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霜鳥 裕達
【資格】2級施工管理技士/1級フローリング技能士/木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など【仕事】床職人歴20年以上になります。まだ小さかった頃、母親が自分を背中にしょってダボ打ちをしていたそうです。【想い】大切な会社、携わる方と共に成長し、幸せにしていきたいです。またホームページやメールマガジンでより良い情報をお届けします。もっと分かりやすく伝わる記事が書けるよう頑張ります。

体育館床フローリングウレタンメンテナンスについて

施工場所 学校施設(屋内運動場体育館)床
施工内容 (体育館スポーツフロアー床工事)フローリングウレタンメンテナンス
目的 グリップ力の低下したスポーツフロアーのメンテナンスを行い、スポーツ競技に適したフロアコンディションにする
施工経緯  お客さまからのご依頼

体育館床ウレタントップコートとは?

体育館床のフローリングメンテナンスです。
内容はウレタンのトップコーティング、施設の利用によって失われたグリップ力、耐久性、防汚性、耐薬品性を回復するメンテナンスです。
このウレタンのトップコーティングは、リコートやリサフェースともう呼ばれます。
リはReで再生のことです。
コートは塗装、フェースは床の表層のこと、どちらもスポーツフロアの表面を回復させるといった意味合いで使われます。
このメンテナンスは、既存の床の表面を軽く研磨してウレタンを塗布する方法で行います。

ウレタントップコート・ウレタンリコートメンテナンスに掛かるコストとは?

研磨にはポリッシャーを使います。
表面を目荒らしする事で、新しいウレタン塗料がしっかりと既存の塗膜に食いついて密着します。
もし、研磨しなければどうなるのでしょうか?剥がれてしまい、施工(塗布)前の滑りやすい状態に直ぐに戻ってしまいます。
だからこそ、下地処理は大切なんです。
下地処理に掛かる費用は、およそ10万円程度、ウレタントップが500円程度とすると、600㎡に体育館で40万円程度になます。

ウレタンメンテナンスの費用対効果は?

ウレタンの効果は、利用頻度が高くても3年以上は持ちます。
実際に体育施設協会でも3年に1度のウレタンメンテナンスを推奨しています。
多くの施設では、3~4年グリップ力が持続しています。年あたりのコストにすると、約10万円です。
ここには、人件費や、施工費まで含まれています。

費用対効果が高いといえます。


しっかりとした施工を行えば、年に10万円ほどで、これだけの期間コンデイションを維持できるんです。
凄いですよね。

外壁塗装もそうなのですが、塗料は密着して性能がでるもんなんです。
もし、下地処理を行なわなければ、剥がれてしまって性能がでないんです。
それは、床の塗料でも同じです。
塗装表面の滑りずらさを塗料で付加しているのなると、剥がれてしまえば、直ぐに滑りやすくなってしまうでしょう。
もしかしたら、1ヵ月〜3ヵ月程度は持つかのしれませんけど・・・
例えウレタンを塗っても、密着してなければ、1ヵ月〜3ヵ月程で滑りやすくなってしまうのです。
ワックスも同様です。密着していませんが、目に見えない位薄い膜なので、分かりませんが重ねているケースでは、層が厚くなってムラになってしまんです。
結局の所、価格は人が塗る手間や1回当たりのコストが安く感じても、ウレタンリコートの方が長持ちするし、結果的にコストも安く済むんです。