体育館ウレタン塗装に掛かる日数はどのくらい⁉その工程を知ろう

体育館床コンディション

どれくらい掛かるの⁉体育館のウレタンメンテナンス?工程で理解しよう

体育館床のウレタンメンテナンスについて

事務お母さん

ツカサ君、この前ね
先生にこんな質問されたんだよね‼
体育館床のフロアコンディションが悪くなってきたから良くにしたいって!
それでさー、そういったメンテナンスはどうすればよいのかって⁉

ツカサ

まず、フロアを見たいですね。
現場調査に行った際によく見られるのが次のような状態です。
☑ 滑りやすくなっている
フローリングが黒ずんでいる
☑ コートラインが消えかけている
フローリングの地肌が見えている
早めのメンテナンスとメンテナンス時期を過ぎててしまっている場合では全然違くて・・・
劣化の進行状況によっては大規模修繕が必要になってくるんですよね‼

事務お母さん

そ~なんだね‼
確かに、住宅のメンテナンスだって早ければ早いほど比較的簡単に済むもんね‼
逆に放置しすぎていると素材まで痛んできて張替になるってこともあるから‼
それと一緒ってことかな⁉

ツカサ

そーですね‼
建てた時から劣化が始まるっていう、建築物の宿命でもあります!
だからこそ適切な時期な適切なメンテナンスを行う必要があるんです。
フロアも例外ではありません。
適切な時期でのメンテナンスが長持ちさせる秘訣です!
また、必要となるメンテナンスサイクルは建材の性能と比例します。
初期に丈夫な建材ばかりで建てられた建築物はメンテナンスは少なくて済みますが、安く抑えようとした建築物はメンテナンスが多く必要になります。
ただ、放置し過ぎてたら話は別です。
フロア撤去更新なんてことになれば目も当てられません!
それでは、フロアコンディションを回復させるウレタンメンテナンスの工程や日数にスポットを当ててみてみましょう。

体育館床のメンテナンスを適切な時期に行うと仮定した時、まず初期に必要になるのがウレタンメンテナンスです。

ウレタンメンテナンスはトップコーティング、リコート、リ・サーフェス、オーバーコートなどとも呼ばれ、その目的はフロアコンディション表層の性能を回復させることです。
運動競技などで使われたウレタン塗装は摩耗をはじめ劣化要因である紫外線、湿気などで性能が落ちていきます。
知らず知らずのうちに滑りやすく危険なコンディションになってしまうのです。

踏ん張りが効かない、部分的に滑りやすくなっているなどの声が聞かれた時には、性能が失われていることを疑った方がよいです。
この環境下で慣れてしまうということは、競技に適切なグリップではない、つまり異なる環境下だということをご理解ください。

尚、新築後・メンテナンス後の初期性能の維持には日常清掃、特別清掃が必要です。
体育館の床はメンテナンスによってより良いコンディションがに保たれるのです。

同じ構造の床でもメンテナンスの在り方によってコンディションに違いが生まれてしまいます。
それでは、ウレタンメンテナンスはどの位の頻度で行えば良いのでしょうか⁉

ウレタンメンテナンスのサイクルとは⁉

ウレタンが摩耗した時に行うのがウレタンメンテナンスだということは前述した通りですが、どのタイミングで行えば良いのかが分からないと思います。
まず、摩耗していくとどうなるのか見てみましょう!!

光沢が無くなる➡滑りやすくなる・グリップ力が異なる場所ができる➡コートラインの消失➡地肌の露出になります。
コートラインの消失までいくとラインを再生させる必要があり、地肌が露出した場合には、ラインの再生・素地の調整が必要になります。
コートライン消失以降の状態であれば、ウレタンメンテナンスでは仕上がりに影響するレベルになっていることが多いので、完全に削り出す床研磨塗装工事をした方が良いです。

ただ、ウレタンメンテンスと比べコストが高くなります。

使用頻度にもよりますが3~5年で1回のウレタンメンテナスを続けていると長期に渡りコンディションを維持することができます。
しかし、摩耗したままのフロアを放置すれば早期の削り替えが必要になります。
そのうえ、素地にまで大きなダメージを与えていることがあります。

当然ながら張り替えるコストも発生してしまいます。

削り替えやウレタンメンテナンス後の光沢がある体育館を利用したことはありませんか⁉
もし滑りやすくなっていると感じたら、その時のことを思い出してみてください。
グリップ力がいい感じだったハズです。
メンテナンスの有無によって、それ位差がでるのです。

フロア表層の性能を回復させるウレタンメンテナンスとはどのような工事なのか今一度確認してみましょう。

ウレタンメンテナンスの工程とは⁉

まずはウレタンメンテナンスの工程を見てみましょう。

ウレタンメンテナンスの工程は、既存の床を綺麗にすることから始まります。
洗浄し、劣化箇所があれば修繕し、養生して、下地調整、清掃、ウレタン塗装といった流れで行います。

洗浄作業

ウレタン表層に付着している汚れや油分を除去します。
この際、床の状況によって洗浄方法を変える必要があります。
塗膜の状態によって1日~2日の工期が必要なります。
状態が良ければ良いほど、早期に作業が終わります。

施工期間1日~2日

修繕作業

床の状況によっては、パテ処理などを行います。
張り替えなどを伴う場合には、1日以上掛かる場合があります。

施工期間半日~2日

下地調整

洗浄と似ていますが、下地調整してウレタンメンテナンスの仕上がりを良くする作業です。
適当な作業を行ってしまうと、後に剥離の原因になります。
フロアの状態によって、適切に処理を行います。
体育館の広さにもよりますが、ほとんどの場合半日以内で終わります。

施工期間半日~1日

清掃作業

下地調整で出たほこりなどを取り除いていきます。
こちらも体育館の広さにもよりますが、通常半日以内で終わります。

施工期間3時間~

仕上げ塗装

最後にポリウレタン塗装を行います。
早期の段階ではTOPのみで済みますが、フロアの状況によっては下塗り~TOPと2回の塗装が必要になります。
体育館の広さにもよりますが、通常半日以内で終わります。

施工期間半日~

最後に

いかがだったでしょうか⁉
体育館床ウレタンメンテナンスの工程についてお伝えしてきました。
中には、メンテナンスの必要性が分からずに放置してしまっていて、後で知ってから大切さに気づく方も多いです。
そういったケースでは、ウレタンメンテナンスでは対応できないことがあります。
状態が悪ければ床研磨塗装といった工事が必要になるのです。
早め早めのメンテナンスが安全を保つだけでなく、使っている人にも快適なフロアになることを知っていただければと思います。

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保坂司
2級施工管理技士・1級フローリング技能士・木製床管理者・体育施設管理士床職人歴20年のベテラン、マンションや公共施設の床工事を数多く手がける。

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