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今さら聞けない!!体育館ワックスがけがいけない理由
ところで皆さん、体育館の床にワックスがよくないというのをご存知でしょうか?
体育館床のメンテナンスといったら「ワックス掛け」を連想する方が多いのではないでしょうか。
一昔前では、学校の先生と一緒に教室・体育館の床にワックス掛けというのもよく見かけました。
しかし、現在、体育館床のメンテナンスとしてワックスは禁止とされているんです。
ワックスは、塗った当初こそピカピカで綺麗ですが、1か月も経てば表面は次第に曇りががって、床面は滑りやすくなって非常に危険なんです。
ワックスは劣化が早いんです。
メンテナンスのつもりで塗ったものが、思わぬ事故の原因となってしまうのです。
また、ヒールマークと呼ばれる靴でこすれた跡があちこちで目立つようになります。
さらに、ワックスを1度塗ってしまうと、その上に他の塗料を塗っても密着しないため、ワックス剥離作業をしてからでないと塗装できないんです。
この剥離作業というのが、大量の薬品・水を使用するのですが、薬品・水というのは木には大敵なんです。
この作業でまた木を傷めてしまう原因となります。
更に剥離作業自体、大きなコストとなってしまいます。
体育館床材はく離による事故
そして、「体育館床のワックス禁止」を決定づけたのが、床板の一部が剥離し、腹部に突き刺さり重傷を負うなどの事故が平成18年~27年までの間に7件確認されたことでした。
この床板剥離の要因としては、清掃時等における想定以上の水分の吸収及びその乾燥の影響が考えられ床板を傷めたと考えられます。
上記のような事故が起きた体育館では、
・水拭きやワックス掛けを行っている
・雨漏り箇所がある
・湿気がこもりやすくなっている
など、水の影響が確認されました。
そもそも、木は水分を吸収すると膨張し、乾燥すると収縮する性質があります。
先程も述べたように、剥離作業は尚更の事です。
以上の事から、体育館の床にワックス掛けは原則禁止となっているんです。
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