- ツール・ド・ニッポン2018~ BIKE TOKYOについて - 2018/11/10
- 地元に根付くアットホームな大会「走りながらスウィーツが食べられる」蓮田マラソン - 2018/10/22
- 第27回ジャパンカップサイクルロードレース2018 - 2018/10/08
- スポーツイベント:ちばスポーツ夢フェスタ2018 - 2018/10/02
- 群馬県の体育館 - 2018/10/02
目次
バスケットボールコートの寸法および規格
スポーツコートのサイズ・大きさシリーズ!今回はバスケットボールの寸法だよ
体育館などの屋内運動施設のほとんどに設置されているバスケットボール、数年前にルール改正されてから、寸法が少し変更になっているから気を付けないといけないね。
まだ、改正前の状態だったら、協議する人の事を考えて早めに変更する事がおススメだよ。
バスケットボールコートの寸法
コートは、障害物のない長方形の平面とする。
コートの大きさは、境界線の内側ではかって縦 28m、横 15mとする。
(国際競技規則)
各国バスケットボール協会(連盟)は、それぞれの国内のゲームにおいては、縦 28m、横 15mのコートを使用することができない場合は、縦 26m以上、横 14m以上の現存するコートを使用することができる。
ライン(境界線)
すべてのラインは幅 5cmとし、白色ではっきりと見えるように描かれていなければならない。
コートは、2本のエンド・ライン(コートの短い側のライン)および 2本のサイド・ライン(コートの長い側のライン)で囲まれている。(図 1)これらのラインはコートには含まれない。
チーム・ベンチにすわっている人を含むすべての障害物は 2m以上離れていなければならない。
1) センタ・ーサークル
センター・サークルは、円周の外側までが半径 1.80mである円をコートの中央に描く。(図 1) センター・サークルの内側に色を塗るときは制限区域と同じ色とする。
2) センター・ライン
センター・ラインは、両エンド・ラインと平行に両サイド・ラインの中央を結ぶ。センター・ラインの両端はサイド・ラインより外側に 0.15m延長する。(図 1)
3) ツー・ポイント / スリーポイント・フィールド・ゴール・エリア
チームのツーポイント・フィールド・ゴール・エリア(以下、ツー・ポイント・エリアという)とは、相手チームのバスケットに近い、次に示すラインで区画された(ラインを含む)コートの部分をいう。
① 外側の縁までの距離がサイド・ラインの内側の縁から 0.90mとなるようにエンド・ラインと直角に描かれた 2本の平行な直線
② ①のライン(直線)との交点まで描いた相手チームのバスケットの真下を中心とする円周の外側までが半径 6.75mの半円の一部
③ エンド・ラインの内側の縁から半円の中心までの距離は 1.575mとする。
①②で表されるラインをスリー・ポイント・ラインという。
1チームのスリー・ポイント・フィールド・ゴール・エリア(以下、スリー・ポイント・エリアという)とは、コートのツー・ポイント・エリアを除いた部分をいう。
スリー・ポイント・ラインはスリー・ポイント・エリアには含まれない。
4) フリースロー・ライン、制限区域、フリースローを行う半円(図 2)
フリースロー・ラインは、エンド・ラインと平行で、エンド・ラインの内側からフリースロー・ラインの遠いほうの縁までの距離は 5.80mとし、ラインの長さは 3.60mとする。
フリースロー・ラインの中央は両エンド・ラインの中央を結ぶ線上にあるものとする。
制限区域は、次のラインで区画されたコートの長方形の部分をいう[②、③はラインを含む]。
① エンド・ライン
② フリースロー・ラインおよびフリースロー・ラインを両側に 0.65mずつ延長したライン(ライン全体の長さは 4.90mとなる)
③ エンド・ラインの中央から左右 2.45mの点とフリースロー・ラインを延長したラインとの交点まで、エンド・ラインと直角に描かれた 2本の直線(寸法はラインの外側までとする)
エンド・ラインを除いて、制限区域を区画するラインは制限区域の一部である。制限区域のラインの内側に色を塗るときはセンター・サークルと同じ色にする。
フリースロー・シューターがフリースローを行う半円は、フリースロー・ラインの中央を中心として円周の外側までが半径 1.80mになるように、制限区域の外側に描く。フリースローのときにリバウンドに参加するプレイヤーが制限区域に沿って占めるリバウンドの位置を定めるラインは、図 2に示すとおりとする。
5) チーム・ベンチ・エリア(図 1)
チーム・ベンチ・エリアとは、次のラインで区画されたコートの外の部分をいう。
① オフィシャルズ・テーブルに近い方のサイド・ライン
② センター・ラインから 5mのところにサイド・ラインと直角に描かれた長さ 2m以上のライン
③ エンド・ラインを 2m以上延長したライン
それぞれのチーム・ベンチ・エリアには、コーチ、アシスタント、コーチ、交代要員、5回のファウルを宣せられたチーム・メンバー、チーム関係者のために適当な数の席(椅子)が用意されていなければならない。
上記以外の人は、競技時間中チーム・ベンチ・エリアにいることはできず、チーム・ベンチから 2m以上離れていなければならない。
(国際競技規則)
コートを描くときは、次のようにしなければならない。
・競技規則どおりに、幅 5cmの境界線が描かれていること
・コートの周囲幅 2m以上の部分を、コートと対照的な色で塗ること
その色は、センター・サークルおよび制限区域と同じ色でなければならない。
観客席は、コートの境界線の外側の縁から 5m以上離れたところに設置しなければならない。
オフィシャルズ・テーブルおよび交代席の配置(図 4)
公式大会においては、チーム・ベンチおよび交代席の配置は次のようにする。
オフィシャルズ・テーブルからはコートがよく見渡せなければならない。オフィシャルズ・テーブルおよびテーブル・オフィシャルズの席を一段高く配置することが望ましい。
アナウンサーや統計係(ボックス・スコア係)がいる場合は、オフィシャルズ・テーブルのとなりあるいはオフィシャルズ・テーブルのうしろに席を設ける。
(国際競技規則)
オフィシャルズ・テーブルは、長さ 6m以上、高さ 80cm以上でなければならない。
また、オフィシャルズ・テーブルは、床よりも一段高い台(高さ 20cm以上)の上に設置しなければならない。
天井の高さ
天井の高さまたは天井についている障害物までの高さは、床から 7m以上なければならない。
年齢等によるコートの基準
年齢等によってコートの寸法の基準に違いを設けてはいないが、中学校の体育館などは公式大会用の寸法が取れない場合が多い。したがって、実状としては下図のような場合がある。
※ミニバスケットは別途競技規則書を設けてあり、それに準ずる。(コートの寸法以外に、ボールやゴールも異なる。)
公式(高校生以上) | 15.00m × 28.00m |
中学校程度 | 14.00m × 26.00m |
※ミニバスケット | 12.00 ~ 14.00m × 22.00 ~ 24.00m |
サーフェスの材質
バスケットボール競技規則では「適切な材質の床」とされている。なお、学校体育ではクレイや全天候型舗装も使用されている。
(国際競技規則)
FIBAの主な公式大会(以下、「Level 1」という)においては、フロア(床)の表面は木(木材)でなければならない。
FIBAの主な公式大会以外の FIBAの公式大会(以下、「Level 2」という)
そのほかのすべての国際大会・国際ゲーム(以下、「Level 3」という)
においては、フロア(床)の表面が合成素材であってもよい。
また、フロアは固定式・可動式のどちらの方式のものでもよい。
アリーナのフロア(床の表面)は、縦 32m以上、横 19m以上の広さがなければならない。
FIBAの主な公式大会
・オリンピック大会
・オリンピック予選大会(男・女)
・FIBA 男子世界選手権大会
・FIBA 女子世界選手権大会
・FIBA 男子 U-19 世界選手権大会
・FIBA 女子 U-19 世界選手権大会
・FIBA 男子 U-17 世界選手権大会
・FIBA 女子 U-17 世界選手権大会
・上記の選手権大会の予選大会
・FIBA ゾーン選手権大会
そのほかすべての国際大会、国際ゲーム(以下「Level 3」という)においても、これらの施設および用具・器具を使用することが望ましい。
競技施設
バックストップ・ユニット
1) コートの両端には、それぞれバックストップ・ユニットが 1組ずつ設置されなければならない。バックストップ・ユニットは、バックボード、リングおよびその取り付け部分、ネット、バックボード・サポート(バスケット・サポート)で構成される。
バックボード・サポートには、移動式のもの、固定式のもの、天井からつり下げられた方式のもの、壁に取り付けられた方式のものがある。
2) バックボードのサポート部分にはプレイヤーの負傷を防ぐために次のような覆いをする。
① サポート部分の前面は、エンド・ラインの内側の縁から、2.0m以上離れているものとし、プレイヤーにはっきりと見えるように、背景と対照的で鮮明な色とする。どちらのバックボードの覆いも同じ色でなければならない。
② サポート部分は、ずれないようにしっかりと固定する。
③ バックボードのうしろのサポート部分には、バックボードの表面から 1.20mまでの下縁に覆いをする。
覆いの厚みは 2.5cm以上とし、バックボードの覆いと同じ効果があるものとする。
④ サポート部分の床からの高さ 2.15mまでの基底部は、完全に覆われていなければならない。
その部分の覆いの厚みは 10cm以上とする。
3) 覆いは、腕や脚がひっかからないようにする。
バックボード
1) バックボードは、適切な強度をもつ透明な材質の単一体とする。透明ではない材質のものを用いてもよいが、その場合は表面を白く塗る。いかなる場合も、照明が反射してまぶしくならないようにしておかなければならない。
(国際競技規則)
「Level 1」および「Level 2」の大会においては、バックボードの材質は、透明な強化安全ガラスでなければならない。
2) バックボードの大きさは水平方向 1.80m、垂直方向 1.05mとし、下縁の高さは床から 2.90mとする。
3) バックボードのすべてのラインは幅 5cmとし、バックボードが透明な場合は白色、そのほかの場合は黒色とする。
4) バックボードの表面は平らでなければならない。
バックボードの表面には次の図のようにラインを描く。
5) バックボードは、次のようにしっかりと設置する。
① コートの両端に設置し、表面は床に垂直、かつエンド・ラインに平行になるようにする。
② 位置は両サイド・ラインのちょうど中央で、表面はエンド・ラインの内側の縁から 1.20mのコート内あるものとする。
(国際競技規則)
① バックボードは、その枠組みごとバックボード・サポートに取り付けられていなければならない。
② もしバックボードが割れてしまっても、そのガラス片が飛び散らないようにしておかなければならない。
③ 「Level 1」の大会においては、それぞれのバックボードは、その外側の縁に、ゲーム・クロックと連動し、各ピリオド、各延長時限の終了の合図が鳴ると同時にバックボードの外枠全体が赤く発光するような装置が備え付けられていなければならない。「Level 2」の大会においても同様の装置が備え付けられていることが望ましい。
6) バックボードの覆いは、次のようにする。
バスケット
バスケットは、リングとネットで構成される。
1) リングの仕様は、次のとおりとする。
① オレンジ色に塗られた内径 45.0cm以上 45.9cm以下の鋼鉄製とする。
② リングの太さは直径 1.6cm以上、2.0cm以下とし、指が引っかからないようなネットの取り付け金具をつける。
③ ネットは、リングの周囲に等間隔に 12箇所で取り付ける。ネットの取り付け金具には指が入るような隙間があってはならない。また、ネットの取り付け金具には鋭利な部分があってはならない。
④ リングは、バックボードの中央に、上端が床から 3.05mの高さになるように水平に取り付ける。
⑤ リングの内側からバックボードの表面までの距離は、もっとも近いところで 14.9cm以上 15.3cm以下とする。
2) 原則としてプレッシャー・リリース・リングを使用する。
プレッシャー・リリース・リングの詳細な仕様については、「Official Basketball Rules 2010, Basketball Equipment」および㈶日本バスケットボール協会版「バスケットボール用具・設備規格及びメンテナンス基準」を参照すること。
(国際競技規則)
① ネットの取り付け金具の隙間は、8mm以下でならなければならない。
② 「Level 1」の大会においては、ネットの取り付け金具は「かぎ状」のものであってはならない。
③ リングは、リングにどのような力が加えられたとしてもバックボードに直接影響しないように、バックボードの枠組みに直接取り付ける。したがって、リングおよびその取り付け部分、バックボードは直接には接触しないようにする。ただし、その隙間に指が入らないように配慮しなければならない。
3) ネットの仕様は、次のとおりとする。
① リングに取り付けるネットは、ボールがバスケットを通過するときに一瞬止まるようなつくりで、白いひも製のものとする。
② ネットの長さは、リングに取り付けた状態で 40cm以上、45cm以下とする。
③ ネットには、リングに取り付けるための 12個のループ(環)をつける。
④ ネットの上部には、ネットがはね上がったときにリングにもつれたり、ボールがネットに引っかかったり、反動でボールがネットから飛び出したりしてしまうことがないように、やや固めにする。
バックボード・サポート
バックボード・サポート(覆いを含む)についての詳細は、「バスケットボール用具・設備規格及びメンテナンス基準」を参照すること。
(国際競技規格)
① 「Level 1」の大会においては、バックボード・サポート(バスケット・サポート、バックストップ・ユニット)は、移動式のものあるいは固定式のものを使用しなければならない。「Level 2」の大会においても同様のものが望ましい。
「Level 2」および「Level 3」の大会においては、天井からつり下げられた方式のものや壁に取り付けられた方式のものを使用してもよい。ただし、天井の高さが 10m以上あるコートでは、天井からつり下げられた方式のものを使用してはならない。
② バックボード・サポート(バスケット・サポート)は、プレイヤーがダンク・ショットをしても、4秒後にはゆれがおさまって見えるような仕様のものでなければならない。
照明
1) 照明はコートの表面を十分にむらなく照らすものとし、プレイヤーや審判、テーブル・オフィシャルズがまぶしくないように配置しなければならない。
2) フロアの表面は、照明が反射してまぶしくならないようにしなければならない。
(国際競技規格)
① コート上を照らす照明は、床から 1.5mの高さのところで 1500ルックス以上とする。
この明るさは、テレヴィジョン放送に必要なものである。
それぞれのレヴェルの大会における明るさに関する詳細な数値は、「Official Basketball Rules 2010, Basketball Equipment」を参照すること。
また、照明器具は、それぞれの地域の電力関係の安全基準をみたしていなければならない。
② すべての照明は、できるだけまぶしくないように、また影などがむらにできないように、正しい位置に取り付けなければならない。
③ 「Level 1」の大会においては、フロア内に、写真撮影用のストロボ照明システムを設置しなければならない。
ストロボ照明システムについての詳細は、「Official Basketball Rules 2010, Basketball Equipment」を参照すること。
④ 個人用のストロボ照明やフラッシュの使用は禁止する。