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目次
これだけ変わった!市松フローリング再生施工
施工場所 | 学校施設(教室)床 |
施工内容 | フローリングブロック研磨・ポリウレタン樹脂塗装 |
目的 | 教室の床を研磨塗装して再生する |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
築20年以上経過した市松フローリングの劣化具合
今回の施工事例は、市松模様のフローリングを削って、新しくした事例です。
現場は、市松模様のフローリングを張ってから、築20年以上の学校です。
フローリングは、築年数に応じての劣化だけでなく、日常の利用でも痛んでいきます。
多くの人が歩いたり走ったり、物を落としてキズをつけてしまったり、水分をこぼしてしまったりと、日頃から傷みやすい環境です。
痛んできたら、メンテナンスを行えば痛みを取り除き、耐久性や耐摩耗性、防汚性などを回復することができます。
もし、市松フローリングのメンテナンスをお考えであれば、今回の施工事例を参考にしてください。
今回使われていた市松模様のフローリングとは?
ところで、市松模様とは、どんな模様なのでしょうか?
正方形の連続模様のことで黒または紺と、白で構成されているとされていますが、床材の場合は、少し表現が違います。
タイルカーペットなどもそうですが、材料の向きを変えて貼っていく事で正方形が格子状に配置されます。
フローリング材の中では、フローリングブロックが有名です。今回の現場も、フローリングブロックが使われています。
フローリングブロックの移り変わり
フローリングブロックは、以前からホームセンターや工場、公共施設などで、当たり前に使われていました。
昭和の時代や平成初期に遡ると、湿式の金足ブロック材もありました。フローリングブロックの一種で、モルタル空練り埋め込み工法で張っていきます。
張り込み後は乾燥養生経過後に、サンディングと塗装で仕上げていました。
それからしばくすると、金足が取り除かれたパルプ付きのフローリングブロックが出てきます。
コンクリートスラブの水平精度や接着剤の進化によって、コンクリート面に直接張る事ができるようになっていったのです。
フローリングブロック研磨
フローリングブロックを研磨していきます。
表面が摩耗して、塗膜が無くなっている箇所もあります。
ドラムサンダーという機械を使ってサンディングをしていき、汚れた表面を削り、きれいな部分を出していきます。
白木のようになるまで、削っていきます。
また、サンディングによる研磨跡が残らないように、番手を高くして、2回〜3回と削っていきます。
右の写真をご覧いただければ分かりますが、施工前と全然違っています。
写真があまり、上手く撮れてませんが、それでも違いがハッキリと分かります。
研磨後に塗装を行います。
塗装後には、既存の壁との取り合いや、固定されている既存のロッカーなどの取り合いにフローリングと同じような色の補修材を埋めていきます。
時間の経過によって無垢フローリングが痩せ、隙間が出来ている場所があるからです。
仕上にウレタン塗装を行います。
ウレタンを塗装すると透明な保護膜がつくられます。
濡れ色にはなりますが、無垢フローリングの自然な質感が活かせます。
これで、市松模様のフローリングブロックの再生改修の完成です。