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天野裕士
【資格】木製床管理者/体育施設管理士/有機溶剤など 【仕事】床職人及び管理を行っている。公共施設の床工事を数多く手掛けてきた。【お客さまへの想い】適切なスポーツフロアメンテナンスを広めていくことに使命を感じ自身で想いを込めた小冊子を作成。 【本人より】スポーツフロアのお困りごとお任せください!!
事務hori

スポーツフロアーの増し張り??
どういったものなんですか??

ツカサ

この時代のニーズに合った非常にエコな改修方法です。
以下をご覧ください。

スポーツフロアー増し張り【重ね張り】改修

道を歩いていると、甘いきんもくせいの香りが漂ってきて、思わず足をとめました。
皆さんお元気ですか?? コートラインプロの天野です。
気づけばもう秋ですねぇ。。。
本日は、夏に行った体育館床工事の様子をお伝えします。
工事内容をご説明します。
現状の体育館床の上に新たにフローリングを貼り込む工事「重ね張り」です。
経済的で廃棄物の発生の少ない方法ですが、下地材が健全であることが条件となります。
また、重ね張りによって生じる周辺の段差の処理方法、床厚の差によって生じる
床性能の変化を十分検討した上で採用する必要があります。
ということで、事前に床調査を行っておきました。
床材も下地も問題ないようです。
新規床材の厚みは18ミリ、現状の床高が18ミリ上がるという事になります。
ステージ下の収納台車、扉部分は建築屋さんの方で段差処理を行っていただきました。
さて、まずは既存床の目荒らし研磨です。
これは、新設フローリングの糊つきをよくするために、既存床面の塗装をはがすとともに
凹凸を解消する役割があるんです。
白くなっているのが研磨した後となります。
お次は新設フローリング張りです。
矢島木材乾燥(株)バリューフローリングのカバ材です。
従来品は脳天からビス留めをし、ダボを施す工程になっておりましたが、
新形状のオザネ加工部分にビス留めを行うので、脳天ビス留めの必要がありません。
表面にダボがないので、その仕上がりは、普通貼りのようなスッキリとした美観を保ちます。
また、ビス留めによって強度が増し、さらに表面材に6mm厚の天然挽材を使用しておりますので、
堅牢で耐久性に大変すぐれております。
写真のように、体育館などでは真ん中から貼っていくんですねぇ!!
貼り込んだ後は、サンダー掛け・ウレタン塗装・各コートライン塗装工事を行い
無事完了いたしました。