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フローリング貼り標準仕様について
みなさん、こんにちは、コートラインプロの堀内です。
今回はフローリング貼り標準仕様について教えるよ!!
建物の構造や仕様によってフローリング貼り方は変わってくるんだ。
フローリングを貼る際の参考にしてね!!
乾式工法
■ノリ釘併用工法■釘留め工法■直貼り接着工法
《概要》乾式工法として、直貼り工法、根太貼り工法、の二つの工法がある。(65頁「フローリングエ法とその床下地の種類と規格」を参照)ここでは、それぞれの工法の説明をし、特に直貼り工法の中の、ノリ釘併用工法及び釘打ち工法と、直貼り接着工法との違いを、述べるものとする。
種類
64頁JASの種類に表記する単層フローリング及び複合フローリングの全てとする。
材料
(1)フローリングの規格
フローリングのJASに適合する製品。
(2)樹種
ア.単層フローリング
ナラ、カバ、ブナ、イタヤカエデ等の広葉樹及び、桧、松、杉等の針葉樹とし指定による。
イ.複合フローリング
複合フローリングの天然木化粧及び特殊化工化粧は、製造者の仕様により指定とする。
(3)加工
さねはぎ加工、その他所要の加工を施したフロ-リングのJASに適合する製品とする。
(4)寸法
単位mm
用語 | 厚さ | 幅 | 長さ |
フローリングボード(1) | 6~18 | 60~110 | 240以上 |
フローリングボード(2) | 12~18 | 60~110 | 240以上 |
フローリングボード(3) | 12~18 | 60~110 | 500以上 |
フローリングブロック | 10~18 | 240~303 | 240~303 |
複合フローリング(1) | 3~18 | 75~303 | 240~1,818 |
複合フローリング(2) | 12~18 | 75~303 | 900~4,000 |
- は直貼り接着工法用、(2)は直貼り釘打ち用とし、(3)は根太貼り工法用とする。
貼り込むフローリングに使用される副資材は、次の通りとする。
副資材
(1)接着剤
接着剤はJIS A5536-2007(F☆☆☆☆推奨)床仕上げ材・床根太用接着剤に適合する下記の種類とする。但し、フローリングの裏面材の有無等被着体との接着力のよい種類を選択する。又、使用する接着剤の種類に、フローリング製造者の指定がある場合は、その指定による。
主成分による区分
種 類 | 主成分内容 |
ウレタン樹脂系 | ウレタン樹脂を主成分としたもの |
エポキシ樹脂系 | エポキシ樹脂を主成分とした主剤と、ポリアミン類を主成分とした硬化剤との二液反応形のもの |
アクリル樹脂系エマルジョン | アクリル樹脂を主成分としたエマルジョン形のもの |
(2)釘
ア.釘の種類
フローリングを固定する釘の種類は、スクリュー釘、フロア釘、ステープル等とする。
イ.釘の寸法
釘の長さや太さは保持力の維持及び貼り込む下地によって適時種類寸法を選択する。また、使用する釘の種類にフローリング製造者の指定のあるときはその指定による。(発プラ系下地を除く)
直貼り(ノリ釘併用及び釘打ち)工法
(概要)ここで言う直貼(ノリ釘併用及び釘打ち)工法とは、床下地(乾式遮音床等)に、フローリングボード・複合フローリング等をノリ・釘併用あるいは釘打にて張り込むものをいう。
■施工上の注意
(1)貼り込み
貼り込みに先立ち、木目色調のバランスに注意して割付、継ぎ手を乱にし(隣接する板の継ぎ手は、使用する板幅以上離して)通りよく並べ、釘、あるいは、接着剤を併用して張る。その際、板こば・木□のさね肩を損傷しないように注意する。
(2)エキスパンション
必要に応じて板の伸縮に対応できるように、エキスパンションを設ける。
根太貼り(ノリ釘併用)工法
《概要》ここで言う根太貼(ノリ釘併用)工法とは、床下地(大引き根太)にフローリングボ一ド複合フローリング等をノリ・釘併用で張り込むものをいう。
■床下地
床下地は66頁の木根太下地を言う。
■施工上の注意
(1)貼り込み
貼り込みに先立ち、木目色調のバランスに注意して割付、継ぎ手を乱にし(隣接する板の継ぎ手は、使用する板幅以上離して)通りよく並べ、釘、あるいは、接着剤を併用して貼る。その際、板こば・木□のさね肩を損傷しないように注意する。
(2)エキスパンション
必要に応じて板の伸縮に対応できるように、エキスパンションを設ける。
直貼り接着工法
(概要)フローリングを接着剤を用いて、コンクリート系下地に直接貼り込む工法をいう。尚、コンクリート系下地に下地合板を介して、張り込む場合もこの工法に包含する。
直貼り接着工法の床下地は、貼り込むフローリングに応じた貼りしろを必要とし、平滑性と接着性を保つための精度があり、十分に乾燥された床下地とする。床下地には、コンクリート(モルタル)金鏝押え床下地、セルフレベリング下地、合板下地P65直貼り接着工法床下地の種類がある。
(1)貼り込み
ア.貼込みに先立ち、木目・色調等を配置よく割付け、所定の接着剤を下地に塗布し、通り良く並べ、表面に損傷のないよう十分に押さえ込んで平滑に貼込む。
イ.接着剤は、専用のクシベラを用いて、下地に所定量(下記表)を均一に伸ばし、全面に塗布する。
フローリングの種類と接着剤の標準塗布量(g/㎡)
・単層フローリング | コンクリート下地の塗布量 | 合板下地の塗布量 | |
400g以上/㎡ | 300g以上/㎡ | ||
・複合フローリング | (裏面材有り、無し共) | (裏面材有り、無し共) |
標準塗布量は全面塗布の場合とし、製造者により塗布量の指定がある場合はその塗布量とする。
ウ.エポキシ樹脂系接着剤2液型は所定の混合比により、専用容器でよく撹押し、使用する。1回の撹拌量は接着剤の可使時間を考慮し、作業量に合わせる。
エ.寒冷地において室温5°C以下で接着剤を使用する場合は、採暖等の処置を施す。
オ.貼込み作業中に接着剤が製品の表面に付着した場合は、専用溶剤等にて速やかに拭取る。
(2)合板下地への張込み
前記によるほか、必要に応じ、釘類を用いて隠し釘留めをすることができる。釘類は下地合板を貫通しないよう、フローリングの厚さに応じた適宜の長さのものを選定する。
(3)エキスパンション
必要に応じて板の伸びに対応できるように、エキスパンションを設ける。