております高校様の新築体育館工事にお邪魔してます。
4月中旬とはいえ、日差しが強いです。。。(汗)
工事内容としては、体育館アリーナの床下地、今回は、㈱桐井製作所のGTフロアー一般体育館用を使用しました。
アリーナ面は合板の捨て張りまで完了しており、昨日からステージの床下地組を行っているんです。
職人の皆さん、熱い中ご苦労様です。。。
ご覧のように、筒状のスタンドがニョキニョキ立っております。
ステージは一般的に床高が900mm程度はありますので
通常のスタンドでは、強度が出ないんです。
ですので、こうしたサポートタイプと呼ばれる支持脚での仕様となります。
写真をよくご覧になっていただくとお分かりになるかと思いますが、このサポートがべニアを突き破っていますよね?
このべニアはステージ下の収納台車の床下地となる訳なんです。
ということは、このべニアの下には、別の鋼製床が組まれているという事なんです。
つまり、このステージの鋼製床組は3重構造となっている訳なんですよ!!
手が込んでおりますっ!!
丁度、ステージ上のべニアを貼り終えたところです。
お疲れ様です!!
本日で鋼製床組は終了です。明日からは、いよいよ仕上げのフローリング工事となります。
そして、研磨塗装工事という流れになります。
いやぁ、仕上がりが楽しみです!!
また、レポートさせていただきますね。
~Case Study15~体育館スポーツアリーナサンダー掛け・ポリウレタン塗装
施工場所 | 体育館ステージ・アリーナ全面 |
施工内容 | 既存フローリング面サンダー掛け・ポリウレタン樹脂ワニス3回塗り・バスケットボールコートライン塗装・6人制バレーボールコートライン塗装・バドミントンコートライン塗装・床金具周囲フローリング張り替え・床金具交換 |
目的 | 体育館フローリング面の改修工事 |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
体育館スポーツアリーナサンダー掛け・ポリウレタン塗装のようす
こんにちは、コートラインプロの天野です。
本日は神奈川県の体育館に床の改修工事に来ています。
施工は、既存フローリング面サンダー掛け・ポリウレタン樹脂ワニス3回塗り・バスケットボールコートライン塗装・6人制バレーボールコートライン塗装・バドミントンコートライン塗装・床金具周囲フローリング張り替え・床金具交換を行います。
床改修工事は大規模なものだと一度既存床を撤去し、新たに更新する床撤去更新があります。
その次に大規模なものでは、下地を残してのフローリング張り替えや・フローリング研磨塗装があります。
続いて、ウレタンリコート(ウレタンコーティング)鋼製床下地部分改修・床金具基礎交換・鋼製床下地レベル調整・床金具天蓋交換・フローリング部分張り替え・コートライン増設などになります。
コートラインプロで各種体育館の床改修工事承っています。
さて、施工レポートです。
床金具廻りのフローリング打痕傷は競技用支柱で傷ついたものになります。
この損傷、広範囲に及んでいます。
また床金具にも損傷が見受けられたため、今回の床改修工事で部分的なフローリングの張り替えと床金具の天蓋を交換します。
その後、床研磨塗装(スポーツフロアーサンディング)を行っていきます。
こちらは体育館のステージ裏や移動スペースになります。
体育館ほど人の移動が無いものの、結構利用されているんです。
特に物置として使われることが多く、重いものなどの置き場となっています。
そのため、フローリングが痛んでいることが多いんです。
ここも、もちろんドラムサンダーで研磨(フロアーサンディング)を行います。
床金具廻りの痛んでいた場所を張り替えました。
打痕が多かったフローリングも張り替えでキレイになりました。
2カ所の張り替えを行いました。
張り替え→フローリング研磨→ポリウレタン塗装→コートライン引き→仕上げ塗装の順に施工を行っていきます。
仕上げポリウレタン樹脂塗装です。
全体がきれいに明るくなりました。
完了です。
床金具の交換も終わりました。
コートラインプロへの体育館床改修工事のご依頼ありがとうございました。
~Case Study16~東京都体育館アリーナ研磨塗装について
施工場所 | 公共施設(屋内運動場体育館)床 |
施工内容 | (体育館スポーツフロアー床工事)体育館アリーナ床・フローリング研磨・スポーツ競技用コートライン引き・バドミントンコートライン引き・バスケットボールコートライン引き・バレーボールコートライン引き・ポリウレタン樹脂塗装 |
目的 | 経年劣化や使用による摩耗によって地肌が散見していたため、研磨塗装を行いスポーツフロアーを再生した。 |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
東京都体育館アリーナ研磨塗装のようす
体育館で使用されているスポーツフロアーの多くに無垢フローリングが使われています。
無垢フローリングの場合、ほとんどがそのままの状態で使用する事が少なく表面に塗装がしてあります。
体育館の様なスポーツフロアーの場合は運動する人の事を考え、スポーツフロアー用のウレタン樹脂を使用しています。
特徴として適度なグリップ力を有しているので、ダッシュやストップといった、動きをするうえでとても重要な事といえます。
しかし、無垢のフローリング自体が耐水性が低く上記の様な塗装をしないと様々なトラブルに見舞われます。
写真をみていただければわかりますが、スポーツフロアーの一部に黒ずみを確認する事ができます。
この黒ずみは汚れだけでなく、水分や油分を吸収する事で起こる現象です。
ここでの水分や油分とはメンテナンスにおける水拭きやワックスの塗布などが挙げられます。
人が多く動く場所はそれだけ塗膜が摩耗していきますので塗膜性能が低下するのが早いです。
日々のメンテナンスにて水拭きやワックスを使用する事で無垢フローリング表面に目に見えない汚れが付着したままになると徐々に黒ずんでいきます。
それ以外にも無垢のフローリング自体も膨張や収縮を繰り返しているので過度な水分の吸収によって、木自体の乾燥が急激に行われた結果、フローリングが割れてしまう事もあるのです。
施工をさせていただいた東京都の体育館の様にウレタンの塗膜性能が低下し、黒ずみが発生している現場では床の研磨塗装での施工が適しています。
表面を少し研磨するだけで黒ずみも除去できますしウレタンを塗り直すことでスポーツフロアーとしての役割や美観も回復できるメリットがあります。
ご家庭で使われているフローリングとは種類も性能も違うのでメンテナンス方法も違います。
同じようなメンテナンスをしてしまうとスポーツフロアーの性能を低下させる要因にもなりますので気を付けなければなりません。
コートラインプロでは快適なスポーツフロアーを維持するためのお手伝いをさせていただきます。
特に維持・管理をされている方にとっては悩むべき問題ですが、数多くの施設を施工してきた専門業者だからこそ豊富な経験と知識がありますので安心してご相談していただければと思います。
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