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目次
体育館床下地に不具合はないですか⁉
良くある不具合と点検方法について
体育館の機能において、床は大きな役割を持っています。
ことに床下地は重要なポイントを占めております。
体育館床は、弾力性能や衝撃吸収能力を最大限生かし、バスケットボールやバレーボールなど各種競技に適した設計がされております。
しかし、いくら性能の高い下地材・仕上げ材を使用しても施工品質・使用環境が悪いと体育館としての機能を満たさない場合もあります。
また、日常点検、維持管理も重要なポイントとなります。
以下のような不具合はありませんか?
木製床下地
床の凹凸がひどい
腐食、乾燥割れが目立つ
根太の反り、ねじれが目立つ
床の弾力が低下している
鋼製床下地
床の凹凸がひどい
さびが全体的に発生している
床の弾力性が低下している
床が沈み込む
置床床下地
床の凹凸がひどい
床下地材の腐食が目立つ
床の弾力性が低下している
床が沈み込む
考えられる原因としては
床下の湿度が高い
床下の湿度が高い原因には、敷地条件・床下の防湿処理、設計上の不備と施工時の原因に分けられますが、一番多いのが、敷地の水捌けが悪く、傾斜地を切り開いて建設した場合にあります。
床下換気口が充分でない場合
床下には、床に悪影響を及ぼす湿気の滞留を防止するため、換気口が設けられます。
床が膨れ上がった事例の多くが、立地条件もさることながら、床高が低く、換気口の大きさ・数量が足りないところでおきております。
必要換気回数と床下の容量から自然換気数と床下の容量から自然換気量を求め、風速、風向から参考値程度ではあるが開口面積を求めることが出来ます。
施工時期の悪さ
梅雨時や突貫工事(短期間施工)等で床下の乾燥が十分できない時期で、床下に水たまりや残留湿度が残ることが多い。
床工事の着工前に乾燥状況のチェックを行い、土間やコンクリートスラブに湿度が多い場合は、乾燥剤またはジェットヒーター等で十分乾燥後、施工を行います。
床のきしみや浮きを検査する方法としては、バスケットボールで、ランダムにドリブルしていきドリブルするのに手首を強く上下しなくてはリバウンドが取れないときは床板と根太、大引、束等に浮きがあるので、その部位を床下より検査する必要があります。
床下地の取り換えを行う際には、地盤沈下、コンクリートスラブのクラックなどの補修をあらかじめ行う必要があります。
床が沈み込む場合は、束の交換で治る場合もあります。
重量物の運搬及び設置に関する点検
移動式バスケット台、ローリングタワー、ピアノのような重量物を移動・設置については荷重的に耐えうるか否かの点検と設置する場所にも合板などで保護する必要があります。
また、イベントなどで使用する場合は、集中荷重がかからないよう露いが必要です。
床下の定期点検
床下の点検を定期的に行い、床下の環境条件を把握する。
とくに梅雨時期(高温多湿時期)には注意を要する。
床下の通風が充分行われているか、雑草で覆われていたり、除虫網に目詰まりがないかを点検し、ある場合は除去する。
換気口には、開閉式もあり、閉めっぱなしだったりホコリが詰まって換気されていないといった事もあります。
床下に水が溜まっているか否か、たまっていれば速やかに除去し乾燥させる。
床下点検口を時々開放し、カビ臭いか否か点検する。
臭い時は強制換気又は乾燥材で乾燥する。
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