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天野裕士
【資格】木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など 【仕事】床職人及び管理を行っている。公共施設の床工事を数多く手掛けてきた。【お客さまへの想い】適切なスポーツフロアメンテナンスを広めていくことに使命を感じ自身で想いを込めた小冊子を作成。 【本人より】スポーツフロアのお困りごとお任せください!!

埼玉県スポーツアリーナ床ウレタンリコーティングについて

事務hori

みなさん、こんにちは、コートラインプロの堀です。
コートラインプロでは、スポーツフロアや器具の工事のこと、施設や器具のメンテナンスのこと、スポーツ競技のことなどの記事を随時更新しています。今後も改善を重ねより分かりやすいサイトを目指します。

天野裕士
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具体的にどんなことかと言えば、例えば、体育館スポーツフロアーのメンテナンスにはどのような用品を使えば良いか!スポーツフロアがどれ位痛んでいたら、どのような工事が必要になるかなどを掲載しています。またお客さまからご要望の多い質問何かもQ&A方式で回答しています。

施工場所 学校施設(屋内運動場体育館・ステージ)床
施工内容 (体育館床改修工事)下地調整及びポリウレタン樹脂塗装
目的 体育館のスポーツフロアーの劣化を改善するためにドラムサンダー掛け・スポーツコートライン引き・ポリウレタン樹脂塗装を行いより良いフロアコンディションにする
施工経緯  お客さまからのご依頼

埼玉県スポーツアリーナ床ウレタンリコーティングのようす

はらはらと舞い落ちる桜の花びらが、まるで春の淡雪のように見えた昼下がり。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

コートラインプロ天野です。

先週まで工事をしていた現場のレポートでもしますかねぇ。
小学校の体育館で研磨塗装工事を行っておりました。

アリーナが約650㎡、ステージが70㎡、コートラインは全部で8面ありました。
トップ写真は、施工前のものです。
全体的に傷みは無いのですが、所々部分的にフローリング目地部が割れております。

白っぽくなっているのは、先生方がパテ埋めを行ったんだそうです。
ササクレ、欠けやらササクレ予備軍もありましたので研磨工事に入る前に、部分的な張り替えも行うこととしました。

どうせなら、研磨工事と一緒にやった方が仕上りも良いんですよー!!

部分的に張り替えて部分塗装ですと、どうしても目立ってしまいますし、なによりも競技時に、施工箇所としていない箇所との間に違和感がでてしまうんです。
「グリップ」が変わってしまいますので、競技時の転倒などの原因ともなりかねないんです!!
張替も無事完了して、いざ研磨工事に入ります。
アリーナは順調だったんですが、ステージが大変でした。。。
なんとステージには、ピアノが置いてありまして。。。

ピアノ
建築屋さんはいったんアリーナに下ろして、器具庫に入れるつもりだったようですが
そういうわけにもいかず、ステージ内を動かしながら作業しました(汗)
ふぅぅ、ピアノにキャスターが付いていたのが唯一の救い!!

そんなこんなで塗装作業です。

今回使用した塗料は、油性の1液ポリウレタン塗料です。
下塗り・中塗り・ライン塗装・上塗りという工程となります。
ウレタン塗装後にコートライン引きを行うと思っている方もいらっしゃるのではないですかねぇ。

一昔前はこうした工程で行っている自治体もあると耳にしたことがありますが、、、
そうすると使用していくなかで、コートラインはすぐ剥げてしまうんです。

ですから、ウレタン塗装中塗り後にコートライン引きを行い、最後にウレタン上塗りでコートラインをコーティングするんです。
俗にいう「サンドイッチ工法」です。

写真のように、コートラインの上に仕上げのウレタン塗料が塗られております。
作業完了となりました。
これで体育館床本来のスポーツに適したグリップが戻る事でしょう。