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スポーツフロアの種類について
木製床・塗床・張り床の3種類
スポーツフロアの仕上げ材の種類としては、木製床・塗床・張り床と大きく分けて3種類に分けられます。
木製床はいわゆるフローリング材のことです。
塗床は、一般的にコンクリートスラブ等の上に、ゴムチップ層にウレタン樹脂を重ねた塗床材を施工したもので、スポーツフロアでは多くが複層となります。
張り床とは、一般的にコンクリートスラブ上に塩化ビニルや合成ゴムなどの合成高分子材料を接着剤を用いて施工した床シートとなります。
仕上げの大切さ
スポーツフロアにおいて、仕上げ材は重要な役割を持っております。
多くは、木製床が使われており、スポーツ用のフロアとして最も適していると言われております。
この木製床は、フローリングと表面の塗装で構成されており、今日では、仕上げ塗装の発達により、耐久性が向上しています。
また、仕上げ塗装で使用する塗料の選択も重要なポイントとなります。
塗料の性能が用途に合ったものかどうかを十分に考慮して、それぞれの塗料の長所・短所を見極めて選択することが必要となります。
スポーツフロアで広く使われているポリウレタン樹脂塗料は、各競技に合った適度な滑り・ノンスリップ性を有するよう設計されております。
現在、体育館で使用されている体育館木床用塗料は、溶剤1液型油変性ポリウレタン樹脂塗料、溶剤1液型湿気硬性ポリウレタン樹脂塗料、溶剤2液型ポリウレタン樹脂塗料、水性1液型ポリウレタン樹脂塗料、水性2
液型ポリウレタン樹脂塗料の5種類に大きく分けられております。
剣道場などでは使用者のニーズによりオイル系塗料などがあります。
フローリング表面は適度な滑りを保持していないと競技もさることながら安全性を損なってしまいます。
また、競技などで使用するに従い塗膜が摩耗していきますので、定期的なメンテナンスが必要となります。
この仕上げ材の保護対策を行わないと劣化が早まり、耐用年数が短くなることで
競技中に思わぬ事故が起こってしまう可能性があります。
以上のように、体育館での仕上げ材は競技性・安全性に大きな役割を果たしているのです。
仕上げ材を傷める要因
木製床はスポーツフロアとして優れた性能を持っておりますが、柔らかくて傷つきやすいという面があるため、常に良いコンディションを保つため性能を損なう要因を日常的に継続して取り除くことが必要となります。
仕上げ材の性能を劣化させる主な要因です。
水分と湿気
水分は木製床にとって大敵です。
木製床が水分を含んでしまうと、木を伸縮させ、反り・あばれを発生させると共に床板の割れ、欠け、隙間、また、カビや腐食の原因となります。
土砂、ほこり
土砂は塗装膜を傷つけ摩耗させるとともに滑りやすくします。
さらに土砂を残したままにしておくと靴で土砂を動かしてしまうため傷つけます。
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