The following two tabs change content below.
保坂司
【資格】2級施工管理技士/1級フローリング技能士/木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など【仕事】床職人歴20年のベテラン、体育館床・スポーツフロアはもちろんのことマンションや公共施設の床工事を数多く手がける。現在も職人&営業で奮闘中。【想い】ビジネスパートナ様と共に伸びゆくために取り組んでいきます。【本人より】為になる記事を精一杯書いていきますので読んでいただけたら嬉しいです。より良い提言・より良い提案ができるよう更なる知識の向上に励みます。

バレーボール・バドミントンコートライン再塗装について

事務hori

みなさん、こんにちは、コートラインプロの堀内です。
コートラインプロでは、スポーツフロアや器具の工事のこと、施設や器具のメンテナンスのこと、スポーツ競技のことなどの記事を随時更新しています。今後も改善を重ねより分かりやすいサイトを目指します。

保坂司
ツカサ

具体的にどんなことかと言えば、例えば、体育館スポーツフロアーのメンテナンスにはどのような用品を使えば良いか!スポーツフロアがどれ位痛んでいたら、どのような工事が必要になるかなどを掲載しています。またお客さまからご要望の多い質問何かもQ&A方式で回答しています。

施工場所 屋内運動場体育館スポーツフロアー
施工内容 体育館スポーツフロアー・バレーボールコートライン引き・バドミントンコートライン引き
目的 かすれてしまった各種スポーツ競技用コートラインの再塗装を行う
施工経緯 お客さまからのご依頼

バレーボール・バドミントンコートライン再塗装のようす

こんにちは、コートラインプロの保坂です。
本日の施工レポートは、体育館床の各種スポーツコートラインの再塗装を行った時のようすです。

目的は、かすれて見づらくなった各種スポーツ競技用コートラインの視認性の回復です。
建築から、どの位たった体育館なのでしょうか?

随分とコートラインがすり減ってしまっていますねぇ~!!
確かに、これではスポーツをしていてもINやOUTがわかりません。

選手の方も審判の方も、さぞ見づらかったことでしょう。
今回の工事でしっかりと見えるようにしますので、お待ちください!

バスケットボールコートラインを1面、ミニバスケットボールコートラインを2面、バドミントンコートラインを3面、バレーボールコートラインを1面再塗装します。
体育館の塗装って、ウレタンで仕上げられています。

ウレタン塗料には油性(油変性型・2液型・湿式乾燥型などがあります)や水性(1液型・2液型のものなどがあります)がありますが、施設ごとによって採用されるものが異なります。
特徴としては油性の方が光沢が高く仕上がります。

また、1液と2液とでは、2液の方が塗料として強い傾向にあります。
水性は、マットに仕上がります。

光沢が好きという方には油性の方がおススメです。
臭気が少なく環境にやさしい塗料として採用されています。
それでは、本題の施工レポートです。

スポーツコートライン摩耗やかすれが、そこらじゅうで見られますねぇ~、仕上げで塗られていたポリウレタンの層は、ほとんど無くなってしまっているのでしょう。
残っているとすれば、普段人があまり歩かない端の方でしょうね!

このかすれてしまった、ラインを塗装にて復元していきます。
まずは、下地調整を行っていきますが、ワックスの有無によって工程が変わってきます。

今回はワックスが無かったため、ワックスを取り除く作業は必要ありませんが、ワックスが掛けられている場合には取り除く必要があります。
ワックスが残っていることで、後の不具合の原因になるからです。

施工の前には、ワックスの有無を判断しておく必要があります。
また、時々あることですが、ワックスが薄く塗られている場合です。

薄く塗られて且つ摩耗していると、分かりずらいです。
ワックスの有無を判断するためにチェックを行う必要があります。

下地調整後、コートライン塗装を行っていきます。
ラインの交差部分は巾を開ける場合や、ラインを付ける場合がありますが、施設によってどちらにするか選ばれています。

通常では、巾を開けて行われます。

いよいよコートライン塗装を行っていきます。

塗料がかすれないよう、同じくらいの厚みで塗っていきます。
ラインを丁寧に引いていきます。

完成しました。

今回は、スポーツ競技用コートライン引きのみの施工になりましたが、さらにポリウレタン仕上げ塗りを行うことで、より良いフロアコンディションに回復します。
施設様には、今後、ポリウレタン仕上げ塗りを行うようご案内してまいりました。
ありがとうございました。