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”する”だけでなく”みる””支える”を施設に取り入れることで生まれる変化とは!?
スポーツは”する”という事が中心といわれていた時代から大きく変わったと言えるんじゃないかな?
技術の進化によってデジタル技術が普及し”みる”方にも力を入れる競技が多くなったよ。
”みる”事で興味を持ってもらいファンを増やし、実際に競技をするというサイクルも生まれていると思うよ。
以前の記事「新国立競技場に見るアスリートファースト!最高のパフォーマンスを発揮できる環境を東京五輪で」で
”新記録がでるような試合であれば見に来てよかった、また見に来たいと思うのではないか。”
”オリンピック後も人に使われる施設、経済効果に期待が持てる施設になるかが重要だと考えている”
と書かせたいただいたのだが、
本日は”みる”する””支える”を施設に取り入れることで生まれる変化について書いていきたいと思う。
スポーツを”する”ことが中心だったころから、”みる””支える”ことも重視する必要があると唱えられてから6年、スポーツはどのように変わっているのだろうか?
言葉だけで捉えてみても”する”スポーツという考え方に”みる””支える”が加わることで変化していくことが想定できる。
”みる”ことを加えることによって、どのように”みる”施設としての整備を行っていけば良いかを考えるようになる。
結果として、スポーツ観戦において臨場感・一体感・プレーの迫力などが感じられる席や設備が提供され、より楽しめるようになっていくはずだ!
オーロラビジョンに見られる観客との一体感
この”みる”という考え方はオーロラビジョンにも見られる。
第1号は世界初のフルカラー大型映像装置として、1980年に米ドジャー・スタジアムに設置された。こけら落としは同年7月8日に同スタジアムで初めて開催されたオールスターゲームであった。10億円を超える高価な装置であったが、同スタジアムを本拠とするロサンゼルス・ドジャースはこの最新鋭の装置を最大限に活用。現在も見られるオーロラビジョンとエレクトーン演奏の連動による拍手やウェーブなどの演出を生み出した。
翌1981年にドジャースが16年ぶりのワールドシリーズ優勝を果たしたことから、全米の大リーグ球団本拠地に次々と同装置が設置されるきっかけとなった。日本でも1981年に後楽園球場に第1号が設置され、その後全国のスポーツ施設を中心に設置が進んでいった。
引用ウキペディア
オーロラビジョンの設置によってドジャースが優勝したとの特定はできないが、拍手やウエーブなど観客との間に一体感が生まれたことによって選手の志気が高まり、ドジャースを優勝に導くきっかけになったと考えられている、また優勝に一役買った設備として見られたからこそ、全米に広がっていったのではないかと思う。
オーロラビジョンの例をとってみても”みる”という考え方がスポーツの振興にどれだけ寄与するのかが分かるだろう。
ところで、みる場としてのアリーナに求められる観戦環境とは、どんなことなのだろうか?
例えば、アリーナの雰囲気を盛り上げるため、コートにより近い観客席を設置し、観客に試合への参加意識と楽しさを味わってもらうことなどがある。
今日では、コートの大きさに対応して出し入れできる可動式観客席が望まれている。
この例は一部だが他にも、フロアのサイズから天井高・床材・用具・照明・音響などについて考慮する必要がある。
今後、さらに”みる”場としての理想のアリーナ要件が充実していけば「楽しく観戦できた」「あのアリーナでスポーツを観戦したい」などスポーツファンが増えていくのではないだろうか。
するスポーツ施設だけでなく、”みる”スポーツ施設としての観点からも整備が進めば、スポーツ観戦がより身近なものとして広がっていき、スポーツの振興がより一層図られるだろう!
次回の”みる””する””支える”シリーズでは”支える”ことを加えることによって起こりうる可能性について書いていきたいと思う。
最後までご覧いただきありがとうございました。