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夏休み工事・フローリングブロック床研磨塗装について
みなさん、こんにちは、コートラインプロの堀内です。
コートラインプロでは、スポーツフロアや器具の工事のこと、施設や器具のメンテナンスのこと、スポーツ競技のことなどの記事を随時更新しています。今後も改善を重ねより分かりやすいサイトを目指します。
具体的にどんなことかと言えば、例えば、体育館スポーツフロアーのメンテナンスにはどのような用品を使えば良いか!スポーツフロアがどれ位痛んでいたら、どのような工事が必要になるかなどを掲載しています。またお客さまからご要望の多い質問何かもQ&A方式で回答しています。
施工場所 | 学校施設(教室)床 |
施工内容 | フローリング研磨・ポリウレタン樹脂塗装 |
目的 | 教室の床を研磨塗装して再生する |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
夏休み工事・フローリングブロック床研磨塗装のようす
こんにちは、コートラインプロの天野です。
本日は、教室床の研磨塗装に来ています。
ところで、既存のフローリングはフローリングブロックって言って、昔建てられた学校の教室に良く見られるんですがご存知でしょうか!?
どんな材料なのかを書いてみたいと思います。
この材料、ずっと昔からあるんですよね。
順を追って説明していきますが、金足ブロック→フローリングブロックと変わっていきます。
まずは、金足ブロックについてです。
昭和の40年とか50年の時代には、上物(フローリング)は一緒なものの、金足とよばれる金属がついていました。
自分で練ったモルタルを水平に、その上に貼っていくんです。
イメージとしてはタイルの施工方法に似ています。
実際に、この貼り方も、床職人の間では湿式ブロックや湿式工法と呼ばれています。
当時のフローリングはもちろん無垢ですから、水分を使うことを想定し隙間を詰め過ぎず開けすぎず貼っていく必要があったんです。
詰め過ぎて張って、後からパンクしたなんて話をよく聞きました。
それ位、技術が必要だったんです。
この施工方法、今では、ほとんど見られなくなっています。
10年位前までは、この職人を探しているとの問い合わせが弊社にも結構あったんですよ。
今では、自分の知っている人では、2人しかいません。
でも、もう何十年も施工をしていないハズですから、今でも出来るかは疑問です。
これが、フローリングブロックの前に主流となった金足ブロックです。
続いて、フローリングブロックです。
フローリングブロックは先ほどの金足ブロックから、金足を取ったものと考えていただければ分かりやすいと思います。
フローリングの加工技術も進化して、ブロック裏面にカルプなどが取り付けられるようになりました。
モルタルのうえに直に貼るための接着剤も普及していました。
この接着剤を用いて、平滑にしたモルタルの上に貼ることができる材料がフローリングブロックです。
工期が短縮できるだけでなく、練ったモルタルの状態から隙間の開け具合を読む感覚が必要だった金足ブロックと違い、それほどの感覚がなくても貼れるようになりました。
その後、フローリングブロックは、多くの公共施設に使われるようになっていきました。
ホームセンターなどでも採用されています。
ブロックは正方形で、3~5ピースのフローリングから形成されています。
木目を互い違いに貼ることで、伸縮を抑えています。
市松模様としてデザイン性も親しまれています。
フローリングブロック研磨前です。
塗膜が摩耗し地肌がところどころ散見していました。
ドラムサンダー掛けにより、白木にしていきます。
黒ずみが取り除かれると、きれいな白木が出てきます。
全体が均一になるように削った後、ポリウレタン樹脂塗料を塗布していきます。
塗装の回数を重ねる度にきれいになっていきます。
研磨前・研磨後です。