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天野裕士
【資格】木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など 【仕事】床職人及び管理を行っている。公共施設の床工事を数多く手掛けてきた。【お客さまへの想い】適切なスポーツフロアメンテナンスを広めていくことに使命を感じ自身で想いを込めた小冊子を作成。 【本人より】スポーツフロアのお困りごとお任せください!!

某医院OAフロア施工について

事務hori

みなさん、こんにちは、コートラインプロの堀内です。
コートラインプロでは、スポーツフロアや器具の工事のこと、施設や器具のメンテナンスのこと、スポーツ競技のことなどの記事を随時更新しています。今後も改善を重ねより分かりやすいサイトを目指します。

天野裕士
天野

具体的にどんなことかと言えば、例えば、体育館スポーツフロアーのメンテナンスにはどのような用品を使えば良いか!スポーツフロアがどれ位痛んでいたら、どのような工事が必要になるかなどを掲載しています。またお客さまからご要望の多い質問何かもQ&A方式で回答しています。

施工場所 某医院
施工内容 内装工事(OAフロア―施工・置き床・フローリング貼り)
目的 眼科の新築に伴い1FにOAフロア―を2Fに置き床・フローリング貼りを行う
施工経緯 お客様からのご依頼

某医院OAフロア施工のようす

こんにちは、コートラインプロの天野です。

新しく医者になる予定の施設に、床下地工事に来ています。
この施設では、床下地である置き床(乾式二重床)と配線を収納できるOAフロア―を行います。

置き床とOAフロアーとは、どのような工事になるのでしょうか?
そこで、本日は施工レポートとOAフロア―・置き床(乾式二重床)の説明及び使用した材料について書いていきたいと思います。

床のネットワーク配線にお困りの方やフローリングリフォームしたい方の参考になれば幸いです。

まずはOAフロア―についての説明です。

OAフロアは、床の上にネットワーク配線などのための一定の高さの空間をとり、その上の別の床を設け二重化したものである。
フリーアクセスフロア、二重床、あるいは俗に床上げなどとも言う。 名前のOAはオフィス・オートメーションの意味であり、文字通りオフィス(事務所)のほか商業施設、工場、学校などのコンピュータや多くの配線を必要とする場所に設置される。

引用 ウキペディア

尚、今回採用されたOAフロア―には次のような性能があります。

ライン
☑ 高強度
今回採用いただいたOAフロア―は、鉄筋とラスで補強した高強度パネルです。
コンクリートだけでは割れやすい性質を、鉄筋構造とラスで補強し、丈夫で高強度のコンクリートパネルを実現しました。
床スラブと同等の安定した歩行感が得られます。
ライン
☑ 安定性
ガタツキ音のない優れた歩行感を実現します。
パネルロックシステムには、フリーアクセスフロアの欠点であるガタツキ音を吸収し、きしみや空洞音を軽減する2段突起ゴム採用しています。
オフィスワーカーの足への負担を抑え、自然でやさしい歩行感を得られる特徴があります。
ライン
☑ コストパフォーマンス
コストパフォーマンスを誇るフリーアクセスフロアです。
優れた諸性能を低コストで実現。経済性を考えたオフィス環境づくりに貢献しています。
ライン

パネルについて

仕上げの下地となる、今回採用したOAフロア―のパネルは標準パネルになります。

標準パネルには『0タイプ』と『PKCタイプ』の2種類があり、説明については以下の通りになります。
基材はコンクリートに鉄筋とラスで補強。ご要望に応じて『0タイプ』と配線用切り欠きのある『PKCタイプ』で組み合わせることができます。

パネル仕様について

種類 タイプ 許容集中荷重(N) サイズ(mm) 厚さ(mm) システム重量(kg/㎡) パネル重量(kg/枚)
M300A 0

PKC

3,000 (仕上がり 500mm モジュール)

497.5×497.5

(辺中央部)

29

48 11.5
HG 0

PKC

5,000 (仕上がり 500mm モジュール)

497.5×497.5

(辺中央部)

31.5

58 12.5

注・支柱の高さ100mmの場合。厚さ、システム重量は表面材を含みません。

 

次は、床下地についての説明です。

 

床を仕上げるための下地になります。
仕上げる材によって、適した下地を設けます。
内装仕上げ材の場合、より平滑な下地が求められます。
フローリング仕上げの場合には、コンクリートの上に直接張る直張り工法、
置き床(乾式二重床)や木床を組んでいる木組床下地の上に張る根太張り
工法があります。

 

尚、今回採用された、置き床(乾式二重床)下地には次のような性能があります。

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☑ 遮音性能
床材の面剛性を高めることができるため、空気の断熱性能が確保できます。
床衝撃音低減性能 L等級 LL(Ⅱ)-4 LH(Ⅱ)-3
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☑ 断熱性能
床材の構成材が増えるため、床材自体の断熱性能を向上させることができます。また、パーティクルボード目地部の隙間を塞ぐことで、目地部の熱橋(熱が伝わり易い部分の)対策となり、効果的です。
床見切りや、巾木を用いることで、安定して空気層を密閉できるため、空気の断熱性能が確保できます。
ライン
☑ 寸法安定性
合板などで発生する温度、温度変化によるあばれ、伸縮がほとんどない。木質素材の伸縮を抑制するため、大幅にアフターメンテナンスが減少します。
ライン
☑ 床剛性
床剛性の高いしっかりとした床はトラブルが減少します。
ライン
☑ 耐久性
100kgf荷重を繰り返し200万回/箇所行っても異常がありません。
ライン
☑ 耐震性
ボード・パーティクルボード・ロックシステムにより、高い剛性固定床となり、高い耐震性を実現します。
ライン
☑ 耐水性
施工時及び居住時において、床上に水がこぼれた場合でも床の基本強度性能に影響がありません。
ライン

OAフロア―工事の施工前です。
支持脚を設置する箇所に墨を出していきます。

均等間隔で設置できるように割り付けをします。

支持脚設置後にパネルを敷き詰めていきます。
パネル設置後、仕上げはタイルカーペットになります。