松戸市内の体育館を管理する皆さま、床のわずかなきしみ音や表面の小さなへこみ、薄れかけたコートラインを見つけて「このまま使い続けてもいいのだろうか」と心配になった経験はありませんか。
バスケットボールのダッシュやジャンプ、バレーボールのスパイク、卓球の連続ラリーなど、体育館の床は想像以上の衝撃を受けています。

しかも文部科学省の通知でワックスがけが禁止された今は、ウレタンやエポキシ樹脂による塗装、乾式二重床、長尺シート、天然木フローリング張替え、ライン再描画といった多彩な工法から最適な施工法を選ばなければなりません。

「何をどう頼めばいいの？」「信頼できる業者は？」「コストや期間は？」と迷う管理者の方々のために、本記事では体育館床工事の種類や床材ごとの特徴、施工の要点、業者選びのポイントをわかりやすく解説し、松戸市で対応可能な実績豊富な専門業者をご紹介します。

体育館床工事の主な種類と得られる効果

体育館床工事は、施設の使用頻度や劣化状況によって大きく「新設工事」「全面改修工事」「部分補修工事」「塗装工事」「コートライン引き」の五つに分類されます。

新設工事は、新築や増築時に行うもので、乾式二重床や最新の木製フローリングを下地から一貫施工し、初期段階から防音性・衝撃吸収性・耐久性を確保します。

全面改修工事は、経年劣化が進んだ既存床を完全に撤去し、下地調整から張替え・塗装・ライン再描画までを行うことで、新品同様の性能と美観を回復します。

部分補修工事は、へこみやひびなどが見られる床材を局所的に補修、もしくは張替え後、研磨＋ウレタン塗装で仕上げる短工期・低コストプラン。

塗装工事は既存の木製床にウレタン塗膜を形成し、耐摩耗性・撥水性・滑り止め性を向上させ、3～4年ごとの再塗装で機能と美観を長期維持します。

最後にコートライン引き工事では、正確なライン位置出しと耐摩耗性塗料による再描画を行い、24時間以上の養生を経て鮮明なラインを長期間保持することで、競技者の視認性と安全性を高めます。

床材の種類と選定ポイント

体育館床材には「木製フローリング＋ウレタン塗装」「長尺塩ビシート」「塗り床」の3種類のカテゴリがあります。
それぞれの特長を理解し、施設の利用状況や管理体制、予算に合わせて最適な床材を選びましょう。

木製フローリング＋ウレタン塗装

天然木のしなやかなバウンド性能と吸音性を発揮し、ウレタン塗装で耐摩耗性と撥水性を強化。
見た目にも温かみがありますが、湿度変化による反りやひび割れに注意が必要で、3～5年ごとに再塗装メンテナンスが求められます。

長尺塩ビシート

PVC一枚物のシートで耐久性・防水性・滑り止め性能に優れ、清掃が容易。多目的利用の体育館に最適ですが、鋭利な物で裂けやすいため、裂け箇所には専門補修を行う必要があります。年1回程度のクリーニングと点検が望ましいです。

塗り床（ウレタン／エポキシ）

コンクリート下地に直接樹脂を塗布し、耐薬品性・耐摩耗性・防水性を確保。
初期コストを抑えつつ色調やデザインが自由な反面、硬質な仕上がりのためバウンド性能は控えめです。数年ごとの再塗装やクラック補修が必要です。

施工工程で品質を担保するための要点

高品質な体育館床を実現するには、各工程を丁寧にかつ仕様通りに進めることが不可欠です。

下地調整（不陸修正）

レーザー測定器でコンクリート下地の凹凸を0.5mm以内に正確に把握し、モルタルやエポキシ樹脂で平滑化。
不陸が残ると上層床材の剥がれやたわみの原因となります。

塗膜施工

旧塗膜の研磨→洗浄→プライマー塗布→主材塗布（複数回）→硬化養生の順序を厳守。塗料メーカー仕様通りに施工することで、剥離やひび割れを防ぎます。

コートライン引き

ライン位置を確定後、耐摩耗性の高い専用塗料を用い複数色を管理しながら塗布。
施工後は24時間以上の養生でラインの鮮明さを長期保持します。

床金具修繕

旧金具撤去→新品金具の精密埋設→周囲床板の部分張替え→ウレタンコートで仕上げ。
ミリ単位の段差調整を行い、安全なネット支柱設置を確実にします。

業者選びの４つの重要ポイント

1 実績と事例の確認

松戸市内外の学校体育館や公共施設でのビフォーアフター写真や利用者の声をチェックし、業者の技術力と対応力を見極めましょう。

2 対応範囲の把握

新設から改修、部分補修、塗装、ライン引き、床金具修繕、下地調整まで一貫対応可能かを確認し、依頼と工程管理の手間を削減します。

3 技術力と資格保有状況

一級建築施工管理技士や床仕上げ技能士などの有資格者在籍数と教育研修体制を調べ、安全性と品質担保力を判断しましょう。

4 アフターフォローと保証

定期点検プラン、再塗装契約、緊急対応体制など、工事後のサポート体制の充実度を必ず確認し、長期にわたり安心して任せられる業者を選びましょう。

松戸市対応のおすすめ専門業者２選

松戸市および近隣で多くの施工実績を誇る以下の専門業者をピックアップしました。
まずは各社に現地調査とお見積もりを依頼し、提案内容や費用、アフターサポート体制を比較検討してください。

コートラインプロ

スポーツフロアのプロ集団として新設から定期メンテナンスまでワンストップ対応。
研磨＋ウレタン塗装、ライン引き、防球ネット設置、床金具修繕、下地調整など体育館に関わるあらゆる工事実績が豊富です。

株式会社霜鳥

昭和46年創業の老舗床工事専門企業。
木製フローリング張替え、ウレタン塗装、床金具基礎工事、フローリング研磨、塩ビシート施工など体育施設全般の工事を一貫施工し、公共・学校体育館での豊富な実績を誇ります。

まとめとお問い合わせ

体育館床工事は、利用者の安全性と競技快適性、施設価値を大きく左右する重要投資です。
本記事でご紹介した工事の種類や床材選定、施工工程の要点、業者選びのポイントを参考に、松戸市対応の専門業者による高品質施工で安全・快適な体育館環境を実現しましょう。
まずは各社の無料現地調査・お見積もりをご依頼ください。皆さまのご要望に沿った最適プランをご提案し、長く愛される体育館床をお届けします。

※本記事は執筆時点の情報に基づきます。各社のサービス内容や料金は変更となる可能性がありますので、最新情報は直接各社へお問い合わせください。