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霜鳥 裕達
【資格】2級施工管理技士/1級フローリング技能士/木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など【仕事】床職人歴20年以上になります。まだ小さかった頃、母親が自分を背中にしょってダボ打ちをしていたそうです。【想い】大切な会社、携わる方と共に成長し、幸せにしていきたいです。またホームページやメールマガジンでより良い情報をお届けします。もっと分かりやすく伝わる記事が書けるよう頑張ります。

静岡市内の体育館を管理される皆さま、床の剥がれや欠け、ささくれ、滑りやすさを見つけた時「このままで大丈夫だろうか」と不安になった経験はありませんか。
バスケットボールの激しいドリブルやダンク、バレーボールの連続ジャンプ、武道場での足さばきなど、体育館床は想像以上に大きな負荷を受け続けています。

さらに近年、ワックスがけが禁止されたことで、ウレタン塗装や長尺シート、木製フローリング張替え、コートライン再描画など多彩な工法の中から、用途や予算、メンテナンス体制に最適なプランを選ぶ必要があります。

本記事では、体育館床工事の全体像をわかりやすく解説し、施工の種類や床材ごとの特徴、工程のポイント、業者選びのコツをお伝えします。静岡市対応の実績豊富な専門業者情報もご紹介するため、まるで現場に立ち会うかのような臨場感で、安全かつ快適な体育館環境づくりのヒントをお届けします。

体育館床工事の主な種類とその効果

体育館床工事は、大きく「新設工事」「全面改修工事」「部分補修工事」「塗装メンテナンス」「コートライン引き直し」の五つに分かれます。
用途や劣化状況に合わせて最適な工事を選ぶことが、安全性とコスト効率を両立するポイントです。

新設工事は体育館を新築または増築する際に行い、鋼製床下地や乾式二重床、最新の木製フローリングを基礎から一貫施工します。
初期段階から衝撃吸収性・遮音性・耐久性を確保できます。

全面改修工事は、ひび割れや欠け、ささくれが広範囲に及んだ既存床を完全撤去し、下地から床材張替え、塗装、ライン再描画までを一気通貫で実施。新品同等の見た目と機能を回復し、次の改修サイクルを大幅に延ばせます。

部分補修工事は、へこみや小規模なひびをパテ補修若しくは張替えた後、研磨+ウレタン塗装で仕上げる工法。短い工期と低コストで安全性を回復し、施設稼働率を維持しながら必要最小限の修繕を行えます。

塗装メンテナンスでは、既存の木製床にウレタン樹脂を塗布し、耐摩耗性・撥水性・滑り止め性能を強化。文部科学省の指導で禁止されたワックスがけに代わるメンテナンスとして、2~5年ごとに再塗装を行い長期的な美観と機能保持を実現します。

コートライン引き直し工事は、正確な位置出し後、耐摩耗性塗料でラインを再描画し、24時間以上の養生を経て鮮明さを長期間キープ。競技者の視認性と安全性を向上させます。

床材の種類と選定のポイント

主流の体育館床材には「木製フローリング+ウレタン塗装」「長尺塩ビシート」2種類があります。利用頻度や競技種目、維持管理体制、予算を考慮して最適な床材を選びましょう。

木製フローリングは、天然木のしなやかなバウンド性能と優れた吸音性が魅力です。
ウレタン塗装により耐摩耗性・撥水性を高め、競技性能と利用者の負担軽減を両立します。
定期的な再塗装(2~5年)が必要ですが、見た目の温かみと高級感が維持できます。

長尺塩ビシートは、防水性・耐摩耗性・グリップ性が高く、清掃も容易です。
水分や汚れに強いため多目的利用に適していますが、鋭利な物による裂け補修には専門技術が求められます。

施工工程で品質を担保する要点

高品質仕上げを実現するには、各工程を正確に行うことが不可欠です。

下地調整(不陸修正)

レーザー測定で下地の凹凸を把握し、調整して平滑化。
不陸が残ると上層床材の剥がれやたわみを招くため、下地調整は施工品質を左右する重要工程です。

塗膜施工

旧塗膜の研磨→清掃→ウレタン塗布(複数回)→硬化養生の標準順序を塗料メーカー仕様どおりに実行し、剥離やクラックのリスクを最小限に抑えます。

コートライン引き

正確なライン位置出し→耐摩耗性塗料での複数色管理→24時間以上の養生を経て、ラインの鮮明さを長期間保持します。

床金具工事

旧金具の撤去→新品金具の精密埋設→周囲床板部分張替え→ウレタンコート仕上げをミリ単位で行い、支柱ガタつきや段差のない安全設置を保証します。

業者選びの4つの重要ポイント

1 実績と事例の確認

学校体育館や公共施設でのビフォーアフター写真、利用者や管理者の評価を確認し、業者の技術力と対応力を見極めましょう。

2 対応範囲の把握

全面新設から改修、補修、塗装、ライン再描画、床金具工事、下地調整までワンストップで依頼できるかをチェックし、手配や工程管理の手間を軽減しましょう。

3 技術力と資格保有状況

一級建築施工管理技士、床仕上げ技能士などの有資格者が在籍し、研修体制が整っているかを調査し、安全性と品質担保力を判断しましょう。

4 アフターフォローと保証

定期点検プラン、再塗装契約、緊急時対応など工事後のサポート体制の充実度を必ず確認し、長期にわたり安心して任せられる業者を選びましょう。

静岡市対応のおすすめ専門業者3選

静岡市および周辺地域で多数の施工実績を誇る専門業者を厳選しました。
まずは各社に無料現地調査・お見積もりを依頼し、提案内容や費用、アフターサポート体制を比較検討してください。

コートラインプロ

新設から定期メンテナンスまでをワンストップで対応。
床研磨、ウレタン塗装、コートライン引き、床金具設置・修繕など、体育施設に関する工程を一貫施工し、静岡市内でも高評価を得ています。

株式会社霜鳥

昭和46年創業の老舗床工事専門企業。
木質フローリング張替え、ウレタン塗装、塩ビシート施工、床金具基礎工事を自社で一貫施工し、学校・公共体育館で多数の実績を誇ります。

株式会社静岡床工事

塗床やコートライン、弾性シートを用いたスポーツフロアシステムを手掛ける地元企業。
公共体育館や武道場など多彩な施工実績があり、地域密着の迅速対応が強みです。

 

まとめとお問い合わせ

体育館床工事は、利用者の安全性と競技快適性、施設価値を大きく左右する重要投資です。
工事の種類や床材選定、施工工程の要点、業者選びのポイントを理解し、静岡市対応の専門業者による高品質施工で、安全かつ快適な体育館環境を実現しましょう。
まずは各社の無料現地調査・お見積もりを依頼しましょう。最適プランをご提案いたします。皆さまのご要望に沿った施工で、長く愛される体育館床をお届けします。

※本記事は執筆時点の情報に基づきます。各社のサービス内容や料金は変更となる場合がありますので、最新情報は直接各社へお問い合わせください。