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カヌーの始まりと歴史について
以下では、カヌーの誕生から現在のスポーツやレジャーとして普及するまでを紹介しています。これを読んで、カヌーに対しての知識を深めてください。
カヌーの誕生から現在までの歴史
カヌーは、今から約6000年前に既に誕生していました。
シュメール人の王墓に、カヌーの原型と思われる舟が残されています。
しかし、これには疑問点も存在し、同じころに、極東アジアや北米・南米の人々がカヌーを利用していた、という言い伝えもあります。
カヌーは現在では主にスポーツやレジャーとして普及しており、その原型は、「カナディアンカヌー」と、「カヤック」です。
カナディアンカヌーは、北米インディアンが主に輸送・移動手段として利用していました。
カヤックは、エスキモー民族が、主に狩猟用や、荷物運搬用に利用していたのが大元です。
エスキモー民族が利用していたカヤックは、「クアヤ・ウミアック」と呼ばれていました。
そして、カヌーがスポーツやレジャー用として普及しだしたのは、19世紀中ごろです。
イギリスに既に誕生していた、近代的なカヌーを、弁護士・冒険家でもある「ジョン・マクレガー」が広めました。
方法としては、自身の冒険記録を、本として出版するというものです。
具体的には、ヨーロッパ各地の川を巡り、その内容を記録して、本で発表します。
この本はベストセラーとなり、これをきっかけに、カヌーがスポーツやレジャー用として広く普及したと言われています。
1924年に、「国際カヌー連盟」が誕生し、1930年には、世界大会が開かれます。
1936年には、オリンピック正式種目として採用されます。
日本でのカヌーの歴史
日本では、組立式の「ファルトボート」と呼ばれるカヤックが、競技用として普及します。
その後、1960年代に誕生した「グラスファイバー制のカヌー」がスポーツカヌーとして発展します。
1980年に入ってから、「ポリエチレン製のカヌー」がレジャー用として普及します。
以上が、カヌーの大まかな歴史となります。
カヌーは最初、生活用として誕生しますが、現在ではスポーツやレジャーとして残っているのが分かると思います。
それがまた感慨深いですね。
とても古い歴史を持つものだということも分かります。
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