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霜鳥 裕達
【資格】2級施工管理技士/1級フローリング技能士/木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など【仕事】床職人歴20年以上になります。まだ小さかった頃、母親が自分を背中にしょってダボ打ちをしていたそうです。【想い】大切な会社、携わる方と共に成長し、幸せにしていきたいです。またホームページやメールマガジンでより良い情報をお届けします。もっと分かりやすく伝わる記事が書けるよう頑張ります。

体育館アリーナ・フローリング張りについて

事務hori

みなさん、こんにちは、コートラインプロの堀です。
コートラインプロでは、スポーツフロアや器具の工事のこと、施設や器具のメンテナンスのこと、スポーツ競技のことなどの記事を随時更新しています。今後も改善を重ねより分かりやすいサイトを目指します。

霜鳥裕達
shimotori

具体的にどんなことかと言えば、例えば、体育館スポーツフロアーのメンテナンスにはどのような用品を使えば良いか!スポーツフロアがどれ位痛んでいたら、どのような工事が必要になるかなどを掲載しています。またお客さまからご要望の多い質問何かもQ&A方式で回答しています。

施工場所 学校施設(屋内運動場体育館)床
施工内容 (体育館スポーツフロアー床工事)体育館アリーナ床・ステージ・器具室・フローリング貼り
目的 体育館の新築
施工経緯  お客さまからのご依頼

体育館アリーナ・フローリング張りのようす

こんにちは、コートラインプロの霜鳥です。

本日は、体育館のフローリング張りに来ています。

ここで、体育館のフローリングに利用される木材についてちょっと書いていきます。
体育館に使用されているフローリングって、戸建て住宅で使われているフローリングと違ってスポーツ競技に耐えられる強度がなければいけないんですよね!!(戸建て住宅のフローリングには柔らかい木材も使用されます)

古くは無垢フローリングで、強度の強い広葉樹が使われていました。

その後、複合フローリングや大型積層フローリングが開発されていきます。

今でも、表層単板には広葉樹が使われることが一般的です。

広葉樹は材質が硬い特徴から、堅木とも呼ばれます。

また、その特徴から家具や床材に多く利用されています。

体育館床・スポーツフロアーへのフローリング張りのようすです。積層フローリングを張っています。

体育館床・スポーツフロアーへのフローリング張りのようすです。積層フローリングを張っています。

さて施工レポートです。
写真をご覧いただければ分かる通り、本日はフローリング張りを行っています。

この広さをずっとこの体制で張っていくんですよ。

さすがに時々、腰を伸ばさなければ曲がってしまいます。
それでも、このフローリング幅が広い方なんで、一枚張るごとに幅狭に比べ進み方が早いんです。

貼りやすさもあるのですが、張りにくいこともあるんです。
何かと言うと、使用しているボンドです。

これが、滑らないんですよね。
フローリングを引き寄せるのが結構大変なんです。

私を含め4人体勢で張っていきましたので、何とか3日で終えることができました。
この後、研磨塗装して完成となります。
引き続き、施工を行っていきます。

ところでスポーツ資源ってご存知ですか!?
この後、スポーツ資源の意味合いから、スポーツ資源を活用したスポーツ活性化への取り組みなどを書いていきたいと思います。
お読みいただければ幸いです。

スポーツ資源について

スポーツ資源って聞いたことがあるでしょうか!?

スポーツ庁では、その定義を『みる』『する』『支える』としていますが、まだまだ、聞きなれない言葉だと思いますので、自分なりに解説していきたいと思います。

また、資源の対象施設や、資源の活用事例についてお伝えしていきます。

資源は
人間の生活や産業等の諸活動の為に利用可能なものをいう。
広義には人間が利用可能な領域全てであり、狭義には諸活動に利用される原材料である

観光資源は
観光やレジャーといった余暇を楽しむ需要に応じられる要素のこと。地域おこしの方法の一つとして、観光産業を興すときの元となる要素や事象のこと

となると、

スポーツ資源は次のように考えられます。
スポーツ資源は、スポーツ産業を興すときの元となる要素や事象のこと、つまりスポーツを行うための施設をはじめ、スポーツに関するイベント、大会、スポーツ団体・プロ球団・スポーツ用品販売店・ツーリズムまでが含まれることになります。

実際に、スポーツ庁では創設から『みるスポーツ』『するスポーツ』『支えるスポーツ』を掲げスポーツ産業やスポーツ振興のため取り組みを始めています。

スポーツ資源の例

スポーツ施設・環境 体育館・屋内運動場・野球場・サッカー場・テニスコート・プール・陸上競技場・運動公園・運動広場・スポーツセンター・ミュージアム・その他スポーツ施設
スポーツ団体 プロ野球、Jリーグ、Bリーグ・プロゴルフ、大相撲、F1、柔道、総合格闘技 .その他スポーツ団体
スポーツイベント マラソン大会・インターハイ・トライアスロン・サイクリング・各種国際大会・そのほかのスポーツイベント
その他 スポーツ用品店・スポーツクラブ・スポーツ教室・フィットネスクラブ・ジム・スポーツツーリズム他

ところで、我が国の優れたスポーツ資源とは何があるのでしょうか!?

世界的にハイレベルな”観るスポーツ” ビジターの観戦者がご当地グルメや周辺観光を楽しみ、また観光客が滞在プランの一つとしてスポーツ観戦も加えることで、旅行内容の充実のほか、各スポーツの普及振興、そして地域活性化を目指す。
プロ野球、Jリーグ、ラグビー、バレーボール、プロゴルフ、大相撲、F1、柔道、総合格闘技 .etc
世界を超えて人気を集める”するスポーツ” マラソン等の参加者が応援の家族と共に温泉など周辺観光を楽しみ、また観光客が入浴前の一汗としてテニス等に勤しむことで、旅行内容の充実のほか、健康の増進、スポーツ施設の有効利用、スポーツ用品・ファッションの需要喚起、そして地域活性化を目指す。
マラソン、ウォーキング、サイクリング、登山、トレッキング、トライアスロン、スキー、ゴルフ、草野球 .etc
地域や国が一体となって携わる”支えるスポーツ” スポーツチームの地域経営や市民ボランティアとしての大会支援、地域や国を挙げての国際競技大会・キャンプ(スポーツ合宿)の誘致により、交流人口の拡大、地域活性化、地域・国の観光魅力の効果的発
信を目指す。
プロリーグ運営、国体、インターハイ、マラソン大会、合宿誘致、運動会、五輪、各種国際大会、各種世界大会、総合型地域スポーツクラブ .etc

出典・観光庁

スポーツ資源の活用例・大学と地域との連携事例

大学が地域スポーツ振興に果たす役割が広がりを見せている、専修大学の事例も、その一つです。

専修大学では、少年少女を対象にレスリング教室を開講、地域のスポーツ講座として根付いてきています。
手軽なレクレーションコースや競技としてレスリングを学ぶコースがあるとのこと。
全国大会やオリンピックを目指す選手も現れているそうです。
若いうちにレスリングをすることで
☑ 体幹が鍛えられる
☑ バランス感覚が身に付く
☑ メンタルがたくましくなる
など、体力やメンタルも養われるといいます。
いつか、この地域から有名選手が生まれるかもしれませんね。

スポーツ資源の活用例・マリンスポーツでの地域おこし

スポーツ庁は、プロバスケットチームで盛り上がる秋田市や、国際車イステニス大会が開かれる福岡県飯塚市など、スポーツで地域おこしに成功した全国12の事例を漫画で紹介する取り組みを進めているようです。
若者たちにスポーツが地域の活性化につながることをアピールし、地方創生を担う意識を持ってもらおうというのが狙いです。

3年後に迫ったオリンピック・パラリンピックなど国際競技力の向上を進めるだけでなく、地方でのスポーツ大会・イベントや合宿・キャンプの誘致、観光化するスポーツツーリズムの開発などは、参加料収入による地域への経済効果だけでなく、交流人口が増えるきっかけになったり、地域の一体感が強まるなどさまざまな社会的効果があるとして強力に推進しております。
さらに「どの地域にも、チャンスがある」として、名所旧跡がなくても、知名度が低くても、地域の特色や資源をスポーツ目線でポジティブに見直すとスポーツツーリズムのチャンスがあるとして各地に新たな取り組みを呼びかけているんです。
こうした中で、若者たちにスポーツが地域活性化の起爆剤になり、貢献していることをもっと知ってもらおうと、全国の成功例を気軽に読めるストーリー仕立ての漫画にしてPRすることとなったんです。

その中の一つ、三重県熊野市で行われているマリンスポーツでの地域おこしをご紹介させていただきます。
三重県熊野市は紀伊半島南部に位置し、年平均が17℃前後と温暖な気候です。
市内には山崎運動公園、熊野市総合グラウンド、熊野市紀和B&G海洋センターなど、さまざまな種目に対応できる施設があります。また、海、山など恵まれた自然をトレーニングに活用することが出来ます。
日本の快水浴場100選に選ばれた新鹿海岸でマリンスポーツが盛んに行われており、イベントでは初心者の方でも楽しんでいただけるよう、基礎から学ぶことができます。
この熊野市では、自然を活用したアウトドアスポーツ(特にマリンスポーツ)による、地域活性化を業務とする「地域おこし協力隊」を公募しました。

☑ マリンスポーツ体験の企画・立案・実施
☑ 市民へのマリンスポーツの普及に関する取り組み
☑ マリンスポーツフェスティバルの企画運営
☑ マリンスポーツを通した熊野市の情報発信
☑ アウトドアスポーツ全般に関すること
というのが活動概要なんだそうです。
熊野の雄大な自然の中でマリンスポーツを楽しんでみませんか?

スポーツ合宿の誘致

スポーツ資源を活かした地域おこしの一環として、スポーツ合宿の誘致を行っている自治体も増えているようです。

スポーツ合宿のみならず、各種スポーツ大会の誘致も推進して、それらの誘致による交流人口の増加及び経済活性化を大きな施策のひとつとして捉えているようです。
ある自治体では、スポーツ合宿や観光に関する総合窓口を担うコーディネーターを配置することにより、利用者・主催者にとって利便性の高いサービスを提供するとともに、積極的な営業活動を展開しております。

そんな中で、下のような非常に面白いアンケートがあります。
平成22年 京都府中丹広域振興局 (業務委託)京都新聞企画事業株式会社が行った、京都府(北部)中丹地域(舞鶴市・福知山市・綾部市)における 大学スポーツ合宿アンケートについてのもので、スポーツ合宿を積極
的に誘致する上で準備すべき必要なことを整理するために行ったものです。

毎年の合宿地が「決まっていない」は189件(54%)あり、「決まっている」は158件(46%)とほぼ同数の割合になっており、誘致活動できる対象の大学スポーツクラブが存在していることがわかる。
189件の「決まっていない」クラブの合宿地決定方法の1位「旅行代理店」は69件(31%)あり、
学生やクラブのことを知っている特定の代理店に毎年依頼していることが伺える。
「インターネット」は2位の45件(20%)で、学生自ら候補地を探している様子がわかる。
「指導者」「友人・知人」は、29件(13%)28件(13%)あり
、学生にとって身近な存在の方からの口コミを重視している傾向が見える。
合宿地を決める時の優先事項は、「費用」が230件(27%)で1位、2位は「競技施設」203件(24%)となっており、大学生の台所事情が、競技クラブの練習事情に影響を大きく与えていることがわかる。
また、3位の「宿泊施設」は147件(17%)あり、宿泊施設の食事や部屋など
のサービス面、費用面等に関心が高くなっている一方、交通アクセス102件(12%)、地域95件(11%)は4位、5位になっている。
ガイドブックを通した中丹地域の関心度は、「関心をもった」が147件(42%)あり、最も多くなっているが、113件(33%)は「あまり関心
がない」、58件(17%)は「特になし」が全体の半数に及ぶという厳しい結果になっている。
また、中丹地域における今後の合宿の検討の可能性は、25%と0%を併せると207件(60%)にものぼり、こちらも厳しい結果となってい
る反面、50%以上は121件(35%)あるため、新たに誘致できる対象が存在しており、アプローチ次第では結果に繋がる可能性がある。
現時点の結果として、大学スポーツ合宿の誘致に取り組む対象が多数存在していることがわかった。しかし、この対象が中丹地域に関心
を持ち続けてもらうためには、新たな取り組みを早急に行わないといけないし、他地域に関心を奪われるかもしれない。そのためには、合
宿誘致で先行する他都市の施設運営や宿泊業者の取り組みを学びながら、大きな枠組みで中丹地域の独自色(魅力)を決定、実行する
必要がある。実行趣旨に沿った活動を地域全体で各々が一歩ずつ前向きに取り組み、少しずつ情報発信し続けていく必要がある。

京都府(北部)中丹地域(舞鶴市・福知山市・綾部市)における 大学スポーツ合宿アンケートについて
京都府中丹広域振興局 (業務委託)京都新聞企画事業株式会社  抜粋

いかがでしたでしょうか!?
今後、スポーツ資源の活用によって、地域おこし・スポーツ振興・スポーツ活性化への取り組みが、ますます広がっていくでしょう。
スポーツは街づくりにもなっているのです。
上記に記載した以外にも、まだまだ多くの取り組みがあります。

☑ 長野県・小布施町に見られるスラックラインの大会
☑ 瀬戸内しまなみ海道をサイクリストの聖地へ
☑ 大分国際車いすマラソン大会
などです。

これらについては、また詳しくお伝えしていきます。
スポーツを通して、地域が活性化するだけでなく、笑顔になり健康でいられれば良いですね!