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目次
同じ時期に同じように建設された体育館の床に違いが!
みなさん、こんにちはコートラインプロのチエです。
本日は、体育館コンディションをどのように維持していくのか、実際に手掛けた体育館を参考にお伝えしていきます。
ライフサイクルコストの平準化、そして長期に渡ってフロアコンディションを良好に保つ、そんなヒントになれば幸いです。
十数年前、同じ時期に同じように建設された体育館。
体育館の命とも言えるスポーツフロアーの構造は、ほぼ一緒で、鋼製床下地・捨て貼り・フローリング・仕上げ塗装という一般的な仕様でした。
そんな、体育館ですが、数年後に伺ってみるとフロアーのようすがまるで違っていました。
片方の体育館の、フロアーは光沢が保たれ、特に痛みは見受けられませんでした。
ところが、もう一方の体育館には、床に部分的な滑りがあったり、フローリングに破損・損傷が見られたのです。
なぜ違いをもたらしたのか!?
体育館のスポーツフロアーに違いをもたらしたものは何なのでしょうか!?
先ほども書かせていただいたように、構造はほぼ一緒です。
使用環境も、小学校の体育館と総合体育館といった違いはなく、両方とも中学校の体育館でした。
先生方へのヒアリングでも、特に片方の使用頻度が高いとは感じませんでした。
それでは、何が違ったのでしょうか!?
私たちがお伝えしたいこと
答えはメンテナンスです。
フローリングに損傷が見られた体育館はワックスメンテナンスを行っていました。
間違ったメンテナンスは時として逆の効果を生んでしまうことがあるのです。
水やワックスをスポーツフロアに使用するのは、なぜ良くないのでしょうか!?
もともと木には伸縮する性質があります。
この伸縮は、湿度や水分によってもたらされます。
大きな変化、つまり伸縮の大きさはフローリングの繊維にダメージを与えていきます。
繰り返すことによって劣化の進行が早まってしまうのです。
これがきっかけとなりフローリングのささくれ、欠け、破損に繋がっていきます。
新築時にワックスでなく、ウレタンコーティングの塗膜によって保護される理由はここにあるのです。
また、化学モップによる清掃も、後のメンテナンスに影響を及ぼします。
メンテナンス時におけるコストアップにも繋がります。
化学モップには、着塵材(埃や小さなゴミを吸着する塗料)が塗ってあり、スポーツフロアに付着します。
そのうえにウレタン塗装を行ってしまうと、後にウレタン塗膜が剥離する原因になってしまうのです。
状況によっては、剥離作業が必要となる場合もあります。
モップは化学塗料を使用していない乾拭きモップで清掃しましょう。
適切なメンテナンスがもたらすメリット
だからこそ、私たちには知ってほしいことがあります。
スポーツフロアーに適したメンテナンスについてです。
適切なメンテナンスは、長期的に良好なフロアコンディションを保つことに繋がり、スポーツ競技を行う人にとっても、施設管理者さまにとっても大きなメリットをもたらします。
競技に適したグリップ力、綺麗に輝くフロアー、視認性が確保されたスポーツ競技用のコートライン。
利用者は気持ちよく体育館を利用することができますし、何よりも安全・安心な状態で体育館を貸し出すことができるでしょう。
適切なメンテナンスを知るために
私たちがおすすめする、メンテナンス方法はスポーツフロアーに関わる専門家たちや建材の深い知識を持つ人によって作成されました。
今では、体育館スポーツフロアのメンテナンス指針にもなっています。
さらに、私たちはメンテナンスのポイントを押さえた冊子を作成しました。
メンテナンスに重要となる記事も掲載しています。
維持管理するうえでの注意点や、モップの使い方、モップの掛け方までをご紹介、コンディションを維持してくためにはどのようにすればよいのかを理解することができます。
より良いメンテナンスを行ううえで、必ずや役立つことでしょう。
また、コートラインプロでは、お客さまに必要な情報を、必要な時に提供できるように取り組んでいます。
スポーツ施設などのコンディションを保つために
私たちがお届けしている情報は体育館床に関するメンテナンスのことだけでなく、体育設備やプール施設についてなど多岐に渡ります。
記事の中には、お客さまのヒントになるものもあるでしょう。
よりよいスポーツ施設を提供していきませんか?
無料だけど今なら、お得なセットでお届け
お問い合わせいただければ、弊社の会社概要と冊子をお届けします。
また、数量わずかですが、2000円相当のガイドブックもお付け致します。
最近では、毎日のようにお問い合わせいただいてますので早めの連絡をお願いします。
今すぐに役に立つ記事かは分かりませんが、有益な記事をお届けしていくことをお約束をいたします。
もちろん無料にて点検しています
近年、体育館のフローリングによる事故が発生しています。
こういった事故を未然に防ぐためにも日常点検は非常に大切なってきます。
消費者庁では、水拭きとワックスによる水の影響だとの見解を示しています。
私たちは、水拭きやワックスとは違った方法でのメンテナンスを推奨しています。
また費用に関しましてもご相談ください
こまめなメンテナンスはライフサイクルコストの平準化につながります。
劣化が進行しての大規模改修なんてことになったら目も当てられません。
もし、何か体育館メンテナンス事でお困りごとや、疑問点がございましたら何なりとお申し付けください。
きっといいアドバイスができると思います。
- 投稿タグ
- ウレタン塗装, フロアコンディション, フローリングメンテナンス, フローリング貼り, ワックス掛け, 各種体育館床工事, 滑り止め, 鋼製床下地, 霜鳥