体育館ウレタン塗装の費用

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天野裕士

【資格】木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など 【仕事】床職人及び管理を行っている。公共施設の床工事を数多く手掛けてきた。【お客さまへの想い】適切なスポーツフロアメンテナンスを広めていくことに使命を感じ自身で想いを込めた小冊子を作成。 【本人より】スポーツフロアのお困りごとお任せください!!

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体育館ウレタン塗装の費用とは⁉

みなさん、こんにちは、コートラインプロの堀です。
今日は体育館床のウレタン塗装の費用についてです。
基本的には下地調整や採用塗料によって異なります。

そーですね‼ウレタン塗装には、いろいろなタイプのものがあります。
また、床材の状況によりいくつかの塗装方法があります。
ここでは、塗料・塗装工法の種類、目安として設計価格をご紹介させていただきます。

ウレタン塗料 種類

床面の塗装工事を行う場合、重要となるのが塗料の選択です。

特に既存床面の上に重ね塗りを行う場合、１液型・２液型ポリウレタン樹脂塗料は、同種の塗料同士または水性ポリウレタン樹脂塗料でないと密着不良が生じる場合がありますので事前に確認が必要となります。

もちろん、コートラインプロでは、現場調査や塗料のアドバイス、施工方法についてもご提言させていただいてます。

溶剤１液型油変性ポリウレタン樹脂塗料

作業性がよくコスト面で有利ですが、紫外線により黄変しやすく溶剤臭が残る。

溶剤１液型湿気硬化性ポリウレタン樹脂塗料

耐摩耗性が良く短期施工が可能だが、湿気や木材の含水率によって密着不良を起こすので十分な管理が必要。

溶剤２液型ポリウレタン樹脂塗料

耐溶剤性や物理的性能に優れ黄変しにくいが、混合物の可使時間があり５℃以下の低温時硬化反応はストップする。
価格がやや高い。

水性１液型ポリウレタン樹脂塗料

引火性が無く臭気が少なく、リフォーム適正に優れているがやや肉持ち感が劣り価格が高い。

水性２液型ポリウレタン樹脂塗料

引火性が無く臭気が少なく、耐薬品性・リフォーム適正に優れ黄変しにくいが混合後の可使時間があり、５℃以下の低温では塗膜形成が困難。
価格が高め。

ウレタン塗装工事 種類

現状床の塗膜の状態により、２種類の塗装工程があります。
事前に専門業者による診断が必要となります。

全面再塗装

塗膜の状態が下記のような場合は、全面再塗装が適当です。
・使用の激しい場所の塗膜に光沢がなくなった
・コートラインが剥がれている
・塗装後２年程度経過
・ノンスリップ性がなくなった

工程
・ワックスの有無、塗膜の健全性の確認
ワックスが掛かっていると塗料が密着しません。
また、ワックス除去には大量の薬品・水を使用しますので床板の反り・ヤケなどが発生するので専門業者に相談ください。
・ポリッシャー目荒らし
塗料の密着を高めると共に、床面の汚れを除去する。
コートライン不良箇所は補修を行う。
・塗装（１回、又は２回）

全面研磨塗装

塗膜の状態が下記のような場合は、全面研磨塗装が適当です。
・表面の塗膜が剥がれている。
・床面に多少の反りが出ている。
・度重なるワックス掛け

※全面研磨による再塗装は、通常２~３回程度です。
厚さ１５ｍｍの単層床で１~２回、厚さ１８ｍｍの単層床で２~３回）
これ以上のサンダー掛けは、フローリングの隠し釘などの露出や雌サネ部分が薄くなるため注意が必要です。

工程
・研磨
中央部はドラムサンダー、壁際はデスクサンダーで研磨する。
・塗装
３~４回程度、平滑にムラなく塗装を行う。
・ライン塗装
サンドイッチ工法で中塗りと上塗りの間に行う。

ウレタン塗装工事 価格

床面の塗装工事 概算費用です。
溶剤油変性は３回塗仕上げ、水性は４回塗仕上げが基本です。

※施工対象は１室５００㎡以上とする。
※材工共、単位は円／㎡、消費税別途。
※価格は地域・季節により変動する場合あり。
※コートライン引きは別途。

体育館やスポーツフロアのウレタン塗装及びウレタンリコートについてお気軽にご相談ください‼