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体育館の工事事例から下地について解説する
みなさん、こんにちは、コートラインプロの堀です。
本日は、古き良き時代!1987年(昭和62年)の体育館床メンテナンスのようすです。
本工事ではフローリングの危険ヵ所張り替え、床研磨塗装、床下地調整を行っています。
この頃、木製床下地が一般的でした。
根太に直接フローリングを張ったり、杉板を下地として、その上に張ったりしていました。
今回の現場は根太に張付けられているものになります。
それでは、ご覧ください。
体育館改修工事の詳細
施工地域 | 長野県上田市 |
施工場所 | 体育館床スポーツフロアー |
施工内容 | (体育館床工事)木製床下地レベル調整・スポーツフロアーフローリング張り替え・フローリング研磨・スポーツフロアーポリウレタン塗装 |
目的 | 体育館床スポーツフロアーをメンテナンスでより良い状態に |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
体育館木製下地と鋼製下地の違いとは
懐かしの体育館
この頃からメンテナンスは行われていたんです。
今では体育館の床下地も進化し木製床下地は、ほとんど見られなくなりました。
それでも、10年ほど前には木製床下地を改修してスポーツフロアのフロアーコンディションを整えていました。
夏場、雨が降ると中は蒸し暑くなるんです(-_-;)
冬は寒いですし・・・
私も東京や千葉にて、体育館の木製床下地調整を何度も行っていました。
今みたいに床下地にレベル調整機能がなく、くさびなどを使い調整を行っていました。
写真に見られる木製床下地は木製の床束ですが、他にもブロック製の床束やコンクリート製の床束がありました。
強度や保存性を考慮し、コンクリート製のものが採用されることが多かったです。
今では一般的となっている体育館用鋼製床下地は、1970年に誕生しました。
その後、1975年になると鋼製床下地が主流になっていくのでした。
当時の人は、この機能性と施工性を兼ね備えた下地にびっくりしたと思います。
先ほど、木製床下地の下地調整について書かせていただきましたが、鋼製床下地は鋼製床下地で床高が無いと作業が大変なんですよね!
下地調整の際、這って中まで入っていくことが多いのですが、はじめて入った時にはびっくりしました!小人の骨かと思われる残骸があったからです。
寒気とともに鳥肌がたったことを覚えています。
良く見るとネズミの死骸でした。
床下地のメンテナンスに携わっていると、こんなことが普通にある訳です。
当時の親方は弊社にとって初めての大工さんでした。
この大工さんに、現在の職人さんも鍛えられたものです。
道具の扱い方・置き方・しまい方まで厳しく指導していただいました。
体育館木製床・不陸調整のようすです。
当時はこのようにして打ち付け、ノリ釘併用にて留めつけていました。
フローリングの劣化箇所を張り替えていきます。このまま放置することは危険です。
木根太に直接張っていたのでしょうか?
捨て貼りが見られませんね?
この構造ではフローリング張りも大変ですね!昔は隠し釘も手打ちで打ち込んでいたそうです。
ステープルが主流となっている今では考えられませんね。
下地調整・フローリング張り後、床研磨塗装を行っていきます。
写真は、今では営業部長になっている青木です。
この頃は職人一筋といった感じで現場をこなしていたそうです。
塗装を行った後、コートラインを描いていきます。
床屋は腰が命なんです。
ずっと、中腰で作業を行っていく訳ですから
写真は現在でも指導いただいている研磨の親方です。
コートラインの図面、寸法がすべて頭に入っていて、墨だしの速さ・正確さは右に出るものがいません。
それでも親方のおかげで、良い職人が育っています。
仕上げ塗装を行っていきます。
いかがでしたでしょうか⁉
体育館床メンテナンスしていますか。
どうすればよいのか分からないといった方もお気軽にお問合せください。