体育館床の納まりについて

体育館床の構成材については、幾度となくお話しさせていただきましたので、ここでは、床のその他の設置物について解説させていただきます。

床金具

主にバレーボール・バドミントンの支柱を立てるために設置されている金具です。
蓋を開けると支柱を納める埋設管が床下にあり、支柱の重みに耐えられるよう基礎が設置されています。
新設時にコンクリート基礎の升の中に生コンクリートを流し込み、埋設管を固定します。
重量物であるバレーボール用支柱による衝撃で、コンクリート基礎に亀裂が入ったり、床金具蓋部分が割れてしまうといった事例があります。
コンクリート基礎の点検方法としては、実際に支柱を差し込み左右に揺らしてみる方法があります。
この時、床下の埋設管が大きくぐらつく場合は損傷している可能性があります。

床上換気口

床上換気口は、床下自然換気することで、床に影響を及ぼす湿気の滞留を防止する役割があります。
鋼製根太にネジ止めして取り付けることができ、床仕上げ材の厚さが15・18mmに対応できます。
換気量を調整できる換気調整板付き、虫の侵入を防ぐ防虫網付き、木目調塗装のものがあります。
サイズは幅200mm×長さ300~1000mmまで、ステンレス製・アルミニウム製が一般的です。

エキスパンションゴム

体育館床は面積が広いため、木床の伸縮が大きくなります。
床板の伸びは、1mあたり1mm程度と言われております。
そのため、壁面部の床と巾木面の取り合いには、エキスパンションゴムを取り付けることで、伸縮に対応できる設計になっています。
このエキスパンションゴムは、フローリング床材の伸縮用目地材でサイズ・カラー多種あります。

床下点検口

床面に点検口を取り付けることで床下の管理が容易になります。
鋼製根太にネジ止めして取り付けます。
総床厚27・30・33mmの床に使用でき450角・600角があります。
児童が無断で開閉できないよう鍵付きタイプもあります。
床下の調査方法は、床下に潜り懐中電灯で床下を照らし、鋼製下地各部材に変形・サビ、ナットの緩みなどを確認します。
このとき、配管の水漏れ、水たまり等がないかも調査するとよいでしょう。

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保坂司
【資格】2級施工管理技士/1級フローリング技能士/木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など【仕事】床職人歴20年のベテラン、体育館床・スポーツフロアはもちろんのことマンションや公共施設の床工事を数多く手がける。現在も職人&営業で奮闘中。【想い】ビジネスパートナ様と共に伸びゆくために取り組んでいきます。【本人より】為になる記事を精一杯書いていきますので読んでいただけたら嬉しいです。より良い提言・より良い提案ができるよう更なる知識の向上に励みます。