相撲のルール

土俵

概要

相撲は元来、神事としての性格が強く、祭りの際に相撲を行う神社も多く奉納相撲と呼ばれており、大相撲春巡業の前後に行われる伊勢神宮、靖国神社、新横綱誕生や正月の明治神宮奉納相撲が有名である。
相撲の歴史は古く、古代、世界各国でも相撲の形に類似形態の競技では、モンゴルや韓国並びにトルコ他ユーラシア大陸の各地で類似の競技の存在が確認されている。
相撲競技は、大きく分けて職業相撲(大相撲)とアマチュア相撲に分けられる。職業相撲は、大正14年に㈶大日本相撲協会として発足し、戦後名称を㈶日本相撲連盟とし今日に至っており、一方、アマチュア相撲は、昭和21年の㈶日本相撲連盟が設立されている。
相撲は日本の国技で二人で競技者(力士)が直径 4.55mの円形競技場(土俵)に上がり、廻し(褌)を着けて行う競技で、規則は簡単であり、土俵から足がでる、土俵の外に手など体の一部がふれる、土俵上で倒れる、土に足裏以外がついた場合、又は反則を行った場合負けとなる。
相撲場の施設は屋外に設けられる場合と屋内に設けられる場合の二つに大別されるが、大相撲とアマチュアの相撲団体では、土俵規格に若干違いがある。

土俵の寸法および規格

土俵の寸法および規格

(以下は、アマチュア団体である㈶日本相撲連盟の規程に基づくものである。)
土俵は、盛土俵(台形型に盛り土したものをいう)とする。特別の事情がある場合は、平土俵(盛土していないものをいう)の施用が認められる。
日本相撲連盟による規格では土俵の表は、一辺 600cm以上 727cm以下の正方形、土俵の土盛りの高さは、30cm~50cmである。
勝負を決定する境界線は、勝負俵の外線とする。勝負俵は、土俵表の対角線の交点を中心とした直径 455cmの円の外側に埋めた小俵とする。ただし、正、向上、東及び西にそれぞれ一箇所ずつ得俵を設ける。埋めた小俵の高さは、土俵表より 4cmとする。勝負俵に使用する小俵の数は、24個とする。そのうち 4個は、徳俵とする。
競技場においては、その正を定め、正から向かって反対側を向正、左側を東、右側を西として東西の力士の控えだまりを設け、向正側には行司だまりを設ける。
土俵寸法図

勝負俵(小俵、徳俵)

小俵(土を堅く詰めた状態)の規格は、長さ 64cm×高さ 14cm×横幅 11cmとし、中に土、砂、玉砂利を混ぜて平均に詰め込み、0.6cmから 0.8cmの太さの縄で 7ヶ所縛ること。
勝負俵に使用する小俵の数は、24個とする。この場合において、そのうちの 4個は、徳俵とする。
伏せ方の断面図

仕切線

土俵中央に、2本の仕切線を設ける。仕切線の規格は、間隔 70cm、長さ 80cm、幅 6cmとし、白色のペンキを使用する。

蛇の目

勝負俵の外側には 25cm程度の幅に砂をまき、「蛇の目」とする。この呼び名は、蛇の目状の二重土俵の名残とも言え、外側の土俵とのあいだに砂を敷いて判定の参考にしていたもので、現在は判定用の砂を外側にもってきたものである。

国内ルール・国際ルールの違い

競技の性質上、国内ルールのみとなっている。

土俵の材質

土俵の材質については、規程上特に定められていないが、土俵の土として適する条件は、次のことが要求される。
・風雨により飛散や流出の少ないこと。
・乾燥に強く、ひびわれなどの少ないこと。
・排水の良いこと。
関東では荒木田土に砂や塩基剤(苦汁)を適当に混合して使用されており、その他の地域においては赤土を使用し、粘性を砂で加減して使用することが多い。
なお、土俵規程(競技の時)では勝負俵の内側に適量の砂をまく、とされている。

競技施設

屋根

土俵規程では、土俵の上には屋根をつるす、と規定されている。また、土俵屋形(四本柱で支えられた屋根付きの土俵)を使用することも認められている。
土俵の屋根には水引幕を張り、正東から右回りに順次、各角に青、赤、白、黒の房をつるす。つまり、東(東北隅)が青房、南(東南隅)が赤房、西(西南隅)が白房、北(西北隅)が黒房ということになる(土俵平図参照)。土俵屋形の場合は、四本柱にそれぞれ青、赤、白、黒の布を同じように巻くことができる。水引幕の各中央部は、正から右回り順次、黒、青、赤、白の揚巻房で上方に絞り上げる。
土俵屋形の例

審判席および選手控席

溜まりの左側に審判長席、右側に副審席を設け向上、東および西の各土俵溜まりの中央にそれぞれ副審席を設ける。審判員席の高さは、10cm~40cmとする。東土俵溜まりおよび西土俵溜まりの副審席の左右に選手の控席を設ける。選手控席の高さは、20cm以下とする。

その他の用具

試合時、必要とするもので水桶、手水杓子、塩籠、力紙、手箒などがあげられる。

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