目次
リ・サーフェス(ポリウレタンコート再塗装)
こんなことありませんか!?
体育館の床の光沢が無くなってきた、滑りやすくなってきたんだけど、どのようにメンテナンスすれば良いのか分からない。
メンテナンス方法をしりたい!
そこで、光沢が無くなった、滑りやすくなった体育館床の適切なメンテナンスについてツカサさんに聞いてみたいと思います。
ツカサさんよろしくお願いします。
はい!!
確かにこのようなお悩みは多いですね!
良く現場で、同じことを尋ねられていました。
Webなどを見れば、体育館床へのメンテナンス用品は数多く販売されていて、何を使えば良いかわからないと思います。
ただ、間違ったメンテナンスは、その後の、フロアの状態を悪くするだけでなく、メンテナンスコストのアップに繋がってしまうので気をつけてほしいんです。
それでは、メンテナンスについてご紹介します。
リ・サフェースとは?
サーフェスとは、表層や表面のこと!体育館でいえばフローリング~フローリング表面のポリウレタン樹脂までを指します。
リ・サーフェスのReは、メールなどのRe(~について・~に関して)とは異なり、サーフェスの再生を意味します。
リ・サフェースは、競技用フロアの定期的なメンテナンスに最も適した工法です。
フローリング工事に携わる業者がお奨めするメンテナンスのあり方です。
リ・サフェースとは、塗装面の痛みが比較的、少ない段階で行うメンテナンス(再塗装)です。
ワックスでのメンテナンスと異なり、ウレタンを1回~2回塗り重ねます。
痛みがひどくなると研摩作業、下塗り、中塗り、ライン塗装、上塗りといった工程が必要になりますが、リ・サフェースの場合2~4年といった段階でメンテナンスを行うため研摩作業~ライン塗装までの工程が省かれます。
そのため、低コスト・工期短縮が実現できます。
リ・サフェースは、摩擦などで、機能性が損なわれた塗装面を再生すると共に長期間床を良好な状態で維持することができます。
ここもPOINT
また削り替え時期を延長させるためフローリングの寿命を長く保つことができます。
定期的に適切なメンテナンスを行い良好なフロアコンディションに保ちましょう。
フローリングメンテナンスの種類
床の現状により、様々なメンテナンスの工法があるのでその選定は難しくなっています。
同時に床下地調整、フローリング張替えなどのメンテナンスをすることが理想とされています。
定期的メンテナンスとしては年に3~4回ほど行う、ワックスメンテナンス等があります。
工期は短く、低価格ですが塗装に比べ劣化の進行が速いためメンテナンスの頻度が多くなります。
また、ワックスでのメンテナンスは、塗装より滑りやすくなるため、注意が必要となります。
リ・サフェースは新築時と同様のスポーツに適したグリップになります。
塗膜の強度や密着性、硬度も競技施設用に考えられています。
2年~4年でメンテナンス行うため研摩塗装やフローリング張替などより費用は安くなります。
研磨塗装はフローリングの表面を削り出すことにより、木の劣化部分・あばれ・目違い・ワックス・古い塗膜を取り除き白木の状態にして、ウレタン塗装で美しい仕上がりを得る事ができます。
あばれや目違いの大きくなってしまった状態には最適なメンテナンス工法です。
張替はフローリングの劣化がひどい場合やデザインを変えたい場合などに適していますが、古いフーロリング除去作業や残材処分なども含まれるので価格が高価になってしまいます。
現在、施設で行っているメンテナンス事例を表にしました。
実際に行われているものになります。
新築⇒研磨塗装・新築⇒床全面張り替えなどが行われ、間にフロアを長持ちさせることにも繋がるリ・サーフェスなどが行われていないケースが多いです。
メンテナンスの種類 | メンテナンス頻度 | 価格 | 耐久性 | フローリング素地への ダメージ |
仕上がり |
---|---|---|---|---|---|
ワックス | 年3~4回ほど | 低 | 低 | 低 (ワックス剥離を行う場合、中) |
ワックスでの光沢 |
リ・サフェース | 2年~4年に1回 | 中 | 高 | 低 | 再塗装での光沢 |
研磨塗装 | 10~年位に1回 (フローリングの状況による) |
高 | 高 | 中(削り出すため) | 白木になり 新築時に近い仕上がり |
床全面取り替え(下地共) | 20~年位で1度 (フローリングの状況による) |
高 | 高 | 低 | 新築時に近い仕上がり |
リ・サフェース工法の工程
それでは、リ・サーフェスの手順を見てみましょう!
基本的な体育館への床リ・サフェース(再塗装)の工程です。
体育館の床全体を洗浄し蓄積された汚れやゴミ、油分などを取り除きます。
その後、下地調整を行いウレタン塗装をして仕上げます。
体育館フロアに光沢がよみがえると共に良好な競技環境を取り戻します。
下地調整
下地調整を行っています。
長年蓄積された汚れ等を、取り除く作業です。
下地調整を行う際、既存の塗膜を残すようにして行います。
ただし汚れの付着など既存床の程度によっては、異なる工程が必要になります。
ラインの補修や塗装が必要な場合には、下地処理後に行います。
清掃作業
下地調整後ほこりなどを丁寧に取り除きます。
この清掃が大切な作業です。
仕上げ塗装です。
適正な塗布量のとおりに塗っていきます。
施工完了
リ・サフェースの仕上がり状況です。
光沢がよみがえり良好な競技環境を取り戻します。
リ・サーフェス仕上げ写真集
コートラインプロ・リ・サーフェス・ウレタンメンテナンス事例『一部紹介』
現場名 | 都道府県 | 施工内容 |
---|---|---|
安曇野市豊科勤労者体育館 | 長野県 | リサフェース |
山梨大学体育館 | 山梨県 | リサフェース |
上田第6中学校体育館 | 長野県 | リサフェース |
辰野町民体育館 | 長野県 | リサフェース |
山梨学院大学付属高校体育館 | 山梨県 | リサフェース |
木島平中学校体育館 | 長野県 | リサフェース |
東京都国分寺市民スポーツセンター | 東京都 | リサフェース |
山梨県きくすい様体育館 | 山梨県 | リサフェース |
白馬高校体育館 | 長野県 | リサフェース |
東御市立東部中学校体育館 | 長野県 | リサフェース |
山梨県田富南小学校体育館 | 山梨県 | リサフェース |
辰野中学校体育館 | 長野県 | リサフェース |
車山ハイランドホテル様体育館 | 長野県 | リサフェース |
新潟県南魚沼ディスポート体育館 | 新潟県 | リサフェース |
東京都文京区スポーツセンター体育館 | 東京都 | リサフェース |
信州大学松本キャンパス第一体育館 | 茨城県 | リサフェース |
飯田女子短期大学体育館 | 東京都 | リサフェース |
神奈川県今井地区センター体育館 | 東京都 | リサフェース |
神奈川県立多摩高校体育館 | 神奈川県 | リサフェース |
富士見旅館様体育館 | 静岡県 | リサフェース |
各種施工メニューについて
スポーツコートラインの種類と施工▶管理の注意点やコートの種類など
スポーツフロアメンテナンス▶スポーツフロアの維持管理について
フローリング研磨塗装▶研磨塗装施工の流れなど
フローリング塗装▶フロア塗装の種類など
リ・サーフェス(ウレタン再塗装)▶施工の流れや行う時期など
体育館床金具修繕▶床金具の点検時期など
床下地組▶施工の流れ、床下地工事についてなど
体育器具修繕▶施工や点検についてなど
スポーツフロア施工▶施工の流れや工法についてなど