肋木の種類と安全点検について

肋木とは

肋木(ろくぼく)と聞いてもピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、皆さん必ず目にしているはずのものなんですよ。
肋木とは、学校などの体育館内の壁に設置してある木製の格子状のものです。
スウェーデン体操の代表的器械であり、約2.5m程度の柱の間に10数本の横木を平行に固定したもので、懸垂運動による姿勢矯正などに使用される体操器具なんです。
余談ですが、あばら骨に似た形をしているので「あばら」という意味の「肋」が付けられたようです。

肋木の種類

固定式
壁面部に完全に固定されたものです。
回転式
片方のみ壁に固定、もう片方にはキャスターが付いており扉が開くように引き出すことが可能です。
材料は柱はもみの木の集成材、横木はブナ材のものがよく使われております。
極まれに横木に鉄パイプ製のものがありますが、手汗をかくので危険性が高く滑り止めに十分注意する必要があります。
運動時は、床面にマット等を敷く必要があります。
回転式では、落下防止のため指定位置でブレスを確実に張ってから使用する必要があります。
最近では、肋木を使用されてない施設もあるようで
新しい活用法としてクライミングウォールを既存の肋木に取り付けられるものを製造しているメーカーもあります。

安全点検

ちょっとした不具合でも思わぬ大きな事故につながる場合があります。
特に接合部のナット・ボルト等は振動で緩みますので注意が必要です。
日常点検を行うと共に、不具合箇所を発見した場合は使用を中止して、専門業者に相談する必要があります。
定期点検は、6か月に1回行ってください。
肋悍・柱 (標準耐用年数5年)
破損、ささくれ、反り、変形等の有無
回転部 (標準耐用年数5年)
油切れ、摩耗、変形等の有無
接合部 (標準耐用年数5年)
ナット・ボルトの緩み、破損、変形等の有無
固定金具 (標準耐用年数7年)
曲がり・変形・塗装の剥がれ、錆の有無
車輪 (標準耐用年数2年)
摩耗・破損・剥がの有無

最後に

肋木もだいぶ古くなったことで放置されていることがありますが、生徒さんの中には、設置してあることで利用します。
点検せずにいることで問題が起こる可能性が高くなります。
日常点検と定期的な点検を行ってください。
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保坂司
【資格】2級施工管理技士/1級フローリング技能士/木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など【仕事】床職人歴20年のベテラン、体育館床・スポーツフロアはもちろんのことマンションや公共施設の床工事を数多く手がける。現在も職人&営業で奮闘中。【想い】ビジネスパートナ様と共に伸びゆくために取り組んでいきます。【本人より】為になる記事を精一杯書いていきますので読んでいただけたら嬉しいです。より良い提言・より良い提案ができるよう更なる知識の向上に励みます。