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霜鳥 裕達
【資格】2級施工管理技士/1級フローリング技能士/木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など【仕事】床職人歴20年以上になります。まだ小さかった頃、母親が自分を背中にしょってダボ打ちをしていたそうです。【想い】大切な会社、携わる方と共に成長し、幸せにしていきたいです。またホームページやメールマガジンでより良い情報をお届けします。もっと分かりやすく伝わる記事が書けるよう頑張ります。

体育館床研磨塗装・ステージ研磨塗装について

施工場所 学校施設(屋内運動場体育館)床
施工内容 (体育館スポーツフロアー床工事)体育館アリーナ床・ステージ床・フローリング研磨・スポーツ競技用コートライン引き・バドミントンコートライン引き・バスケットボールコートライン引き・バレーボールコートライン引き・ポリウレタン樹脂塗装
目的 体育館の床を研磨塗装して再生する
施工経緯  お客さまからのご依頼

体育館の床研磨塗装で再生される床

床研磨塗装とは?

今回、体育館の工事で伺ったのは、埼玉県の現場です。工事の内容は研磨塗装になります。
研磨塗装とは木材をヤスリ掛けして塗装する作業のことで、古くなった床にも行われています。
削って、白木にしてから塗装することで、新しい床のように仕上がります。

使うサンディングペーパーは何番?具体的な研磨工程とは?

体育館の床研磨塗装は、スポーツフロアメンテナンスの中でも、最も早期に必要となるメンテナンスです。
フローリングが黒ずんでしまっていても、研磨することで、白木の状態に戻ります。

フローリングのやすりがけには、サンディングペーパーを使います。

サンディングペーパーには石のような研磨材が接着されていて、その粒度の粗さや細かさは数字で表されています。

体育館の床で使うのは、一般的に#40#80#100#120です。
数字は小さいほど粗く、大きいほど目が細かいです。

サンディングペーパーは目が粗いほど、削り出すことができます。
ただ、粗いほど、ざらざらな状態で削れます。そのため、
目の粗いものから順に目の細かいものへと変えて磨いていきます。

粗いペーパーで仕上げようと思っても、研磨の傷が残ってしまいます。
段階的に細かくしていく方が、結果として効率良く仕上がるのです。

体育館床のウレタン塗装でコートライン引きのタイミングとは?

左の写真は、まだコートラインが引かれていません。
2回目のウレタン塗装が終わってからライン引きを行っていきます。
このコートライン引き工程、水性4回塗りだった場合には、3回目に行うことが一般的です。
墨出しを行い、養生後にラインを引いていきます。

コートライン引き後ウレタン仕上げ・ステージ仕上げ

最期仕上げのウレタン塗装を塗布していきます。
使った刷毛は、ムートンの毛で、多量の塗料を均一に伸ばしながら撒くことができあます。
ただ、塗料を落とすポイントは大切で、撒く過ぎると溜まり、少ないと掠れてしまいます。

適量を落とし、塗布する必要があるのです。

体育館床研磨塗装完成

体育館床研磨塗装の完成です。
床が新築のような輝きになりました。
屋内運動競技のスポーツには適切なグリップ力というものがあります。

それは、滑り係数といって、適切な値があるんです。
ウレタンには、そういった性能も兼ね備えています。
滑り具合が気になる方は、まずはご相談ください。