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目次
鋼製床組の工程とは⁉
ツカさん~!!お客さまからの良くある質問に”体育館の床下地の工程”があるのよね~!!
施工の注意点と共に教えていただけないでしょうか⁉
了解しました。
床下地には置床式と床組式があるんですが、今回は床組のタイプのものについてお伝えしていきます。
体育館床下地工事の流れ
ここでは、一般体育館の鋼製床組床式の工事の流れをご説明させていただきます。
施工前の確認
施工に先立ち工程表・施工要領書、施工図等を作成します。
工程、施工範囲。各部の納まりを確認します。
床基盤の養生は、コンクリートスラブなどコンクリート打設後、10日以上経っていることを確認します。
コンクリートスラブなどの不陸の測定を行います。
床全体の公差は±15mm以内の不陸を限度とします。
体育基礎の有無・寸法を確認します。
換気口・点検口の有無を確認します。
荷受け・保管
構成材はJIS工場より、所定の数量、内容のものが搬入されたこと、各部材の破損等の確認を行います。
保管は以下のように行います。
各構成材置き場の設置は事前に確認します。
重量物を載せない。
衝撃を与えない。
水気や湿気の侵入を防ぐ。
基準墨出し
コンクリートスラブ面をよく清掃し基準墨出しを行います。
基準墨は設計図及び施工図に基づき所定の間隔により支持脚や大引などの位置と割り付けを行い墨出しをします。
壁面などの支持脚は所定(300mm以内)の位置に割り付けします。
支持脚の配列・配置
支持脚の配列の間隔は縦・横、@900mmとします。
支持脚への調整ボルト、緩衝材などの取り付け金物は事前に組立てておきます。
支持脚の固定
支持脚の固定は基準墨に従って、固定ピン又はアンカーボルトなどによって堅牢に固定します。
固定ピンは支持脚1脚あたり2本以上の所定の寸法、形状のピンで固定します。
アンカーボルトは、コンクリートドリルなどで穴明けし支持脚1脚あたり1本又は2本で所定の寸法、形状のアンカーボルトで固定します。
大引鋼の取り付け
大引鋼の割り付けは@900mmで均等に配置、確実に取り付けます。
壁側等ではクリアランス(10mm~50mm)設けます。
レベル調整
レーザー等を用いて全体の水平を確認します。
調整は支持脚の調整ボルトなどで行い、調整後はボルト・ナット・取付金物等で固定します。
根太鋼の取り付け
根太鋼の割り付けは@300mm程度として均等に配置し確実に取り付けます。
壁側等ではクリアランス(15mm~30mm)設けます。
はね出しは200mm以内とし際根太は大引の先端より150mm以内に設ける必要があります。
点検・検査
設計図及び施工図に基づいた施工範囲の検査
床の高さ・水平レベル(水平精度は床全体の公差±5mm以内)
がた及び緩み、床鳴りの点検
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