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天野裕士
【資格】木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など 【仕事】床職人及び管理を行っている。公共施設の床工事を数多く手掛けてきた。【お客さまへの想い】適切なスポーツフロアメンテナンスを広めていくことに使命を感じ自身で想いを込めた小冊子を作成。 【本人より】スポーツフロアのお困りごとお任せください!!

体を鍛えたいけどジムに行く時間がない、ジムの待ち時間や移動時間がもったいないと考える人に人気なのがホームジム。興味はあるけど、床に傷ができないか心配、音や衝撃は大丈夫?と考える人は多いと思います。どんな器具をそろえたらいいかは見当がつくとして、床の補強も大事だということをご存じでしょうか?

この記事では床の補強が重要な理由と、補強にかかる具体的な費用について解説しています。費用や手間がかかるからと補強をせず、床がボコボコになる前に、ぜひ参考にしてください。

床の補強をはじめにしっかりしておくことで安心してトレーニングに打ち込めますよ!

床の補強はなぜ必要?

床の補強はなぜ必要?ホームジムの床を補強する理由は、 傷やへこみの防止と、 騒音・振動の軽減のためです。

静かにトレーニングすれば問題ないと考える人もいるかと思います。

ヨガやストレッチなどとは違うので、筋トレをしている人は補強はしたほうがいいです。ダンベル、バーべル、パワーラックなどを設置するとかなりの重量になります。

持ち家ならフローリングがへこんだり傷がついても大きな問題にはならないかもしれませんが、賃貸となればそうはいきません。入居者の過失や注意不足でできた傷は原状回復の対象となり、 入居者負担での修復になってしまいます。そうならないために、しっかりと床の補強や床の保護をする必要があるのです。

また、器具を扱うときの金属音は響くものです。家族の理解を得ること、そして近隣に迷惑をかけないよう防音の配慮をすることも大切です。

滑り止めの役割もあるためケガの予防になります。グリップが効くためターゲットの筋肉にしっかり刺激を与えることができ、効率的なトレーニングにもつながります。

床の補強にかかる費用(3層構造の場合)

床の補強にかかる費用(3層構造の場合)床の補強にかかる費用は、どんなホームジムを作るかによって大きく変わります。広さによって変わるのはもちろんですが、そのジムで何をやるかにもよります。内容が同じだとしても何を選ぶのかによって値段が変わってきます。

ホームジムに最低限必要な部屋の大きさは4畳半と言われています。実際には快適にトレーニングするとなれば6畳以上必要です。

今回は、6畳の部屋にホームジムを作る場合に必要な補強と、その具体的な費用をご紹介します。

少しでも安く施工したいと考えるのは当然のことですが、始めにしっかり補強をしておくことで、安全、そして快適にトレーニングできます。

6畳部屋の場合の目安
・「本格的なトレーニング用」なら、48,000~71,000円でゴムマット+MDF+ゴムマットの3層構造
・「ダンベル+ベンチ」なら、33,000~58,000円でゴムマット+MDF+ジョイントマットの3層構造
・「ダンベルのみ」なら、3,000~9,000円のトレーニングマット
・持ち家で「床下の補強」が可能なら、およそ300,000円で鋼製束

内容によって差はありますが、およそこのぐらいの費用が必要です。

 

本格的なトレーニング用(バーベルスクワットやデッドリフトなど)

必要なもの 金額
3層目(上)  25mm ゴムマット(50×50cm)12枚~16枚 20,000~40,000円
2層目(中)  9mm MDF(180×91cm)3枚 10,000~13,000円
1層目(下)  20mm ゴムマット or ラバーマット 9,000円~18,000円
合計 39,000~71,000円

※2層目をコンパネにすれば費用は安くなります

中重量でのトレーニング用(ダンベル+ベンチなど)

必要なもの 金額
3層目(上)  25mm ゴムマット(50×50cm)12枚~16枚 20,000~40,000円
2層目(中)  9mm MDF(180×91cm)3枚 10,000~13,000円
1層目(下)  10~20mm ジョイントマット 3,000~5,000円
合計 33,000~58,000円

※2層目をコンパネにすれば費用は安くなります

低重量でのトレーニング(ダンベルのみ)

必要なもの 金額
トレーニングマット 3,000~9,000円
(ダンベル置き場にはマットがあると床の保護になる)
合計  3,000~9,000円

 

3層構造の役割
・騒音・振動の軽減
・負荷の分散
・フローリングの保護

 

3層構造での床補強は、重量の分散とフローリングの保護がメインとなります。ずっと同じ場所に置いておくと一点に負荷がかかるので、MDFやコンパネで重さを分散させます。

3層目(上)のマットはシューズに直接触れる部分なので慎重に選びましょう。

お手頃だから買ってみたけど、グリップの感じがイメージと違うな・・・と再度購入するとなれば、どんどん費用はかさんでしまいます。やってみなければわからないこともあるとは思いますが、情報を集めて、じっくり検討して、可能ならサンプルを取り寄せるなどして現物を確認してから購入しましょう。

 

関連記事▶ ジムの床材の選び方

 

床の補強にかかる費用(床下に補強をする場合)

床の補強にかかる費用(床下に補強をする場合)持ち家であれば、 鋼製束で床下を補強するという方法があります。

ピアノなどの重量物を入れる場合にも用いるおなじみの方法です。

レベル出しなどの専門的な作業が必要になるため、床の専門業者に依頼することになりますが、3層構造と比較しても断然強度があがります。

費用は6畳の部屋の場合でおよそ30万円です。これは鋼製束部分のみ施工した場合ですので、床材などその他も含めるとプラスで費用がかかります。今回紹介する中では1番お金がかかりますが、1番安心できる方法です。鋼製束で補強した場合も、床の保護という意味でゴムマットを敷くことをおすすめします。

これから家を新築する予定でホームジムを作りたいと考えている人は、設計段階から床の補強について相談しておくといいですね。

新築の場合は、費用は必要ですが窓を防音仕様にすることで遠慮することなく声を出してトレーニングしたり、音楽を流したりもできるので、楽しみが広がること間違いなし!

注意点

天井の高さに注意しましょう。

当然ですが、3層構造を厚くしすぎると、ラックが天井に当たってしまいます。組み立てができなくなっては元も子もありません。チンニングもやりにくいどころか下手をするとできなくなる可能性もあります。

ラックの背が高い場合や、天井高が低めの場合は特に注意してください。

必ず事前に高さを測って、どのぐらいの厚さまで補強が可能か計算しておきましょう。

とはいえ、天井高を気にしすぎて薄めのマットやMDF/コンパネを使用すると、軋む音が気になるかもしれません。音が気になって、トレーニングに集中できないとなるとストレスですよね。

MDFはちょうどいい大きさにカットして使いたくなるとは思いますが、できる限りカットする回数を少なくし、1枚板のまま敷くのがおすすめです。そうすることで、音は気にならなくなるかと思います。

 

クローゼットとの段差に注意しましょう。

中に洋服収納ボックスなどがあると、収納ボックスが開かなくなる可能性があります。そのあたりは計算して、生活が不便にならないように工夫しましょう。

Point
事前に高さを測って、どのぐらいの厚さまで補強が可能か計算しておきましょう!

 

まとめ

健康な毎日を送るためには食事、睡眠、運動はとても大切な要素です。フィットネスジム戦国時代、24時間営業や価格を売りにしたジム、エンタータインメント型ジム、パーソナルジムなどそれぞれの強みを打ち出したジムが増えてきているものの、自宅でのトレーニングを夢見る人もいまだに数多くいるのではないでしょうか?
ホームジムがあれば、あなたのペースで時間にとらわれることなく自由にトレーニングできます。これから始める人にとっては初期費用がかかりますが、すでに筋トレが習慣化している人にとっては数年で元が取ることができ、節約にもつながります。

これを機会に、ホームジムで体づくりに励むのはいかがですか?
ぜひ検討してみてくださいね。