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スキーのポールを使って歩いている人を公園などで見かける事があるけど、知ってる?
それはノルディックウォーキングと言うんだよ。
スキーのポールを使用する事で、全身に負荷をかける事ができる運動の一つで、多くの国と地域で行われているんだ。
健康増進やリバビリにも効果があるんだって。
ノルディックウォーキングとは!?
ノルディックウォーキングは2本のポールを使って行う歩行運動で、フィットネスエクササイズの一種です。
もとは1930年代にクロスカントリー選手が夏場に行うトレーニングとしてフィンランドで始まりました。
やがて世界中に広がり今では40ヶ国を超える国々で行われています。
ノルディックウォーキングは、ポールを使うことで全身の筋肉を刺激し、普通に歩くよりもエネルギー消費量が2割も増加します。
そのため、体作りや、スタミナアップ、ダイエットにとても効果的です。また通常のウォーキングやランニングにはない特徴がいくつもあります。
まず上半身を上手く使うことで足への負担が減ります。ポールを持って歩くことで、姿勢が安定し転倒を防いでくれます。
体の歪みを矯正しながら歩くことができるので、姿勢も良くなります。
さらに上半身がしっかり鍛えられるため、肩や首のコリ解消し肩甲骨の動きも良くなるというメリットがあります。
足腰が弱っている人でも運動できるため、今では歩行訓練やリハビリにも採用されています。
ノルディックウォーキングに使うポールは、自分の体に合ったものを選ぶ必要があります。
ポールの長さの基準は、「身長×0.65~0.68」で、地面に垂直に立てたときにひじが直角に曲がるくらいの長さが理想的です。
スキーのストックを活用することもできますが、伸縮可能なノルディックウォーキング専用のポールが売られています。
シューズも最近では専用のものが売られていて、普通に歩くよりもかかとに負担がかかるノルディックウォーキング用に、着地した足の軸がブレないようソールがひねりにくくなっていたり、かかとが強化されています。
ポールには先ゴムがついていて、グリップ力が得られるほか、アスファルトなど固い地面の衝撃も吸収してくれます。
先ゴムは取り外しが可能です、土や芝生など柔らかい地面を歩くときは外しましょう。歩き方は左足と右腕、右足と左腕を同時に動かす対角線ステップが基本です。
また普通の歩行よりも歩幅を大きくするために、胸の高さまで腕を大きく振ります。
そのときポールは、かかと付近を突くようにすると、踏み出したときにポールの力を借りることができ歩きやすくなります。
ノルディックウォーキングは場所を問いません。山だけでなく街中でも気軽に行うことが出来るのが魅力です。
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