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体育館フローリングの製品と特長
フローリング材の品質
フローリングの日本農林規格(JAS)に合格したJAS認定フローリング材には見やすい場所にJASマークと表示事項があります。
品質としては、材料の仕上がりや節等の適合基準により判定し、フローリングに必要な性能試験棟を行い、合格したものによって性能が保証されております。
複合フローリングには、ホルムアルデヒド放射量によりF☆☆☆☆、F☆☆☆、F☆☆、F☆の表示で区分されます。
防虫処理などについても規定されております。
体育館フローリングの種類
体育館に使われる木製床には、大きく分けて単層フローリングと複合フローリングに分けられます。
複合フローリングは、そこから更に複合フローリングボード・大型積層フローリング・集成材フローリングに分けられます。
フローリング張りの工法
施工方法には、全面に接着剤を塗り込み、隠し釘打ちにて張り込む普通張り工法、更にフローリング表面にダボ穴を開け、脳天ビス留め・木栓埋めをする特殊張り工法があります。
特殊張り工法は、脳天からも留め付けるため普通張り工法よりも頑丈で反りにくくなります。
単層フローリング
1枚の板を基材としたいわゆる無垢材です。
これを人工乾燥してサネ加工をしたものが単層フローリングとなります。
一般的に、板の厚みは15mm・18mm、巾は75mm・78mm、長さは500mm以上の乱尺となります。
材種はナラ・カバ・ブナ・イタヤなどが使用されます。
普通張り・特殊張りにて施工します。
複合フローリングボード
基材となる合板の上に3mm以上の天然木単板を張り合わせた規格品です。
一般的に、板の厚みは15mm・18mm、巾は75mm・90mm、100~150mm程度、長さは900mm程度の定尺となります。
材種はナラ・カバ・ブナなどが使用されます。
普通張りでの施工となります。
大型積層フローリング
基材となる合板の上に4~6mm以上の集成材調挽板単板を張り合わせたフローリングです。
板の厚みが15~21mm、巾が120~150mm程度、長さは1,800~1,820mmのものは普通張り、上記に加えて27・30mm、巾が222~455mmのものが特殊張りとなります。
材種はナラ・カバが使用されます。
集成材フローリング
縁甲タイプの無垢材で、挽板を木目方向に平行にして、厚さ・巾・長さ方向に接着したものです(集成材)
剣道場などで使用されております。
板厚は15~45mm、巾は90~120mm、長さは1,800~4,000mm程度です。
材種は桧・松・杉・サクラ・ナラなどが使用されます。
普通張りにて施工します。
体育館フローリングの特徴
単層フローリング・複合フローリングのそれぞれの長所・短所をいくつか挙げてみます。
単層フローリング
長所
・木目、色が豊かで美しく優しい肌触り
・サンディングして再塗装というリフォームが可能
短所
・湿気を吸い、反り・伸縮が起きやすい
・湿潤な環境では腐りやすい
複合フローリング
長所
・バラつきがなく一定の品質を確保しやすい
・大判であれば施工性が良く工期短縮となる
短所
・化学物質を多く使っている
・薄単板だとサンディング塗装が難しい