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霜鳥 裕達
【資格】2級施工管理技士/1級フローリング技能士/木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など【仕事】床職人歴20年以上になります。まだ小さかった頃、母親が自分を背中にしょってダボ打ちをしていたそうです。【想い】大切な会社、携わる方と共に成長し、幸せにしていきたいです。またホームページやメールマガジンでより良い情報をお届けします。もっと分かりやすく伝わる記事が書けるよう頑張ります。
霜鳥裕達shimotori

1級フローリング技能士、床工事歴25年のフロアアドバイザーの霜鳥です。2007年に行った、教室の床研磨塗装の事例をご紹介します。いつものお客様より、ご依頼を受け工事しました。教室の床のリフォーム方法を知りたい方、床研磨塗装の施工について知りたい方は、ご覧ください。

2007年教室床フローリングサンダー及びポリウレタン塗装について

施工場所 学校施設(教室)フローリングフロアー
施工内容 フローリングサンディング・ポリウレタン樹脂塗装
目的 痛んで黒ずんだ教室のフローリング研磨塗装を行い再生する
施工経緯  お客さまからのご依頼

2007年教室床フローリングサンダー及びポリウレタン塗装のようす

教室の床のフローリング研磨も、夏休みになると多いんです。
教室の床はフローリングボードやフローリングブロックが多いのですが、塗料が摩耗していると、反りがひどく削るのにも苦労します。
それでも、現場の床は反りも少なく状態がいいといえます。

床研磨前の養生作業

床研磨を行うと細かい木の粉がでます。
そのため、棚などはマスカーやマスキングテープ、ブルーシートなどでで保護します。

廊下に出せるような、ロッカーや机などは、事前に移動しておきます。移動が難しいものは、マスカーを貼ります。
時々、エアコンがあったりヒーターがある場合もありますが、ここにもビニールを貼り付けます。

床研磨

時の経過と共に床にできた、不陸、目違い、反りを取り除きます。
研磨には、ドラムサンダーという研磨機を使って行います。
やすりを使った事がある方は多いと思いますが、はじめは荒いペーパーから始め、徐々に細かくすることで表面がなめらかになっていきます。
木材表面の傷や汚れを取り除きながら木目に沿って研磨していきます。
研磨後、塗装後に行うのが、ダスターでのホコリ落としです。研磨で出た木のホコリは静電気を帯びやすく、壁に付着します。
そのため、ブロワーやダスターを使って、研磨粉やほこりを吹き飛ばしておきます。

床ウレタン塗装

続いて、ウレタン塗装を行います。
一般的に教室の床は、3回塗りで仕上げます。

床のウレタン塗装ですが、油性は高光沢な仕上がりで、水性を使うとやや光沢のある感じで仕上がります。
一般住宅では、マットな仕上がりを好むことがあり、そういった場合には、艶なしの塗料を使います。

高光沢は、高い光沢があり、非常に鮮やかで美しい仕上がりになります。
輝きがあるので、塗装した感がでます。

しかし、手垢や不陸が目立ちやすいといった特徴があります。

水性ウレタンは、油性と比べると光沢が落ちます。
やや光沢があり、落ち着いた、美しい仕上がりを維持することができます。

最期に

フローリングブロックやフローリングボードだけでなく、一般的な無垢フローリングの研磨も行っています。
今ある床を、綺麗にしたいと言った方は、まずはご相談下さい。