The following two tabs change content below.
保坂司
【資格】2級施工管理技士/1級フローリング技能士/木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など【仕事】床職人歴20年のベテラン、体育館床・スポーツフロアはもちろんのことマンションや公共施設の床工事を数多く手がける。現在も職人&営業で奮闘中。【想い】ビジネスパートナ様と共に伸びゆくために取り組んでいきます。【本人より】為になる記事を精一杯書いていきますので読んでいただけたら嬉しいです。より良い提言・より良い提案ができるよう更なる知識の向上に励みます。

バレーボールコートの寸法および規格

スポ女チエ

スポーツコートのサイズ・大きさシリーズ!今回は6人制バレーボールの寸法及び規格についてだよ!

保坂司
ツカサ

ラインの寸法や名称などをお伝えするよ!

コートの寸法

コートは、18.00m × 9.00mの広さを持つ長方形で、少なくとも 3.00mの幅のフリーゾーンで囲まれるフリープレー空間は何の障害物もない競技エリアの上の空間で、競技をする。
表面から、少なくとも 7mの高さがなければならない。

国内の各種別の大会には、下記の特別競技規則が適用される。

(注) 小学生を対象とする大会では、特例としてコートは 16m × 8m、アタックラインは、センターラインの中央より 2.7m、サービスゾーンの幅は 8mとする。

コートの周囲

国際バレーボール連盟主催の世界大会および㈶日本バレーボール協会主催の競技会では、フリーゾーンは最小限サイドラインから 5.00m以上、エンドラインから 8.00m以上の距離で区画する。

天井の高さ

自由競技空間は、競技場の上方に障害物が一切無い空間であり、競技場の表面から最小限 7.00mの高さがなければならない。
国際バレーボール連盟主催の世界大会および㈶日本バレーボール協会主催の競技会では、競技エリア表面から 12.5m以上とする。

ライン

すべてのラインの幅は 5cmである。それらのラインは明るい色で、また床や他のラインとも異なった色でなければならない。

2本のサイドラインと 2本のエンドラインによって区画され、両サイドラインおよびエンドラインは、コートの寸法の内側に引かれる。
センターラインの幅の中心により、それぞれの 9.00m × 9.00mのコートに 2等分される。

しかし、センターラインは両コートに等しく属する。
ラインは、ネットの真下に、サイドラインからサイドラインまで引かれる。

アタックラインは、どちらのコートでも、そのライン幅の後端がセンターラインの幅の中心から 3mとなるように引く。アタックラインによりフロントゾーンを区画する。

コートのゾーンとエリア

1) フロントゾーン
フロントゾーンは、それぞれのコートで、センターラインの幅の中心からアタックラインの幅の後端により区画される。
フロントゾーンは、サイドラインの外側に、フリーゾーンの端まで広がっている。

2) サービスゾーン
サービスゾーンはそれぞれのエンドラインの後方に位置する 9mの幅を持つ区域である。
サイドラインの延長線上に、エンドラインから 20cm離れ、15cmの長さで引く 2本の短いラインにより両端を限定する。
両方の短いラインは、サービスゾーンの幅に含まれる。
サービスゾーンの奥行きは、フリーゾーンの端まで広がっている。

3) 選手交代ゾーン(サブスティチューションゾーン)
選手交代ゾーンは、両方のアタックラインの記録席までの延長により区画される。

4) ウォームアップエリア
FIVB世界大会では、ウォームアップエリアがそれぞれのベンチ側フリーゾーンの外側のコーナーに、約 3m × 3mの広さで設けられる。

5) ペナルティーエリア
ペナルティーエリアは、それぞれのエンドライン延長線上の外側でコントロールエリア内に約 1m × 1mの広さで、2脚の椅子を用意し設けられる。ペナルティエリアは 5cm幅の赤いラインで区画される。

6) リベロリプレイスメントゾーン
リベロリプレイスメントゾーンは、チームベンチ側のフリーゾーンの一部であり、アタックラインの延長からエンドラインの延長により区画される。

国内ルール・国際ルールの違い

次表に示す違いは、世界バレーボール協会の主催する世界大会におけるルールとの違いである。
また、ネットの高さについては、国内だけの特例がある。(「ネットと付属品」を参照のこと)

項目 内容 国内ルール 世界大会ルール
フリー
ゾーン
サイドライン
から最小限
5.00m
エンドライン
から最小限
8.00m
天井の
高さ
競技場の表面
からの高さ
12.5m以上
競技場の
表面
国内ー木材・土(CLAY)または、それ以上と認められるもの。
世界大会ー木製または、合成材表面で前もって FIVBの承認が必要である。
競技場の
気温
最低温度 10℃
(50° F)
16℃
(61° F)
最高温度
25℃
(75° F)
競技場の
湿度
60%以下
競技場の
室内 コート内は
オレンジ
フリーゾーンは
グリーン
ラインの
明るい色で床や他の
ラインと異なる
競技場の
明るさ
世界大会ー競技場の表面上 1mの高さで
1000~1500ルックスでなければならない。
ウォーム
アップ
エリア
世界大会ーフリーゾーンの外側の両ベンチ側コーナーに
3m × 3mのウォームアップエリアが必要である。
役員・
関係者
の部屋
世界大会ー26室以上が必要である。

競技場の表面

表面は水平で、均一でなければならない。選手に負傷の危険がおよばないものでなければならない。粗い表面、または滑りやすい表面でプレーすることは禁止される。

勾配

屋外コートでは、水はけのため 1mにつき 5mmの傾斜が許される。固形の素材を用いて、コートのラインとすることは禁止される。

サーフェスの材質

材質

FIVB世界・公式大会で許可されるのは、木製または合成材の表面だけである。すべての表面は、事前に FIVBの承認を得ていなければならない。
アリーナの構成材料は、木材・土(CLAY)、または、その以上と認められるものである。
※競技規則に記載は無い。

室内コートでは、コート面は明るい色でなければならない。FIVB世界・公式大会では、ラインは白色、それ以外のコート、フリーゾーンはそれぞれ異なった色で区別する必要がある。

競技施設

支柱

ネットの支柱は、サイドラインの外側 0.50~1mの位置に設置する。2.55mの高さで、高低の調節が可能なものとする。

ネットと付属品

ネットは縦幅 1mで、長さは 9.5~10m(サイドバンドの外側は両端各 25~50cm)で、10cm角黒い網目でできている。
その上端には、7cm幅で二つ折りの白いキャンバス地の水平な帯が、全長にわたり縫い付けられている。

ネットの上端を強くしっかりと支柱に縛りつけるため、ひもを通す穴が白帯の両端にあいている。

柔軟性のあるケーブルが、白帯の中に通され、ネットを支柱に結び、上端を強くしっかりと張り続ける。
ネットの下端には、上端と同様の幅 5cmの水平な帯があり、その中にロープが通っている。

このロープでネット下端の支柱に縛り強くしっかりと張り続ける。
2本のサイドバンドが、ネットに垂直にしっかり取り付けられる。
その位置は両サイドラインの真上となる。

サイドバンドは、幅 5cm長さ 1mで、ネットの一部とみなされる。
アンテナの長さ 1.80m、直径 10mmの弾性のある棒で、ファイバーグラスまたは類似の素材でできている。
アンテナは、両サイドバンドの外側の縁にしっかりと取り付けられる。

2本のアンテナは、それぞれ反対のネット面に設置される。
ネットの上 80cmの高さに伸び、この部分には対照的な色で、できれば赤と白で 10cmごとのストライプを付ける。
アンテナは、ネットの一部とみなされ、ボールの許容空間の横の限界を定める。