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鋼製床のピッチはどの位⁉
鋼製床下地の支持脚のピッチを確認してみましょう
ここでは、組床式の鋼製床下地を施工要領と一緒にさまざまな観点から見ていこうと思います。
組床式鋼製床下地材の構成材は前回、ご説明させていただいたのでここでは割愛させていただきます。
鋼製床下地組はまず、支持脚を配列するための墨出しから始まります。
支持脚の配列の間隔は縦・横、一般体育館@900mm、その他使用目的により、600~1,200mm程度にし、配置は各列とも等間隔または千鳥状の配列・配置によって施工します。
ただし、壁側及び補強部分等の間隔は@900mmとします。
スタンドの固定は基準墨に従って、固定ピン又はアンカーボルトなどで堅牢に固定します。
固定ピンは支持脚1脚あたり2本以上、アンカーボルトは支持脚1本あたり1本又は2本のアンカーボルトを使用します。
大引鋼の取り付けは所定の間隔、一般体育館@900mm、その他しようもくてきにより600~1,000mm程度として均等にします。
留めつけは支持脚の受け金具に堅牢に締め付けます。
壁側等は100mm~50mm程度クリアランスを取って設置します。
大引鋼ジョイント部は大引鋼間に2mm~3mm設けて設置します。
大引鋼を設置したのち、全体の水平を確認して、調整が必要な場合は調整を行い、正しいレベルを確保します。
根太鋼の割り付けは所定の間隔@300~303mm程度とし、大引鋼上部に均等に設置します。
根太ピッチは、捨て張り合板の寸法により変わります。
捨て張り合板の寸法が1,800mmの場合、@300mm捨て張り合板の寸法が1,800mmの場合は@303mmとなります。
これは、捨て張り合板のジョイント部に掛かる根太鋼を合板ジョイントの芯にするためです。
大引鋼面に接する部位には、必ず根太鋼に根太パッドを設置し、左右各1箇所ずつ経2ヶ所をビス(Φ4×13mm~19mm程度)で固定します。
ジョイント部は根太鋼間に必ず隙間を設け、大引鋼への掛かりを15mm以上で設置します。
捨て張り合板は、普通合板1類、コンクリート型枠用合板、構造用合板で耐水性能を有し日本農林規格合格品で厚さ12mm以上のものとします。
ただし、剣道場、柔道場、柔剣道場の場合は厚さ15mm以上必要となります。
捨て張り合板は、長手方向と根太鋼が直角に変わる方向に置き、継手は根太鋼芯とし、合わせ目は短手の芯に合わせます。
根太鋼への留めつけは25mm以上のタッピングビスを使用します。
仕上げフローリングが特殊張り及び大型積層二重張りの場合は、3×7の21ヶ所、根太ピッチが360mmでは18ヶ所普通張の場合は5×7の35か所、根太ピッチが360.364mmでは30か所とします。
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