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目次
埼玉県内学校プールシャワー、腰洗い場などの滑り防止への提案について
みなさん、こんにちは、コートラインプロの堀です。
本日は、スポーツフロアのメンテナンスや工事ではなく、プールのメンテナンスについてお伝えします。
ども、ツカサです。
実は、私たちプールメンテナンスも手掛けているんです。
今まで、さまざまなプールのメンテナンスを行ってきました。だいたい4月中旬~6月下旬までがプールのメンテナンスシーズンになるんです。
秋にもあることはあるんですが、春ほどのボリュームじゃありません。
きっと、夏に合わせて綺麗になったプールで喜んでもらいたいなんて思いがあるんでしょうね~‼
確かにメンテナンスしたプールは見違えますもんね。
ところで、なぜプールのメンテナンスも行っているんだろうなんて思われている方もいると思います。
そこで、私たちがプールメンテナンスを行うことになった理由をおやっさんに説明してもらいます。
私たちは、体育器具やスポーツフロアを行う会社として始まりました。
これらの工事、7月くらいから夏休みがピークで、その後、秋~冬にかけて仕事量が少なくなり、4月になると何にも無くなるんです。
折角、頑張っても遊んでしまう期間が多かったんですね。
それで、春にもできる仕事がないか、私たち職人ができることを探していたんです。
あれは、昭和50年前後のことだと記憶しています。
探していく中でプールの工事に出会うことになります。
この頃、まだプール施設は新築が多く、メンテナンスが必要ない施設ばかりでした。
ただ、数年後から増えていくいくことが分かっていたんです。
このような経緯でメーカーの門を叩くことになります。
ありがたいことに、メーカー側も探していた時期だったのです。
技術・ノウハウの提供を受け、昭和50年前半、新築のプール塗装・メンテナンス塗装が確立されました。
私たちがプールメンテナンスを行うようになった理由です。
それでは、プールメンテナンスの提案事例ご覧ください。
埼玉県の学校にプールメンテナンスの現調に伺いました
現調場所 | 学校施設(屋外プール)・プールに付随する設備 |
現調内容 | (プール塗装改修提案について)シャワー箇所・腰洗い場への防滑塗装 |
目的 | 床が滑るため防滑工事を行う、安全性を向上させる |
現調経緯 | ホームページからのお問い合わせ |
現場調査の内容
おはようございます。コートラインプロ千葉営業所です!
本日は埼玉県の学園に伺いました。
まだ5月下旬なのに30℃を超える真夏日の時もあり、さすがに暑いですね。
徒歩での移動が多いので汗だくです。
この暑さ、仕事がらですがプールの季節を感じさせるんです。いよいよ暑さの中で塗装する時期が来たねって!
日射が強すぎる時は施工を控えますが、炎天下の下での塗装になりますので!!
ところで、この時期はプール開きも近くなってくるので、他の時期と比べてお問い合わせが多くなるんです。
問い合わせをいただいき、現場に伺った時に思うことがあります。
何かというと?
すべてがそうでは無いのですが、見に行った時には塗膜がボロボロなんてことがあります。
※ 写真は他の現場です。クラックから表面の浮きや塗膜の剥離が見受けられます。
推測するに、プールのメンテナンス塗装についてご存知な方が少なく、劣化が進行してから業者を探すといったカタチになっている施設さんが多いのでしょう。
実際に塗膜の劣化の進行状態によっては全塗膜を撤去する必要がでてきます。
そのような状態では工事費用が高くなってしまいます。そうなる前にメンテナンス塗装を行うことが望ましいのです。(工期も短く、費用もメンテナンスコストも安く済むからです。)
また、プールを長く維持していくために必要なことは、保護とメンテナンスになります。要するにプール本体(躯体)をどのように保護していくがが重要となるのです。
少しでも気になるのであれば、お気軽にお問い合わせをいただきたいと思います。
さて、現場調査について話を戻します
今回、お問い合わせ頂いたのは、プール場にありますシャワー箇所、腰洗い場、階段の床が滑るための提案してほしいとの事でした。
確かにプール内の床面が滑るなんて危険ですよね。
こちらのプールでは、通路のコンクリート面にも所々クラックが入っており危ない状態でした。
プールの滑り止めのご提案について
今回は大同塗料さんのプールコート防滑工法を提案いたしました。
防滑工法には、ウレタンチップによる防滑(ノンスリップ)仕上げのもの、樹脂に防滑材を混ぜるものなどがあります。
ウレタンチップによる防滑(ノンスリップ)仕上げは水に濡れても滑りにくく快適な歩行感が得られます。
さらにこの塗料の凄いところが、塗膜に遮熱機能を持たせることで表面温度を極端に上がらないように抑制してくれるんです。
一方の防滑材を混ぜる工法はコストが比較的安く済みます。コストを重視する場合には採用したい工法です。
ただし今回のように素地から塗っていくとなると塗り回数が必要となり、イメージしていた金額より高くなってしまうこと、ご了承ください。
お客さまに実際に滑り止めの粗さをサンプルで感じて頂き、イメージを浮かべて頂きました。
予算との兼ね合いもありますが、より良い環境で学習をして頂きたいので最善を尽くしたいと思います。
お問い合わせありがとうございました。
PICK UP・・最近人気のプールサイドの遮熱工法について
最近では、プールサイドの遮熱塗装の人気がでてきました。
プールサイド暑いですもんね!!ただ、遮熱塗料を塗ると、真夏の炎天下のプールサイドの暑さをやわらげて、快適な歩行が可能になります。
日差しが強い6月~(地域による)になるとプールサイドを裸足で歩く際、熱くなった床に足を付けておくことができず駆け足や跳びはねるように歩いた経験があるのではないでしょうか?
また、実際に子供たちを火傷から守るために採用を考えた方もいるのではないでしょうか?
素足での歩行感を改善する遮熱工法には、こんな特徴があります。
プールサイド遮熱工法、その特徴とは!?
☑ プールサイドに塗布する塗料に遮熱機能を持たせることにより、プールサイドの表面温度が極端に上がらないよう抑制します
☑ プールサイドが複雑な形状であったり、多少の凹凸があったとしても、シームレスな美しいプールサイドが実現します
☑ ウレタンチップなどによる防滑(ノンスリップ)仕上げで水に濡れても滑りにくく快適な歩行感が得られます。(工法Ⅰ.Ⅱ)
☑ 水性で作業性が良く、経済的にも優れています(工法Ⅲ)
プールサイド遮熱工法の種類について
プールサイドの遮熱工法は、分別すると3種類に分けられます。標準工法・弾性ゴムチップ工法・簡易工法があります。
その工法とは、どのようなものなのでしょうか!?プールサイドの躯体を一般的なモルタルとして解説します。
プールサイド遮熱工法Ⅰ(標準工法・膜厚2.5mm)
標準タイプ:モルタルコンクリート面に一層ウレタン防水層を形成した後にプールコートターフを塗布します。適度な弾性を有する遮熱防水防滑被膜ができあがります。
■施工工法(新設モルタル面の場合)
工程 | 品名 | 塗布量(kg/㎡) |
---|---|---|
下地 | 下地モルタルは、金ゴテ仕上げで、十分強度のあるもの。 | |
下地処理 | 適切な下地処理を行う。 | |
下塗り(1~2回)※1 | プールコートマイルド モルタル用プライマー | 0.1~0.15/回 |
セメント | 0.05~0.075/回 | |
中塗り | プールコートターフ 中塗 | 2.0 |
上塗り | プールコートターフ 弾性骨材 |
0.32~0.41 ※2 |
※1 プールコートマイルド モルタル用プライマーとセメントは1:0.5(質量比)で混合し、コテ、ヘラでしごき塗りしてください。
※2 シンナーを除く塗布量です。
プールサイド遮熱工法Ⅱ(弾性ゴムチップ工法・厚み10mm)
高級仕様:モルタルコンクリート面にクッション性の高いゴムチップを積層し、その上にプールコートターフを塗布します。
厚みが約1cmにもなり、快適なクッション性と遮熱性を兼ね備えたハイグレードな仕上がりです。
■施工工法(新設モルタル面の場合)
工程 | 品名 | 塗布量(kg/㎡) |
---|---|---|
下地 | 下地モルタルは、金ゴテ仕上げで、十分強度のあるもの。 | |
下地処理 | 適切な下地処理を行う。 | |
下塗 (1~2回) |
プールコートマイルド モルタル用プライマー | 0.10/回 ※3 |
舗装 | ゴムチップ800H ユカクリートチップ処理剤 ユカクリートチップクリヤー#500 |
5.40 |
0.14 | ||
1.35 | ||
目止め | プールコートターフ 中塗+その他 | 0.7~1.0 |
中塗 | プールコートターフ 中塗り | 1.3 |
上塗 | プールコートターフ 弾性骨材 |
0.32~0.41 ※3 |
※3 シンナーを除く塗布量です
プールサイド遮熱工法Ⅲ(簡易工法・アスコン0.5mm/モルタル0.4mm)
遮熱機能を持った無機質の水系塗り床材です。塗装に特殊な技術を必要としませんので経済的です。
乾燥が速く呼吸性があり、湿気を吸排しますので、塗膜が膨れず短時間で軽歩行が可能です。
インターブロッキング塗装にも適しています。
■施工工法(新設モルタル面の場合)
工程 | 品名 | 塗布量(kg/㎡) |
---|---|---|
下地 | 下地モルタルは、金ゴテ仕上げで、十分強度のあるもの。 | |
下塗 | プールコート サイドカラー プライマーU | 0.15 ※4 |
中塗 | プールコート サイドカラー 遮熱タイプ | 0.3~0.4 ※4 |
上塗 | プールコート サイドカラー 遮熱タイプ | 0.3~0.4 ※4 |
※4 塗料のみの塗布量です
どれだけ凄い!?遮熱工法、実際の計測値とは!!
プールサイド遮熱工法の表面温度測定について
1.表面温度測定
基板 | 平板ブロック |
---|---|
測定方法 | 試験板を技術センター屋上に9:00に設置する。 試験板は下地コンクリートからの伝熱がないように高さ10cmの発泡スチロールの上に載せる。 14:00に温度を測定 外気温度35℃ |
測定結果(℃)
色名 | 遮熱工法(Ⅱ) | 遮熱工法(Ⅲ) |
---|---|---|
ブライトグリーン | 43.8 | ー |
ブライトブルー | 43.3 | 43.8 |
パステルグリーン | 42.8 | 43.4 |
クリーム | 42.1 | 42.8 |
オレンジ | 43.0 | 43.9 |
参考測定結果(℃)
コンクリート土間部 | 50.5 |
---|---|
ユカクリート ターフ No18 ターフグリーン | 49.8 |
水系カラーファルト#300 グリーン | 49.7 |
水系カラーファルト#300 ブルー | 48.2 |
プールサイド用 塩ビシート ブラウン | 49.6 |
プールサイド用 塩ビシート ブルー | 48.3 |
現場実測値について
●プールサイド遮熱工法(Ⅱ)
物件名 | 沖縄県立 鏡が丘養護学校 |
赤穂市立 御崎小学校 |
赤穂市立 尼崎小学校 (御崎小学校との比較) |
|
---|---|---|---|---|
測定日 | 7月15日 | 8月1日 | 8月1日 | |
測定方法 | 接触式 表面温度計 | |||
色 | ブライト ブルー |
パステル グリーン |
ブライト グリーン |
ユカクリート ターフ No.22 ライトグリーン |
測定結果(℃) | 39.8 | 39.2 | 42.1 | 49.7 |
外気温35.0℃の炎天下における素足での感触
- コンクリート土間部は飛び跳ねるほど熱い。
- 個人差もありますが46~7℃を超えると素足ではじっと立っていられません。
- ユカクリート ターフNo.18は熱くて我慢できません。
プールサイド遮熱工法5色とも熱さは感じられますが充分に我慢できます。
サーモグラフィー画像による温度比較
プールサイド防滑(ノンスリップ)工法
施工システム | 品種及び工法 | 特徴 | 標準膜厚(mm) |
---|---|---|---|
PN-01 | ユカクリートAU 防滑 (ノンスリップ)工法 |
標準的な防滑(ノンスリップ)工法 | 0.4 |
PN-02 | ユカクリート レジモル(カラー珪砂使用) | エポキシ系高強度樹脂モルタル | 4 |
PN-03 | ユカクリート レジモル#80 防滑(ノンスリップ)工法 |
水溜りのできない透水性レジモル | 10 |
PN-04 | 水系無機質コーティング工法(薄膜) (水系カラーファルト #300 CP-1,CP-3) |
水性で作業性がよくアスコン面にもOK、放熱性 | 0.5 アスコン 0.4 モルタル |
PN-05 | 弾性ターフ工法 (ユカクリートターフ薄層工法TF-1) |
芝目のフィーリングで快適な歩行感 | 0.80 |
PN-06 | プールサイド遮熱工法(Ⅰ)標準工法 プールコートターフ |
塗膜に遮熱機能を持たせている 重厚な芝目模様と弾力性に富む歩行感 |
2.5 |
PN-07 | プールサイド遮熱工法(Ⅱ) 弾性ゴムチップ工法 プールコートターフ |
塗膜に遮熱機能を持たせている 素足にやさしい安全設計 |
10 |
PN-08 | プールサイド遮熱工法(Ⅲ)簡易工法 プールコートサイドカラー 遮熱タイプ |
遮熱機能と素足に心地よいノンスリップ感 水性で作業性と経済性に優れた塗装材 |
0.5 アスコン 0.4 モルタル |
プールサイドやプール本体・プール設備にお困りごとはないでしょうか!?
コートラインプロでは、プール本体のみならずプールサイドや配管設備などの改修も手掛けています。
こんなことできるの?
ちょっとしたメンテナンスお願いできるの!?
こんな疑問があるかもしれませんが、もちろん、プール塗装改修だけでなく、部分的な修繕や補修なども承っています。
現在でも、4月からプール開きに向かって、施設さまや役所さまに直接依頼を受けています。
塗膜の剥がれなどの危険ヵ所の修繕も多くの依頼を受があります。
プールに気になることがあったなら、まずは担当までお願いします。
各種プール工事資料などご用意しています。
今後プールの改修塗装やメンテナンスをお考えの方にお配りしています。
資料請求については下記をご覧ください。