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ジム、またはホームジムを作る際に、床材を何にするかは重要です。マット選びを間違えると、せっかくキレッキレの肉体を手に入れても、床がへこみだらけになってしまうかもしれません。また、ダンベルなどの器具を置いたときの金属音が、知らず知らずのうちに近所迷惑になっているかもしれません。床材に何を選ぶかによって、快適さとトレーニング効果を左右するといっても過言ではないでしょう。
この記事は本格的なトレーニングをしている人向けの記事です。床材を選ぶ時のポイントを解説します。
ホームジムのトレーニングマット選びに悩んでいる方や、近隣の方から騒音の苦情がきたらどうしようと心配している方は、ぜひ参考にしてください。
トレーニングの効果を最大化し、ケガのリスクを最小限に抑え、快適で最高なトレーニング環境にしましょう。
目次
ジム(ホームジム)の床材選び方
マットの素材
EPDM(エチレンプロピレンゴム)を使ったゴムが主流になっています。マットを購入する際に、材質を確認しましょう。EVAという素材を使ったマットもあります。安価のため注目されていますが、耐熱性や耐久性が低く、溶けて張り付くなどジム用のマットとして優れているとは言えない面もあります。そして硬度が高くてもEVAマットはEVA素材なのでへこみます。安すぎるゴムにも注意です。再生ゴムが使われていると匂いがかなりきつく、筋トレどころではありません!
ゴムマット一択です!
マットの硬度
フリーウェイト環境においては硬度60以上がおすすめ。
それ以下だと歩行時やリフト時に沈みを感じるので、筋肥大・筋力アップを目指すようなトレーニーには向いていません。軽いトレーニングをしている人は硬度30~40でもいいでしょう。
データの記載がない場合はメーカー・販売店に確認しましょう。
マットの厚さ
保護
パワーラックを使ったBIG3などのトレーニングをする場合は15mm以上の厚さを推奨。低重量でのダンベルトレーニングなど床に衝撃が加わらなければ10mmの厚さで十分。24hジムなどでは25mm以上が使われているので、商業ジムの環境に慣れている方や、より安心してトレーニングしたい方は25mmでもいいかと思います。値段もそこまで変わりません。
騒音対策
床や器具を保護するという観点では15mm以上あればいいですが、騒音対策という観点だと15mmでは足りないことも覚えておきましょう。デッドリフトなどバーベルを落とすような床に衝撃が加わるトレーニングをしている方は25mm、可能なら50mmを推奨。
ボコボコしているマットは、デッドリフトやスクワットなどをしたときに接地してない部分が沈み込みます。気になる人は気になると思うので、ボコボコしているマットは消音性が高いというメリットと沈み込みのデメリットをよく検討しましょう。
マットの形状
タイル式、ジョイント式、ロール式があります。
一般的なホームジムではタイル式マットがおすすめです。好みの問題ですがジョイント式マットもありです。その場合は、設置後につなぎ目が目立ち、若干の安っぽさがあるのは否めません。つなぎ目の部分にできたすき間にほこりが侵入し、掃除が面倒にもなることもあります。
フィットネスジムのような洗練された見栄えが理想なら、タイル式を選びましょう。
パズルのようにはめていくだけなので施工も簡単です。広さに応じて必要な枚数を用意するだけなので、部屋の形に合わせてカットをしたとしても無駄な部分は最低限に抑えられます。
一方でロール式にもメリットはあります。大型のジムのマシンエリアや廊下ではつなぎ目が少ないので敷き詰めたときにきれいに見えます。厚みが少ないのでフリーウェイトエリアにはで向きません。
ホームジム床の補強方法
基本的にはゴムマットだけ敷けばそれ以上の補強の必要はありません。
騒音問題などが心配な人や築年数が経っている人は、補強しておけば安心してトレーニングできます。
補強方法①
鋼製束
持ち家であれば、大引きを鋼製束で補強する方法があります。ピアノなどの重量物を置く場合に用いる方法です。床下の工事なので素人のDIYではできません。
レベル出しなど専門的な作業が必要になるため、専門の業者に依頼することになります。建築の知識や経験がある人なら可能かもしれませんが、専門家に任せた方が無難です。
費用としては、6畳の部屋で30万前後かかります。それは鋼製束部分のみを施工した場合の金額ですので、それ以外も業者に依頼するとなるとプラスで費用が必要です。
これから新築する予定でホームジムを作りたいと考えている人は、設計段階から床の補強について相談しておくと効率がいいですね。
そこまで大がかりなものは現実的ではないという方はこんな方法もあります。
補強方法➁
3層構造
の3層構造
このどちらかを導入すれば安心してトレーニングに打ち込める環境になります。
2層目はコンパネでも問題ありませんが、MDFの方が簡単にカットでき、側面にバリが出ないので仕上がりがきれいです。
補強をするにせよしないにせよ、トレーニング器具の金属音は意外と周囲に響くものです。あまり大きな音をたてないように、できるだけ静かに器具を置くようにすることをおすすめします。
ホームジムのおすすめマット5選
施工方法
置き敷きの場合
1.カッティングが必要な場合は必要なサイズにカットする
2.既存の床の上を掃除する
3.上からすき間なく床材を並べる
4.ずれ防止の処理や連結などをすれば完成
接着剤での貼り付けが必要な場合
1.ゴム床を置く部分を掃除する
2.接着剤を均一に塗り広げる
3.ゴム床をすき間がないようひ並べていく
4.接着剤が乾く前に、ローラーなどで圧着すれば完成
注意点
あらかじめ大家に相談をし、書面で同意を得る
賃貸にお住まいの場合はあらかじめ大家さんや管理会社に相談し、「用途としてウエイトトレーニングを行うことを認める」といった旨を記載してもらいましょう。もし同意を得ずにホームジムを作ってトラブルや事故につながれば、強制退去させられたり訴訟問題に発展することもあるかもしれません。相談する際には、どのぐらいの重量の器具を使用し、どんなトレーニングをするのか説明しましょう。
もし可能であれば、床の強度なども教えてもらえると良いです。どんな補強をするのが適切か判断しやすくなります。
換気と空調管理ができるようにする
特にプレハブにホームジムを設置するような場合は、換気ができるように考えて作りましょう。ゴムマットを購入したばかりのときは匂いがすることもあります。換気ができず、その匂いがずっととれないとなるとトレーニングに集中できませんよね。
そしてエアコンの設置も必ずしましょう。トレーニング中はたくさん汗をかきますし、湿度も高くなります。熱中症になるのを防ぐためにも空調設備は揃えましょう。
まとめ
ホームジムを充実させるためには、適切な床材の選択が不可欠です。この記事で紹介したポイントを参考に、快適で安全なトレーニング環境を整え、理想の体を手に入れましょう!