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スキーの歴史とは⁉
ここではスキーの歴史について見ていきます。
スキーの発祥 始まりは狩人が獲物を追って雪山を移動手段として主に利用されていました。
19世紀中頃から、ノルウェー南部のテレマルク地方を中心に、スポーツとしても扱われ、時には登山者の山麓での移動手段とさして、またアルプス地方の弓術と組み合わせた戦の技術として進化を遂げていきます。
その後スキー自体を楽しむ人々が増えるにつれスキーの練習に適した斜面のある山麓に、練習場である所謂ゲレンデができ、本来の目的から独立したスポーツまたはレジャーの場としてスキー場と呼ばれるようになりました。
日本におけるスキー歴史
日本におけるスキーの伝来は明治時代後期の1890年代からとされていますが、1911年(明治44年)に現在の新潟県上越市において、当時のオーストリア陸軍少佐のテオドール・エドレル・フォン・レルヒが、日本陸軍のスキー専修員である、堀内文次郎連隊長や鶴見宜信大尉らに技術を伝授したことが、日本に於ける本格的なスキー普及の第一歩とされ、これが日本におけるスキー発祥と言われています。
ちなみに、1月12日が日本に伝えられた日であることから、1月12日は「スキーの日」とされています。
また、レルヒ少佐は、日本陸軍の長岡外史中将が率いる第13師団の御用商人でもあり、高田町を本拠にする実業家である五十嵐彌五八(後に辰豊と改名)の経営する旅館「高陽館」に寄宿し、高田歩兵第58連隊に着任しました。
また、五十嵐は自身が経営する「報国商会」を介して、スキーの製造、宣伝活動、スキー音頭や高田小唄を作り高田芸鼓連にスキー踊りを教えるなど、「スキー」の全国認知に積極的に活動したとされ、特に信越、関東、東北、北海道のスキーの普及に大きく貢献したとも言われています。
また、レルヒ以前では1908年に、札幌農学校のスイス人講師が2本杖のスキーを滑ってみせたことや、1916年に欧州から帰国した遠藤吉三郎がノルウェー式の2本杖スキーを普及させ、これらの理由で北海道では2本杖が主流となったとされています。
その後、1923年には第一回全日本スキー選手権大会が開催され、2本杖が1本杖を成績で圧倒したことから、全国的にも2本杖が主流となり、現在のスキー競技に繋がることとなったのです。。
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