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概要
スポーツコートのサイズ・大きさシリーズ!今回はゲートボールの寸法及び規格だよ
歴史や寸法などについて説明するよ
このスポーツは戦後の混乱のなか、少ない物資を利用して手軽に出来る健全な遊び道具を子供たちに与えようと、昭和22年北海道で誕生した競技である。
この競技のヒントとなったのは、17世紀頃フランスで考案され、イギリス・アメリカへと普及した「クロッケー」というスポーツから考え出されたと推測される。
初めは青少年を対象としたスポーツとして、普及が進められてきたが、からだに負担が少なく、ゲーム性に富んだスポーツであるということで、高齢者層に愛好者が増加した。
これに伴い普及を行う任意団体も独自に創設されるようになり、各団体のルールに若干の違いが生じ、競技者の間で混乱が発生した。
そのため、愛好者の間で、昭和59年12月に文部省(現文部科学省)の許可を受けて財団法人日本ゲートボール連合が設立された。
それにともなって、現在の統一ルール・審判制度が確立される。今では愛好者の数も600万人にふえ、全国規模の大会が毎年開かれるようになる。
さらにアジア・南米をはじめとする世界10数ヵ国でも、約1,000万の愛好者がおり国際大会も開催されるようになる。
ゲートボールコートの寸法および規格
コートの寸法
コートは、アウトサイドラインで区画した障害物のない長方形の平面とする。
インナーフィールドは、縦 15m、横 20mの長方形とし、外縁をインサイドラインで区画する。
アウターフィールドは、インナーフィールドの外側 1mを基本とする 50cm以上 1m以内の一定の範囲とし、外側をアウトサイドラインで、内縁をインサイドラインで、それぞれ区画する。
アウトサイドラインは、見やすい幅で、コート面と比較して識別しやすい色とし、アウターフィールドの外縁に沿って、内側に設置する。
・スタートエリア
スタートエリアは、第 4ライン上の第 1コーナーから 1mおよび 3mの地点と、この 2つの地点から直角に外側に向かってアウターフィールドの外縁と交わる2つの地点との、4つの地点を頂点に持つ長方形とする。
・フリーゾーン
フリーゾーンはコートの外側に設ける。
・待機エリア
待機エリアは、フリーゾーン内に設ける。
方位
太陽光線によるプレイ上の影響は少ないので、コートとしては特に方位を考慮しなくてもよいが、本部席やメインスタンドは西向きではない方がよい。
勾配
なるべくフラットのコートが望ましいが、表面排水のため勾配をとる必要があれば、0.5%以内の勾配をとる。
国内ルール・国際ルールの違い
国内ルールは、(公財)日本ゲートボール連合制定の統一ルールが適用されている。
海外では、中国をはじめ東アジアを中心に徐々に普及しつつあるが、ルールは国内ルールが適用されているため、ルール上の違いはない。
サーフェスの材質
特別な規定はなく、一般的にはクレイ系舗装や天然芝舗装が多いが、人工芝等の全天候型タイプも徐々に普及しつつある。
競技施設
ゲート
ゲートは、コの字型で、コート面と比較して見やすい色の、直径 1cm(許容範囲±1mm)の丸棒とする。
ゲートは、両脚の内側の幅が 22cm、高さが 19cmになるように、地面に対して両脚を垂直に固定する。
ゲートは、第 1ゲート、第 2ゲート、第 3ゲートの 3つとし、各ゲートの位置は、寸法図を参考のこと。
ゲートには、各ゲートの番号表示をゲートの上部に設置する。
ゴールポール
ゴールポールは、コート面と比較して見やすい色の、直径 2cm(許容範囲±1mm)の円柱状の丸棒とする。
ゴールポールは、地表からの高さが 20cmになるように、地面に対して垂直に固定する。
ゴールポールの設置位置は、コートの中心とする。