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英プレミアリーグ、チェルシー復活の優勝と偉大なるキャプテンの退団
どんなに戦力が整っていて優勝候補といわれていても、そのチームが優勝する事ができない場合があって、他のチームが優勝する事があるのもスポーツの魅力の一つだよね。
相手がいる事だから難しい反面、自チームでも選手の入れ替えや監督の交代といった不安要素も影響している場合もあるからね。
優勝しなきゃいけないプレッシャーもあるだろうし。
常に優勝を期待されているチームは全てを乗り越えるだけの強いメンタリティーを持っているんだよ。
2017年5月15日、チェルシーは、本拠地ロンドンのスタンフォード・ブリッジで高々とトロフィーを掲げました。
トロフィーを持つのは偉大なる大キャプテンのジョン・テリーと、今季のチェルシーをゲームキャプテンとして支え続けたギャリー・ケーヒル。
新旧イングランド人のキャプテンが揃って栄光を掲げた美しい瞬間であると共に、ジョン・テリーにとってはチェルシーで最後の栄光の瞬間でした。
今季システム変更によって出場機会を失ったジョン・テリーは、22年在籍したチームをついに離れることになっていたのです。
チームの象徴とも言える存在の退団と、2年ぶりの復活の優勝は、両者をよりドラマチックに際立たせていました。
2016.2017シーズン、チェルシーはどん底からのスタートと言えました。
昨シーズンはチャンピオンチームとして迎えたにもかかわらず、絶不調に陥り、監督のジョゼ・モウリーニョは事実上の解任。
最終順位は10位に終わりました。 チームは新監督にアントニオ・コンテを迎え、再起を図ります。
開幕前チェルシー優勝を期待する声はほとんどありませんでした。
実際、チェルシーはライバルの強豪、リヴァプールとアーセナルに連敗を喫します。
特にアーセナル戦は完敗。
昨シーズンの絶不調が頭をよぎるショッキングな敗戦でした。
コンテ監督は、この状況の中で、思い切った策に出ます。
今までの4バックシステムから3バックシステムに変更したのです。
この策が功を奏し、チェルシーは破竹の13連勝を達成します。
これはチェルシーの歴史上最も長い連勝記録で、独走状態の首位に躍り出たのです。
このシステム変更で、それまでスタメンを張ってきたブラニスラフ・イヴァノヴィッチ、ジョン・テリーといったベテラン選手が取って代わられることになりました。
しかしジョン・テリーは文句を言うことなく、ベンチからチームを鼓舞することに徹します。
そして首位を死守し続けました。 自身5度目の優勝を達成したジョン・テリーは、「夢みたいなエンディング」だと語りました。
偉大なるキャプテンは栄光と共に、慣れ親しんだチームを去り、新たな挑戦へと向かいます。
再びチャンピオンとなったチェルシーも、これから新たな道を切り開いていくことでしょう。
栄光と共に時代の移り変わりを感じる名場面です。